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旧TwitterCEOも実践していた?インプロ(即興演劇)ってなに?

それぞれの才能や情熱を認め合い、ワクワクしながら生きる人が溢れる社会を作るため、インプロ(即興演劇)を使った企業研修や、子ども向け表現ワークショップをしています。

このたび、より個人にフォーカスするためコーチングサービスをリリースしました。

しかし、言われてないけど聞こえてきます。
「インプロってなに?」の声が。

わかります。
聞いたことないですよね。
演劇をやっている人か、人材育成に関わる方でたまに知っている方がいるくらい。マイナーなんです、ジャンルが。


でも実は、パワーはすごいです。

海外ではGoogleとかNetflixが社内研修に取り入れていますし、旧TwitterのCEO(ディック・コストロ氏)は真剣に即興演劇にのめり込み、彼の人生哲学に大きな影響を与えたと話しています。


日本でも、経済産業省や児童相談センターなどで研修が実施されています。
(私の会社がやったの!すごいでしょ!笑)


さて、インプロの学術的な話や歴史的な話は、別の得意な方にお譲りして。
具体的にどんな特徴があるのか、私の体験を通して紹介します。


あなたが勝手に作っている制限(=恐れ)を取り除くスタイル


インプロは、即興演劇のことを言います。
即興演劇なので、台本がありません。
台本がないので、設定も決まっていなければ、役も決まっていません。


ただそこに、舞台があるだけ
何をしてもいい。
どこに行ってもいい。


最初のうちは誰も評価しないし、
評価されたとて仕事や人生に具体的な影響があるわけではない(パフォーマーは一旦脇におくよ。俳優さんじゃない一般向けの説明だからね)


はい。
あなたは何をしますか?


否。あなたなら何ができますか?


舞台に上がることができますか?
何かセリフっぽいものを出すことはできますか?
何役を演じるか決めることができますか?

できるとしたら、
お母さん役ですか?友達役ですか?
宇宙飛行士や、もぐら役はできますか?


なんでもいい。
なんでもできる。
制限はないし誰も否定しない。


そんな中で、自分が「これは嫌」「ここまではできない」
そう感じるものが、場所が、あなたのいまの器でありあなたのいまのキワ。
あなたが自分で作っている制限です。


ちなみに私は、まず舞台に上がれませんでした。
袖で震えまくってた。感情を抑え込んで無理やり舞台に上がっても、「やだやだやだ。こわいこわいこわい」と脳内で爆音流れててすぐにへこたれた。

この時すでに演劇歴4年
小劇場といえど舞台には10以上立ってきた。
でも、全然無理。小動物ぐらいの感じで震えまくってた。


で、だ。
その制限を越えたい時、他の人がよくやるのが
「越えるぞ!自分は越えるぞ!!!行くぞ!!!」と気合を入れまくる、とか。

この制限ができたのは、幼少期のこういう体験の結果で、このトラウマを引きずっているんです。などと分析する、とか。


いいけどね。
気合いも分析も、悪いわけじゃない。
なんなら私もかなり本を読んだし、大学の授業に心理学系が多かったおかげで、自分について理解できたことも前を向けたこともたくさんあった。


でも!でもだよ!

動けない理由が分かっただけで動けるようにはならなかったわけだ。


私は回避性パーソナリティ障害みがあるから、人と親密になることを避けてしまうんだね。と、わかって、引き続き親密になることを避けるわけですね。

なんなら、同じようなことをしてしまった時に、
「ああ、私は回避性パーソナリティ障害だから、ダメなんだ!」と自分を攻撃する道具にすらしちゃったりして。


だから私にとっては、原因を分析することよりも、気合を入れてなんとか一歩だけ進めることよりも、「いま怖いと感じていて動けない」という現実に直接アプローチする必要があった。(いま思えば)


そのときに、このインプロのアプローチがとんでもなくマッチしたのです。


「怖い」「できない」と思ったらレベルを下げる


何役か決めるのが怖い。
(文字にすると意味不明だけど、実際ワークしてみるとこのパターン結構あるんです。自分が何者かを定義するのが怖い。責任が伴うから。たかが遊びの物語ですら怖い場合が多い。いわんや現実をや。)

ならば、

まず役は決めておいて舞台に立つことにする。
それも怖かったら、舞台ではなくみんなで広がってそれぞれでやる。
それも怖かったら、何者か決めるだけで終わるゲームに変える。
それでもダメなら、名前だけ決める練習に変える。
それも無理なら、思ったことをいうゲームをやる。

みたいな感じで、最後の目標を見据えつつ、「今これならできるよ」ってところまでステップを小さく小さくして、登れるようにしていく。

小さな小さなステップを、実際に身体を使って声に出して登っていく。

思ったことが言えたら、名前を決めてみて、それもできたら名前と何者かも決めてみる。二人だけでできるようになったら人が見ている中でもやってみて。そんなことしている間に、いつの間にか怖さが小さくなって、その頃には現実でも思ったことが言えるようになっていたりする。


身体で行動して、身体が「意外と大丈夫だ」って感じられたら、いつのまにか大丈夫な自分になっていて、過去悲しかったことも苦しかったことも乗り越えていたり冷静に見つめられたりできるようになっている。


そうやって、奥に埋まっていたあなたが
恐れでがんじがらめになっていたあなたが
少しずつ、でも確実に動き出せる。



自分の器が大きくなって
どんどんできることが増えていく


また違うところに制限が生まれてくるけどね。
制限なんて、人間一生無くならないもの。
いまの自分が苦しくなったら、また大きくすればいい。
いまあなたが苦しんでいるなら、ひとつ大きくさせればいい。



そんなふうに、いまあなたが抱えている恐れや勝手に作っている制限を、ゲームとかワークとかを通して取り除いていく。
あなたらしさやあなたの魅力を引き出していく。


それがインプロです!


インプロは多くの場合が集団のワークショップ形式で行います。
ですが私のプログラムでは、1対1で、あなただけにフォーカスしていきます。

ぎゅぎゅぎゅっと2ヶ月集中して、いまのあなたをいま苦しめている恐れや制限、思考のクセをとりのぞき、世界はあなたの味方であることに気付いていきませんか?



ご連絡お待ちしています。

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もりじゅん|自己否定を取り除くコーチ
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