【非公式レポート】WESTꓸオリジナルライブ『WOWOW presents WEST. 10th Anniversary Live “W”』で見えたWEST.の姿
10月26日(金)に、WOWOWさんでWEST.のオリジナルライブが放映されましたね。
私もすっごく楽しみにしていまして、リアルタイム視聴させていただきましたが、なんとまあその興奮が冷めやらんのです。
この素晴らしさを、全力でレポートしていきます!!!!!
作品を見た方には、違う人の違う視点をから見つつ、WEST.の素晴らしさを共有したいし、見れなかった方には、作品の内容を感じ取ってもらい映画上映を楽しみに待ってもらえたらと思います。
では、いってみましょう〜
ライブの構成がこれまでと全然違った
まず、特筆すべきは私がこれまで拝見したライブと印象が全然違ったということです。アリーナライブでもドームライブでも虹会(ファン限定配信コンテンツ)でもなく、WOWOW版って感じでした。
どのあたりから違いを感じたのか、ピックアップしていきます。
スタートはバラードから
流星くんが作品の中でも言っていましたが、バラード3曲を歌い上げるところからスタートした本作。これによって、グッと掴まれるような集中させられるような感覚がありました。ライブ会場で「きゃー」といわせるでもなく、虹会で「始まったぞ〜」という気持ちにさせるのでもなく、いつの間にか引き込まれて聞き入っていました。
これはアイドルという枠で活動する彼らへの演出としては、なかなか選択しない構成だなと思います。WEST.に歌唱力があることとか、歌詞の意味を伝えていく力があることを知ってくださっているのかな?
下記の記事を拝見すると、自分たちが構成を考えるのではなく、別の方が演出してくれた様子です。感謝を、伝えたい。ありがとう。
ロックシーンがどこか優しい
WEST.が5~6年かけて見つけて、10年かけて作り上げてきたロックな楽曲の数々。本作品でも、もちろんロックシーンがありました。
しかし、なんか、優しい感じがしたのです。
理由を、自分なりに考えてみます。
ひとつめは、普段と違ってお客さんが目の前にはいないこと。煽ったり、コール&レスポンスを求めるシーンはほとんどなく、6人が顔を合わせて歌っていました。
ふたつめは、声がクリアでした。混じり気が全然ない、お客さんの声とかも一切ない、WEST.の声がスコーンと響きわたる感じが心地よかったです。
結果的に、歌詞が、入ってくる。
"届く"じゃなくて"入ってくる"。神ちゃんが化粧水ボイスとか言われることがありますが、今回は6人みんな化粧水でした。染み込みました。
目の前にたくさんのお客さんがいて、その人に向かって全力前進で歌う時に乗っかってくる感情やパワーと、メンバーを前に音楽を作ろうと思ったときに出てくる感情とでは、どこか違うものがあるのかなと思うんです。
その違いが、私には優しさに感じました。
実は、プロモーションでYouTubeに上がっていた『証拠』ですが、すごく心に刺さってたんです。普段から聴いてるし、いつも心に刺さってるんだけど、今回はいつも刺さる場所と違う場所が刺さる感じがありました。
いつもは小瀧くんが歌う「さらけ出せばいい」とかしげの「歌ってみればいいさ」とか、主に1番が刺さる。
でも今回は、濱ちゃんの「歌っていればいいさ」とか、流星くんの「頑張っている証拠だよ」、2番最後の「ひとりきりだなんて行かないで、いつか泣きつかれちゃうよ らしく行こうぜ」とか、そっちの方がグッときました。
いつもの暑苦しくて前へ前へのWEST.も大好きですが、今回の優しいWEST.も大好きでした。
ワイワイパートでの選曲が素晴らしい!
選曲に関しては好き嫌いもファン歴の違いによる感性の違いもふんだんに出るところだと思うのですが、私にとってはワイワイパートの選曲は最高だと思いました。
歌ったのは3曲
・コンビニ行くけどなんかいる
・Big Shot!!
・WEST NIGHT
このうちシングルA面だったのは『Big Shot!!』だけで、あとの2つはカップリングとアルバムの曲です。一般に知られている曲とか、メジャーどころを押さえるのではなく、WEST.の良さを出せる曲を選んでいるんだなと思って嬉しかったです。
『コンビニ行くけどなんかいる』はふりつけが可愛い!スタンドマイクを使って横一列で手と腰をふりふりするの可愛い!!!歌っている時手をどこに置くかに個性が出るのもとってもいい!
で、結局楽しそうに歌っているWEST.を見たら、どうしても自分も楽しくなっちゃう。すっごい面白いことをしているわけではないのに、なんでこんなに笑顔にさせられちゃうのか、不思議でたまらない。とってもよかったです!
これを見て、POP&POPも歌って欲しかったなと思いました。TikTokで上げてたダンス動画以外に披露されてないはずよね?
フルで見たいですね。
お待ちしています。
全部フルサイズで歌ってくれた
テレビはもちろん、WEST.はツアーとかライブでも曲をカットして歌うことが多いなという印象を私は持ってます。曲数も多いし、コントとかもやる時あるから仕方ないよねと思いますが、フルでも聴きたいなというのが個人的な感想です。
その点、今回は全部フルで披露してくれたよね?ということでポイントめちゃくちゃ高かったです!
