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すべてのはじまりがV6でした
結成26年のV6がもうすぐ解散する。
物心ついたころにはすでにデビューして活動をしていたV6。当たり前はないとはわかっていながらも、V6だけはどこかこの先もずっと共に時を過ごしていけると思ってしまっていた矢先の報せだった。
V6をきっかけにジャニヲタになった私。色々な経験をさせてもらいました。Vヲタ人生をふりかえりつつ、V6への愛と感謝をこの場を借りて叫びます!
はじめに. V6という存在
私にはあまり箱推しの考えはなく、グループにひとり絶対的に好きな人を定めて、徹底して応援するという方針です。もちろん、他のメンバーが嫌いというわけではないし、同じグループとして他メンバーも応援するけれど、お金や時間や想いはすべて自担に捧げたいという考え。
そんな私でも「V6」という概念はもはや尊すぎるし、紆余曲折ありながらも6人が26年間大切に守り育て続けてきたものだということは歴史が物語っているからこそ、愛さずにはいられないと強く思うのです。
こう思えるようになったのは20周年のタイミングで6人のグループへの想いを赤裸々に聞いてからでした。6人それぞれに葛藤があり、アイドルを続ける難しさや苦しさを感じながらも「V6」への愛で乗り越えてきたのだと知りました。6人がちょうど良い距離を保ちながら、干渉しすぎずも、お互いを想い合うことで成立した、奇跡のようなグループなのだと。解散を発表してからも、彼らは今までと何ら変わりなく、いつもと同じように過ごし、ステージに立っていました。ファンへのメッセージは言葉では多く語らず、ステージ上でみせるという姿勢もずっと変わらない。伝えてくれることは、私たちへの感謝とこれからも笑っていてほしいということ。
そんなシンプルなメッセージをこの1年弱を通して、丁寧にまっすぐに伝えてくれてありがとう、とただただ思うのです。
1.あまりに美形な岡田くんに恋をした(02~)
いまは健担ですが、実は岡田くんに恋をして、V6を好きになって、すべてがはじまったのです。岡田くんとの出会いは「木更津キャッツアイ」のぶっさん、「恋愛偏差値」のリュージと「学校へ行こう!」。とくに「恋愛偏差値」で、岡田くん演じるリュージが中谷美紀におでこにキスするシーン!何回も巻き戻してみました…。小学生には少々刺激が強く死ぬほどドキドキしたっけ。それから、小学校の卒業文集に好きな芸能人を「岡田准一」と書くほど、岡田くん好きに。まだまだ茶の間で応援していた中学生のころ、同じクラスの友達がVプログラムのコンサートDVDを貸してくれて、アイドルとしての岡田くんにますます恋に落ちる。。「上弦の月」の岡田くんかっこよすぎるやろ…!ということで、ファンクラブの入会方法を調べて、郵便局へダッシュ!!岡田くんに会いたい一心で。
その翌年に開催されたのが10周年コンサートでした。過去の曲もTSUTAYAで全部レンタルして、何度も聞き込み予習はバッチリ。ベストアルバムをひっさげたツアーだと思っていたのに、まさかのアルバムツアーで、幼い私にはショックだった記憶が。笑 この頃は理解できなかったけど、解散する年もアルバムツアーをしてV6を更新し続けようとする姿勢は今も変わってなくて、今ならその意志を理解できるよ。
話を戻して、私のV6の初現場は握手会でした…!今考えれば恵まれてたなぁ。当時は交換せずとも1名義で2公演とれていたので、握手会とコンサート2日間と夢のような日々を過ごす。精一杯おしゃれして、初めてちょっとお化粧もしていった握手会。緊張しすぎて言いたかったことを何も言えなかったけど、健くんがほんとにじっと私の眼を見て、力強く両手で握り返してくれたことは一生の思い出だなぁ。(当時、自担だった岡田くんのことはなぜか思い出せない…笑)その翌年には、聖地の代々木第一体育館のコンサート(グッデイ!コン)にも初参加して、どんどんV6のことが大好きに。
幸せの青い封筒、当落の繋がらない電話、郵便局の払い込み用紙、遠征、手作りうちわ、たくさんのジャニーズ用語(担当・イッピ袋・出待ち入待ち・オリキ・ヤラカシ・シンメ等々)、ヲタクブログ開設、黄色い掲示板でチケット探し、ロケ地巡り、切り抜き集め、WS&CM捕獲など、ジャニーズのことを全くわからなかった私が水を得た魚のようにどんどん吸収して、立派なジャニヲタにさせてもらいました…!!
