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ほぼ日手帳:9月のひとコマ絵日記
こんにちは!デザイナーの meron です!
早いものでもう12月。身の回りで大きな変化などがいくつか重なり、元気がなくなってしまい、ひとコマ絵日記の更新も8月から止まっておりました。
絵日記自体は12月の今日まで描いてあるのですが、10月と11月はあまり人に良いお裾分けができるようなたのしい部分が少なくなってしまったので、載せないことにします。12月にはたのしいが戻って来れるよう、無理しない範囲で自分を取り戻せるようにしたいです。
9月に関しては、まだ元気が残ってたので、このまま更新します。以下の文章とは少しテンションが違う始まりとなりましたが、ご興味あればのぞいてみてください。
* * *
去年に「ほぼ日手帳:ひとコマ絵日記のすゝめ」を書きました。
そこでも書いているのですが、わたしは毎日たのしい!ってテンションあがることが多いです。でも、1年振り返ってみると記憶に残ってる出来事って少ない…。そんなのもったいない!!と思い、パッと見返せるひとコマ絵日記をつけるようになりました。
Twitter や note の記事を含めた自分の1ヶ月まとめにはなりますが、ご興味あればのぞいてみてください。
それでは、9月の振り返り。
ドーン!!
■北斎づくし
北斎好きとしてはこの展示は行かないと!と思って行ったのですが、なんとまぁ圧巻。天井から床まで北斎漫画びっっっしり!!マスクの下はニヤニヤで、心の中で「おおおおおおお!!」だった!
むかしは北斎漫画の何がすごいのかを全然わかってなかったんだけど、この日はとってもおもしろかったーーー。
体型、動き、生活など人の描写もたのしいし、いきもの、植物、岩、建物、道具、この世からあの世のものまで…描かれてるものが幅広すぎる!!目に見えるもの・考えつくものすべて描いてるのでは?と思っちゃう。どれも観察がすごい。構造を理解しての描写に溜め息がー。
この鳥居は!三柱鳥居(みはしらとりい)!!
以前、墨田区の三囲神社(みめぐりじんじゃ)に見にいったけど、北斎漫画にあるここはどこなんだろう…。
北斎漫画は10巻でおわりよ!大尾!といったおじいさんが…
あまりに人気で11巻続編発売!
炭と薪と扇子…ダジャレが隠れてます、笑。「すみ・ま・せん」なんともお茶目でクスッとしてしまう。
なにこの部屋ー!!!!!
もはや描き込みヤバイ漫画…すご…。ちょっと村上隆の五百羅漢図展を思い出した!
図録でかっ
買うか迷ったけど、情報量多くて購入!!久しぶりに見返そう。
■屋久島の延期
9月は、東京の緊急事態宣言も延長になっていました。
ということで、一緒に屋久島へ行こうと決めていたお友達と、延期会議。この時期はどうだろうか、予測もできないねと話を重ねつつも、行きたい場所がある、やりたいことがあるってたのしいよねーと話しておりました!
延期はもう4回目くらい?
宣言下じゃないタイミングで、地元の方々に不安を与えない整えをしてから行きます!しばしがまんじゃー!!!
■植物展
国立科学博物館でやっていた、植物展。
まわってて思ったのは、植物って本当に能力がすごい。
幼虫に葉っぱを食べられると、幼虫を捕食する虫を呼び寄せるSOS成分を出してやっちまうとか、その成分をご近所が感知して準備し始めるとか。くあっ。しかも毎月の瀬尾さんとの植物観察で、より展示が楽しめた気がする。
ランのほそーい蜜を吸ういきものがいるのでは?とダーウィンが考えてたら…
実際にみつかったー!!
40年後に!!
いやー、ぞぞぞぞっとした。この前の北斎も興味関心の範囲にため息だったけど、ダーウィンにも同じことを思う。
世界最太の樹。行きたい…!!みたい!!!
会場にはこの幹周りの再現が天井にされていたんだけど、とっても大きい。実際に見てみたいなぁ。
実際は種子がどんな感じでおさまってるんだろう…これも自生する環境でみてみたいなぁ。さいきんのマイブーム1は、種子を顕微鏡で眺めて構造を観察することです。
水草もすごい。水の中では細いわしゃわしゃなのに、水面にでると丸い葉になる…え、すごくない…?
あれ?これって牧野富太郎がジーっと見て発見して、色々と盛り上がったやつでは…?植物画の描写もすごかったやつ(語彙力🙅♀️)
そして、その日はその足で…
神保町ヴンダーカンマーにも行ってきた!