私は、『カメレオン』がすごく好きで何度もYouTubeで聞いています。ただ、収録されているCDを今から手に入れるのは難しく、フルを聞いたことありませんでした。
ですが今回!なんとライブ曲に入ってました!!
すっごい嬉しかった!そして2番のハマちゃんパートよかったです。配信期間中に聞き潰して覚えます。脳内で再生できるようにします。
『証拠』も、『コンビニ行くけどなんかいる』も、『ええじゃないか』も、全部全部フルで披露してくれて、楽曲の良さとか普段聞けないパートとかを存分に楽しむことができました。
セットや演出が豪華だった
続いて印象に残った点ですが、とにかくセットが豪華ではありませんでしたか???そして、まるで映画のような画質とカメラワーク。11月に放送される裏側&インタビューVerも絶対見ようと思わせる演出でした。
細かくみていきます!
生バンド・生オケをバックにした6人
「君へのメロディ」から始まる最初の演出は、6人が円になって向き合っているシンプルなセットです。しかし!少しずつアハ体験かのように、照明が明るくなっていき、周りにはオーケストラの皆様がいたことが判明していきます。
こじんまりと歌っていた印象だったのに、いつの間にか壮大に、大きな渦の中心で歌うWEST.が、力強く映ります。クライマックスで当たる強い光と共に画面に虹も作られて、WEST.が「迷いながら生きる、誰のために生きる」と歌い上げてくれました。
さらにさらに、歌っているメンバーの顔を写す時、少しだけ他のメンバーが画面に映り込んでいる感じが、とてもいいです!!絆が見えるような、1人じゃないような、見守ってるような感じが演出されていました。
FICTIONのMVを彷彿とさせるセット
次のセットは、黒を基調としたソファや化粧タンスなどで部屋を表現されたものです。どことなくFICTIONのMVを彷彿とさせたので、歌われるかなと思いましたが違う曲でした。
一番メインの、真ん中に桐山さんが座った時の絵が素晴らしかったですね。ホストクラブのようなキラキラ感や異世界感を出しつつ、チャラくはない大人の色気が混ざり合い、一瞬だったのに魅了されました。
ここからミラーボールのような照明が入り、『King of Chance』の曲調にピッタリハマる空間を演出がスタートします。この曲ってクラブミュージックなのに、チャンスをつかめって歌っているのが良い違和感だなと感じました。
クラブって夢の世界とか、日常を忘れて踊り騒ぐ場所のイメージなんだけど、そこで歌われているのはチャンスを掴めって言ってるんだよね〜。面白かった!
電飾でピカピカしたセットに移動
私はここが一番感動したポイントでした!
ソファをはじめとした家具がふんだんに配置されてて、ダンスを踊るスペースも十分確保されているのに、その先に歩いて行ったらもっと大きな電飾があって、WEST.さんたちが暴れ回れる空間もあった!広い!大きい!大変豪華です!!!
しかも、電飾のセットに移動したら、後ろの家具とかが全く目に入らなくなってました。そこにあるはずなのに、光の当て方とかカメラワークなのかで見えなくなっています。プロの仕事がそこにあるなぁと感じます。
あえて一連のセットにしてくれたことも素敵だったなと思います。変な話収録なので、別のセットにしても問題はなかったはずです。でも、一連のセットになったことで移動が生まれ、ライブ感につながってました。『ええじゃないか』を歌った後の締めの演出にもつながりましたよね。
ライブというものへのリスペクトが多分に感じられた演出でした。
溢れ出る映画っぽさ
このライブを通じて節々に感じたのが、映画っぽさでした。
映像の色味が柔らかいというか、パキッとしてないところが、作られたものへの奥行きを感じさせた。
幕間に入るインタビュー映像の画角やそれぞれの声が重なっていく編集は、ザ・ドキュメンタリーで、11月の裏側Verも絶対みたいと思わせてくれます。
あとは、10年をふりかえる6人が話す場所のコンクリート剥き出しの感じと後ろは照明をつけずに暗くするの、ずるいよ。10年という歴史の重みと、今の6人の厚みが、5割り増しで表現されています。
「こんなWEST.みたことない」
そして
「こんな風にWEST.を演出する番組を見たことがない」
ありがとうWOWOWさま。
メンバーごと感じたこと
ここからは、メンバーごとに感じたことを書いていきますよ〜〜〜
はまちゃん(濱田崇裕さん)
私の最推しははまちゃんでして。ここから行かせていただきます。
歌いながら演じてくれるはまちゃん
はまちゃんの中で好きなところかつ、すごいなと思うところがあります。それは、歌いながらその時の状況を演じる表現をしてくれるところです。
桐山くんはドスを効かせるし、しげは感情を爆発させるし、淳太はぶりっ子するように。はまちゃんのパターンとして、演じてくれるんです。これ結構すごい技術だと思うんですよね。それが今回もありました。
