恋愛して救われたい

社会人生活がスタートして結構な日数が経った。社会で働くことってこんなに難しいことだったのかと毎日思っている。

一緒に働く人たちは優しいし、分からないことがあればすぐに飛んできてくれる。BtoCではないのでクレームでお客さんから怒鳴られることもない。友人たちから聞く労働環境と比較すれば圧倒的に良い環境で働けている。

でも、しんどい。やりがいとか面白みを感じることが少ない。その中で、毎日朝早く起きて1日の内ほとんどの時間を仕事に費やして夜に家に帰る。家に帰ってきてもご飯食べて寝落ちしてしまって起きてお風呂に入る、みたいな過ごし方。

この生活を続けてみた結果、「家に帰って一人でいることが辛い」という感情が生まれてきた。一人暮らしは学生時代からしているのだが、あまりこの感情に出くわしたことがなかった。誰にも干渉されず自由に過ごせる一人の家が大好きだったからだ。でも、最近は誰か家にいてほしいと思うようになってしまった。誰かが家にいて、会社の話をしたり、愚痴を聞いてもらったりしたい。話をしなくとも、一緒にご飯を食べたい。3年くらい一緒に居る彼氏が欲しい。最後の一行が草すぎる。結局「誰か」ではなくて「彼氏」が欲しい。

「彼氏」が欲しいと言っても、最近はアプリをするような気持にならない。会社に出会いがないなら、アプリや相席居酒屋に行くなど、自分で行動しないといけないと私は思う。しかしながら、結局そういうところにいる人ってどうなのよ、と長くアプリをやっていた私的には思ってしまう。私のようになんとなく自分の拠り所であったり、心に空いた穴を埋めてくれる存在を探しているだけでは?性欲を満たしたいだけでは? こういう感情で出会って付き合うのって「本物」の恋じゃあないんじゃないのっていう、拗らせすぎている自分がいる。

あとは、今の自分に自信がない。自分が自分のことを誰かにおススメ出来ない。「私ってこういう良いところがあるんですよ!」「私のこんなところ可愛くないですか!?」とは言えない。こういう時って恋愛してもいいことがない気がする。

でも、仕事に奪われた心って恋愛の甘さでしか満たせないのではとも思う。

恋愛してる時の幸福度って何をしていても勝る。作業してる時も「私ってこんなに素敵な人と付き合ってるからな~♪」とかいう感情が出てきてかなり幸せでいられる。

私の大好きな「ゲスの極み乙女」の歌にはこんな歌詞がある。

「端くれが得る幸福は恋以外にないものか」

すごい、この歌詞。やっぱり川谷絵音じゃないとかけないでしょ。つまらない人生の中で恋以外に得られる幸福ってほとんどない。何をしていても大変できついけど、恋だけが人生を楽しくしてくれるんだっていう歌詞として私は解釈していて、かなり恋愛に比重をおいてはいるけど今の私にはめちゃくちゃ響く。だって毎日労働人生なんだもん。趣味もあるし、それを楽しんではいるけど、恋愛の気持ちの高まりって確かにそれを越えていく。

恋愛している時の気分の高低差も風邪ひくほどだとだるいんだけどね。


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