2.オカダとの決別と嵐ブーム到来(08~)
さてさて、立派なジャニヲタになった私ですが、10周年を超えてしばらくしたあたりでいわゆる「岡田准一の反抗期」が到来しました。この事象に名称をつけてくれてありがとう、岡田さん!(20周年のときに自身で認め、発言した。詳しくは20周年パンフまたはライブDVDを参照)
当時の岡田くんのことは本当に忘れられないです。ガコイコの収録で一言も喋らない時があったり、殆どロケにでなかったり、ドル誌で来年やりたいことは?の質問に、他のメンバーは全員「コンサートでファンのみんなに会いたい!」と答えてたの対し、岡田くんだけ演技仕事のことを話してたよね?演技仕事からファンになったものの、やっぱりアイドルとしてのV6の岡田くんを応援していたので、もやもやが募るばっかり。あの頃の岡田くんの態度や発言で、「彼はV6の仕事が好きではないんじゃないか?アイドルやめたいんじゃないか?」と思うようになって、なんだか裏切りのような、やるせなさを感じてしまい、どうやって岡田くんをみればいいのかわからなくなっていった。
当時、学校で仲良かった友達が嵐の櫻井くんのファンで、私も相葉くんが気になるように…。岡田くんを素直に応援できなくなっていたので、嵐が少しずつ人気になって、その勢いに乗り遅れまいと私もどんどん嵐にのめり込んでいきました。そんな経緯で岡田担を降り、V6コンサートには入るものの、ゆるく応援スタイルへと変わっていったのでした。
3.健くんに居場所をもらった(12~)
岡田くんから担降りをしてからというもの、V6に担当が不在のなかで応援していくことに、少しの居心地の悪さを感じていました。V6自体は好きだけど、やっぱり1人を一生懸命応援したいというスタンスからくるものでした。
3年くらいたったタイミングで、セクバニコンが開催。アルバムも出してないし、シングル中心のコンサートなのかなーとそんなに期待してなかった。蓋を開けてみれば、コアコアな曲メインのマニア向けセトリのコンサート!!!曲もJPOPからはみ出た電子音多めの好きな曲調が多い!なにより、supernovaを初披露した時の悲鳴に近い歓声と異様な盛り上がり!まだ音源化していない未発表曲を急にセトリにぶっ込んできて、動揺するヲタクたち。あまりにかっこいい振り付けと演出に圧倒されるも、必死に食らいついてくあの空気が何より楽しかった!そして、このコンサートの健くんのパフォーマンスで私は健担になろうと決意!そこからは健くんにたくさんの優しさや愛情をもらってすくすく健担として育つことができました♡笑
岡田くんにはあれから少し苦手意識があった私。20周年を迎えて、MCやパンフレット、「此処から」の歌詞で、当時のことをおそらく初めて言及してくれて…。
「自分が、目の前の情熱を求めていたために、そのことだけに気持ちが強くなってしまっていたんだなってことが、今ならわかります。」
この言葉を聞けただけで、もやもやしてたあの頃の気持ちが消え去り、成仏できたような気持ちになれた。MCでは、そんなに積極的に話したり盛り上げたりする側ではなかったのに、20周年で率先してボケ役・盛り上げ役に回っているところをみて、彼は変わったんだなぁと気付けました。芸能界を生き残るために、「俳優」としての仕事にすべてをかけてストイックに努力し続け、日本アカデミー賞俳優になるまで認められた彼を、今は心から尊敬・応援しています。20周年というタイミングで、メンバーのそれぞれのデビューから今までの心境を話してくれてありがとう。ここでようやく私もV6というグループを改めて好きになれたように思います。
さいごに.V6がくれたもの
まだ、「V6」というものが今後更新されなくなってしまうということに全く実感は持てていません。V6のコンサートは1曲1曲に対する向き合い方が深く、曲の世界観を歌・ダンスだけでなく、映像・照明・ステージングなどの高い演出でみせてくれるのが本当に好きでした。常に「最高」を更新し続け、新しいもの・面白いものを魅せてくれる。そして、ファンにひたすら寄り添ってくれる。
V6というグループは派手ではないし、ガツガツもしていないから、世間はそんなに注目していないことも正直あったように思う。でも、26年間を振り返り、関わった人たちの声を聞くと確実に愛されていて、彼らの仕事への姿勢と人間性がすべてを物語っている。そして、私もそのひとり。そうやって、V6の輪が少しずつだけど着実に大きくなっていってたのだなぁ。
約20年間、V6と濃淡ありながらも同じ時を過ごしてきて、一緒に笑ったり泣いたりできて本当に良かったです。
今は、V6以外のジャニーズグループも応援しているけれど、すべてはV6というグループに魅せられてから、はじまった。V6を通して出会ったファンの方は本当にいいひとばかりで、そんなところもV6の人間性が反映されるのかなぁなんて思ったり。
たくさんの素敵な思い出をありがとう。幸せをありがとう。誇ってくれてありがとう。
11月1日、直接会うことは叶わなかったけれど、画面越しで、最後の同じ時を過ごせたらと思います。
愛に溢れたV6とファンと一緒に。