塾や予備校に一度も通うことなく現役で早稲田政経に一般入試で合格した話①
最初に言います。
私の大学受験体験談は環境が独特過ぎるのと奇跡が多数重なった結果であるため、真面目にコツコツとお勉強を頑張っている受験生の参考にはならないかもしれません。ですが私は高3の夏休みの平均勉強時間は3時間半、早慶他学部に全落ちしながらも政経のみ合格、という奇跡を起こしているので、全国の受験生に希望を与えたい、と言う思いからこれを執筆しています。以上を踏まえた上で最後までお読みくださると幸いです。
結論から話そう。タイトル通りである。
私は高校3年間一度も塾や予備校に通うことなく、「現役で」早稲田大学の政治経済学部に「一般入試で」合格した。
まずは私のお勉強人生をつらつらと語っていく。なぜなら私はめちゃくちゃ努力したわけではないから以下の前提条件は非常に重要になってくるからだ。自分語りすみません。
物心ついた時から私は「なんか自分頭いいな」と漠然と思っていた。孫正義財団に在籍するような天才児童たちが存在する中でこんなこと書くの恥ずかしいが確かに平均より上であったことは間違いない。
幼稚園の年少さんの時には既に大体の字が読めたので周りの子に「本読んで」と頼まれることも少なくはなく、私は有頂天で読み聞かせをしていた。多分これが私の自惚れの原点である。
発表会のナレーションを2年連続務め、卒園式では答辞を読み、制服のモデルまで務めた。しかし私の人生は幼稚園生がピークであった。ここからどんどん自己肯定感も人生に対する満足感も下落していくことになる。
まずは人生最初の試練、小学校お受験の到来である。
私は大学までエスカレーター式になっているカトリックのお嬢様学校2校を受けたのだが、1校落ちた。正直自分より賢い子供などいないと思っていたので衝撃だった。
しかし思い返してみると明確にこれが原因だな、と今でも記憶に残っている出来事がある。どちらも学校に修道院がついていてシスターが教員を務めるような学校なのだが、私が落ちた方は特に厳格な学校だった。面接もシスターが行ったのだが、「好きなテレビ番組はなんですか」と聞かれ、普段私は特にテレビを見ない子供だったにも関わらず、何か答えなければならない!という思いからとっさに「バラエティ番組です」と答えてしまったのである。間違いなくシスターの表情が曇ったのを記憶している。面接終了後母に「どうだった?」と聞かれ、「〜〜っていう質問をされたけど、日本昔話って答えたよ!」と答えるくらいには私は既に平然と嘘がつける子供だった。
落ちた、と母親に聞かされた時は驚きで口が開いたがもう一つの3つ上の姉が通っていた方に受かっていたので正直まあいいか、と思った。首都圏の人間なら大体名前は聞いたことがあるような学校だし、現在に至るまでとっても仲が良い友人と何人も出会えたため後悔は全くない。当時も幼かったため学校の特徴が〜とか教育の内容が〜、とかはわかる筈もなく、「近所の野蛮な子と一緒の学校に通わなくて済んでラッキー」くらいにしか思っていなかった。ちなみに姉は小学校受験の面接の際両親に挟まれて座ったらしいのだが、その両親の椅子に手をついて面接の間中ずっと左右に揺れ続けていたが合格しているので正直小学校のお受験は何を見ているのかはいまだにわからない。その学校はそこそこ有名で倍率も高かったのでますます謎である。姉は頭も悪かった。
かくして小学校に無事入学。電車で1時間かかるところだったので朝5時半起きの地獄が始まった。毎日泣きながら電車に乗っていた。
小学校に入ると幼稚園生よりも勉強色が強くなるため、他人と競うことが大好きな私は楽しくてたまらなかった。
今になって気付いた恐ろしい真実だが、日本の教育における尺度で測る「学力」で言うと、子供は6歳の時のレベルがその後大学現在までそのままである(個人的偏見と体験に基づく)。この記事を読んでくれている小さい子供を育てている親御さんがいたらこの事実を胸に刻んでほしい。
1、2年生の時のクラスで特に勉強ができる子が3人いた。1人は私であるが、結果的に、私は早稲田大学、もう1人は上智大学、もう1人は東大に入った。
学歴至上主義ではないし自分の学歴に大したプライドも持っていないが、その頃からお勉強ができなかった友達はみな聞いたこともないような大学か偏差値の低い女子大に通っている。
個人的に幼少期にそこそこ頭が鍛えられたな、と思うものはやはり読書と、それからそろばんである。私は5歳から近所のそろばん教室に通い、最終的に12歳で2段を取得してやめたが、数字への抵抗をなくす、先の見通しが立てられるようになる、という点でそろばんは非常に有益であったように思う。今でも3桁×3桁くらいの計算なら空で出来るしね。子育て中のママさんパパさん、この記事を閉じたらすぐに子供をそろばん教室にぶち込みましょう。
長くなったので②に続く。
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