見出し画像

母と私とアイドルマスターミリオンライブ

同僚の皆様お疲れ様です。めろんぱんと申します。
この度はアイドルマスターミリオンライブシアターデイズ7周年おめでとうございます。

ミリオンには何度感謝してもしきれないほどの想いがありますが、せっかくの周年なので、昨年プロデューサーを始めた私の母のお話をさせてください。

(※このお話の中には一部SideMのゲームに関するネガティブな話も含まれます。母が765プロダクションでプロデューサー業を始める重要なきっかけになるため避けることができません。恐れ入りますが目に入れたくないという方は「2.いろいろなアイドル達」から閲覧いただけると幸いです。)


1.新しい事務所との出会い

母がミリオンと出会ったのは去年4月。
アイドルマスターSideM GROWING STARS(通称サイスタ)の
サービス終了を発表したのがきっかけでした。
当時、毎日ログインし担当である都築圭さんと北村想楽さんに挨拶したり
バレンタインイベントに親子で奔走したりガチャ天井を経験したりと
日々をサイスタともに過ごしていた中での突然の会見に驚きと悲しさで
お互いに大泣きしたことを覚えています。
心の拠り所である事務所がなくなる。耐えきれなかった母は
大好きだった「ゲーム」自体を離れることとなりました。
サービスが終了した後も長い間母のスマホの中では315プロダクションが残っており「間違えてタッチしちゃった」と茶目っ気たっぷりに話していたもののどこか寂しさを感じさせるような顔に見えました。

そういった出来事があり別の事務所の業務に勤しもうとアイドルマスターミリオンライブシアターデイズ(以下ミリシタ)をプレイしていると母がのぞき込んできました。
「やってみる?」と誘いアイドルのみんなを見せてみるも、
首を横に振り「私には、難しいから」と苦笑いで返されてしまいました。
一度アイドル達との別れを経験しているため
何かを始めることに対して臆病になっていたのです。
私も無理強いはせず気になる素振りを見せた際には「こんなゲームだよ」と
見せたり「こんな曲が好きなんじゃない?」と
MVを見てもらったりと
少しづつ触れる機会を作っていました。
そんな日々を過ごしていましたが、急に”その日”はやってきたのです。


「ミリシタのダウンロードはどうやるの?」

笑顔でもなく、真顔でなく。いつも通りの母の雰囲気ではあるものの、緊張した面持ちでホーム画面が表示されたスマホを差し出されました。
正直、接している中で母はミリシタを始めないと思っていました。
意外と頑固で、ほかの人から意見は聞くもやはり最後は自分の考えを大切に決めたことはあまり曲げたくないタイプなため
(「やりたい」と本人から話していないからずっと様子見してるんだろうな)と娘の勘を働かせていましたがそんなことはありませんでした。
母が自ら積極的に初めてのことに挑む姿が見れてとてもうれしく
意気揚々とアプリストアからインストールし
親子で765プロダクションプロデューサーとしてお仕事を始めました。

2.いろいろなアイドル達

さて。皆様ご存じの通り、765プロダクションには総勢52名のクールでかわいく、わんだほーなアイドル達が所属しています。
そう。新人プロデューサー最初の関門。名前を覚えなければいけません。

もちろんすぐに担当アイドルを見つけるのも良いですが、
私の母は基本を大切にするタイプで受験生のようにすべてのアイドルを覚えたがる性質があります。(以前315プロダクションプロデューサー就任時(サイスタを始める前)にはHigh×JokerとCafé Paradeのメンバーの多さに混乱しながら49人を覚えました。)

「これは…まおちゃん」「宮尾宮也ちゃんね。」
「これ髪型違うよね?!」「それはねSHSの百合子ちゃん。」
たまに検索欄に出てくるSHSに翻弄されながら(髪型が変わると全然わからなくなるらしい)何とか覚えていく中で、あるアイドルと運命の出会い
いや、再会を果たすことになります。

「この人見たことある」そう話す母の視線の先には上品な出で立ちのアイドルの姿が。
「さくらもり、かおりさん。」
大人エレガントな香り漂う音楽教室のお姉さん。
桜守歌織さん。
実は母、彼女に会うのはこれが初めてではありません。
以前私の付き添いでMOIWに遠征した際DAY2でその姿を見たことがあるのです。その時の母はSideMのみ履修済みで他の事務所のアイドルさんは知りませんでした。

母の好きなタイプは二次元、三次元共通で
「落ち着きがあり、少し抜けている部分があるが歌が抜群に上手」
桜守さんは
「落ち着きがあり(大人のお姉さん)少し抜けている部分があるが(朝に弱く子どものような一面もある)歌が抜群に上手(歌のお姉さん)」
こんなに一致することがありますか?と疑うレベル。
まさしく”運命の再会”となったのです。

3.まずは、一歩。

習うより慣れよ。思い立ったが吉日即行動がモットーの母はすぐにHPで桜守さんの歌唱曲やカード、出演イベントまで。周辺情報を至る所まで調べ尽くしました。
Justice OR Voiceのかっこよさにやられ限定衣装が欲しいと嘆いたり
花ざかりWeekend✿の衣装を全員分揃えMVを楽しんだりと
スポンジも驚きの吸収力でどんどん桜守さんの情報を取り込んでいきます。
担当のAlttesimo目当てで配信を見ていたオケコン(別日)に出演していたと知った時には「どうして…知らなかったんだ…」と声にもならない悲鳴を上げていました。

また、声優さんが出演されるライブにも興味を持ち始め
10thLIVE TOUR Act-4 MILLION THE@TER!!!!DAY2を一緒に視聴しました。


SideMでキャストさんのライブは何度も経験していますが
ミリオン単独は初めて。MCに困惑することもありましたが
こんなまとめを作るぐらい沢山の感想をもらいました。

そして、ぼそっとこんなことを話しました。

「次は、ライブに行ってみたい。」

今までミリオンに触れていなかった母がここまで魅力を感じ
毎日ログインし、新しいアイドルや曲に触れ
ミリオンライブを通してさらに目標が生まれたのです。
そんな瞬間に立ち会えたなんて。こんなに嬉しいことはありません。
まさに生きがいともいえるコンテンツに出会えて
毎日が幸せそうな母を見るのが本当にうれしく思います。

4.「末永く」

最後に母へ「ミリシタ始めて良かった?」と聞いてみたところ
「桜守さんに出会えたし良かったよ~」と満面の笑みで答えてくれました。

もし、あの時私が「やってみる?」と声をかけていなければ
きっとこんな生き生きとした姿は見られなかったでしょう。

生活の中にも根付き、朝リビングではフルコンボに挑戦するタップ音が響き
夜はイベントを走るためお仕事に励んで
本当に熱心にプロデュースを続けています。
私生活でもリンゴの商品を見つけると「ほらこれ、ひなたちゃん!」と買ってきてくれるなど我が家では文字通り ミリオンライブ=生活の一部 となっています。

我が家のひなまつり

酷なことを話してしまいますがだんだん年ということもあり
夜寝る時間が早くなったり、プロデュース中に目に負担がかかり
あまり長い時間続けられないという難しい点もあります。
そんな姿を見るたびに何だか胸がぎゅうっと締め付けられるような
不安や切なさがこみ上げてきます。

この時間が永遠に続くのは無理でも
1日でも、一分一秒でも長く続きますようにと
同僚として、そしてたった一人しかいない娘として願っています。

また、お出かけしようね。

めろんぱん


いいなと思ったら応援しよう!