2年前も買うか迷った立体標本。かっこいいんだよなぁ。
この大阪市立自然史博物館はエッジがきいてて好きで、前回はセミ下敷きと本をかった。今回は、前に気になってて買わなかったウスバカゲロウファイルをかった!
いつ使うんだ!
大阪市立自然史博物館、行きたいなぁ。
■近くの山へ登りに行く
久しぶりな登山。この光景を見た瞬間に、富嶽三十六景の神奈川沖浪裏のようだなぁと感じる。山の重なりがまるで波みたいで、全体のバランスがとても美しかったー。
レオナルドダヴィンチが、遠くにあるものが青白く霞んで見えるのはなぜなのか?って空気遠近法を見出したのもすごいなと思う。
そこからつながって、グラデーションとか陰影を考えていくと、北斎の娘のお栄(葛飾応為)もすごいよなーとかどんどん広がる。
目にした景色の中で、なにをどの視点からとらえるか。空も地形も植物も距離も光も色も環境も重力もある。それらを気づける知識があると、なんでもおもしろくなっちゃうよね。憧れるなぁ
触りすぎてキューキュー怒られた。
キノコを撮りに行ったわけではないのだけど、盛り上がってた!
キノコにまぎれてた変形菌の子実体みつけてテンションあがったり、穴の中におさまるマメホコリっぽいのが可愛らしかったー。
そして外で飲む桃の生ジュースがめちゃくちゃうまかった!!桃を食べるタイミング逃してたからうれしい。あっという間に逃げてしまった夏を、ちょっと取り戻せた気がする。
■季節のアクセサリーが好き
ふと金木犀の香り。そして彼岸花も盛り上がっている時期。
最近のちょっとしたマイブームその2は、季節の植物のアクセサリーを買うこと。夏は紫陽花のシュシュをつけていました。秋冬は枯葉のイヤリング。
なんだか季節をたのしむって、テンション上がりますよね。
■9月のせおさんぽ(植物観察)
この日の植物観察は過去最高130種!
しかも初耳なものも多くて、途中からオーバーヒート。当たり前なんだけど、目で見える範囲でも知らないことって1日に100以上あるなんて、なんて素晴らしき多様な世界なんだと感激する。
中でも夢中になったもの…
こちらヤブミョウガの種子で、未熟ver。なんだかパズルみたい!!!
これが成熟すると…
バラバラになる!!!
この立体パズルをバラバラにしないまま、外の黒い皮をただただ上手に剥がしていく遊びを30分くらいやってた。なんと高尚な遊び!!!
成功は、しませんでした!!!!
バッラバラ!!
こちらひっつきむしらしいので…
急遽、ひっつきむし選手権を開催!!
さあ、誰が勝ち残るか!!
ツリフネソウの花の構造と、送粉者のハナバチに感嘆したなぁ。
虫もたくさん。
うつくしい色合い。
正面からの愛嬌ある顔。
雨に濡れ、朝だからジッとしてるスジコガネ。
死んだふりを長時間するウスバカゲロウの仲間。かわいい…好きだなぁ。
美しいといえば、リョウメンシダの裏側も。
そして夕方。
ひっつきむし選手権優勝者は…
アレチヌスビトハギ!!!!!
ちなみに他の月の散歩でも、貫禄を発揮してます。
けど、ひっつきがよすぎても地上に落ちれないと意味がないジレンマがあるみたい。ちょうどよい戦略って、なかなか難しいんだなぁ。おもしろい!
■まとめ
好奇心、探究心、知らないことを知る。というのは、わたしにとって元気の源のように思います。この2ヶ月間は、自分の能力の低さであったり、様々な面が重なって閉じこもってしまい、全てが止まっていました。
けど、行くか迷っていた植物観察では、気づいたらいつも通り質問しまくって1日笑ってました。色んな人に会いに行くのも元気が出る。日常でも、笑かせてくれたり、話をきいてくれたり、元気付けてくれたり、そっとしておいてくれたり。いろんなコミュニティの人がそれぞれの考えで支えてくれて、とてもとてもありがたく身にしみて感謝しています。おもしろくて、やさしくて、芯が強い人たちが多い。
12月は、たのしみカムバックキャンペーン!を自分にしてみます。どんなに底辺になろうが、停滞することも上げていくことも自分次第。疲れたらまた休めばいい。
それではまた!!