「コンビニ行くけどなんかいる?」2番(55:15)のソロ「俺が真顔になる瞬間なんか君は笑ってくる」では、実際真顔になってくれたり、笑ってくる君を見て「え?」となっている感じとか表現してくれてました。
何度も言いますが、これ結構すごいことだと思うんです。
歌ってなくても、表情とか動きで感じていることを相手に伝えるのって難しいじゃないですか。それを歌ってる中で、ある種のお芝居というか、表情に感情とか気持ちの揺れ動きとかを表すんです。すごい。そして好きです。
伯井くんコラボでガン見
ハートで伯井太陽くんがダンスとして入ってましたね。結構存在感のあるポジションかつ演出で、賛否ある部分だったと思います。
でも、その後ろで歌っているはまちゃんが、これでもかってくらいガン見してました!ガン見というと魅入っていたように聞こえますが、そういうことではなく、歌いながら魂を彼に送っている感じ。
「あぁ、めちゃくちゃ彼のダンスを信頼していたり尊敬していたりするんだな」と思いました。自分の感想ももちろんあるけど、「大切な人が心から大切にしている」ということも大切にしていきたい。そんな価値観で生きている私にとって、はまちゃんの尊敬が滲み出るような姿は、とても印象的でした。
インタビューの目がバキバキでは?笑
あと思ったのは、幕間で流れるインタビューシーンの目がバキバキなんです!特に前半のダイジェストとして放映されているところ。
魂込めすぎて怖くなっちゃったのかな?という予想と、演出される方にとってはその部分がキュンときたんだという事がなんか面白かったです。
早くフル版が見たいなぁぁぁ!
英語が上手かった。
英語歴は何年くらいになるんでしょうか?
ところどころで出てくる英語パートやら英語の歌詞の発音が良すぎて逆に気になりますね。笑
特に感じたのが、『WEST NIGTH』の冒頭です。ここってはまちゃんが英語喋れる(否、発音が良い)から割り当ててくれたのですかね?素敵でしたね。
かみちゃん(神山智洋さん)
今回も圧倒的化粧水ボイスをありがとうございました。それ以外で特筆するよ〜
完璧なリズム感
かみちゃんの圧倒的なリズム感に感動したシーンがありました。
またまた『コンビニ行くけどなんかいる』ですが、2番で淳太がピッチ外しちゃう瞬間がありました。
「来週末遊園地」という歌詞(54:55)で、ミッキーのポーズをすることに夢中だったんでしょうね!すこ〜し曲よりも早いテンポでの歌唱になっちゃいました。
しかし!その後のかみちゃんが!一発目からバッチリと曲に合わせて完璧なテンポで歌い上げてくれました。存在感のあるドラム音がテンポを作っていることもあり、ぴた〜〜っとハマるかみちゃんのリズム感が心地よく、感動すらしました。
この完璧なリズム感を堪能するためだけに、このシーン何度も繰り返し聴いてます。
ジャンポケ斎藤さんのギャグ?
『コンビニ行くけどなんかいる』の1番、AメロからBメロに移行する時の「はーい!」で、ジャンポケさんのギャグを密かにやってました!
他のメンバーは手をあげて返事っぽくしているところで、地味に逆をやってるかみちゃん。そういうところが本当に可愛いですよね。どんどん沼にハマります。
しげにする「お前いけよ」のオラオラ感とちょっと心配になっちゃう姿
『超きっと大丈夫』の最後に、しげが「誰が行く?」と聞きました。
すぐ隣にいたかみちゃんは即座に、親指を横に向け、首もちょっとクイっと動かす、チャラいバンドマンとかヒップホップのダンサーとかが「行こうぜ」ってやる時の動きをかっこよくしました。
しかし!そのあとすぐに淳太の方を向いて、「え、お前でもいいよ?」みたいな仕草したんです。
かみちゃんってとっても優しいから、自己主張をそんなにしないし、流れに身を任せたり、相手の意見を受け取ったりするんだろうな〜と、妄想しているんですね。そのパーソナリティを垣間見た瞬間でした。キュンとした〜。
FATEを踊りながら歌えるのは震えた
これは流星くんもなんですが、FATEの途中にラップパートがあります。そこをしっかりがっつり難しくて早いダンスを踊り上げながら、これまた完璧なラップを披露してくれました。
歌い出した瞬間驚きすぎて息がとまりました。首をぐいっとやりながらどうして歌えるんですか?すごいですよ。
桐山くん(桐山照史さん)
こぶしの効いた歌い方はさすが
あまりにも普通すぎる観点ですが、やはりこぶしの効かせ方はすごいなと改めて思いました。ここぞというときに綺麗に出してくれるのですが、ここぞの選択の仕方が秀逸なんですよね。
『証拠』の「一生が失敗なわけないだろう」は、最初から最後までこぶしを効かせてました。『WEST NIGHT』の「ただじゃ置かないぜ」も、あんなにわいわいした楽曲の中でこぶしを効かせて歌ってくれています。
どちらも聞いていて違和感があるわけではないのですが、自分でそこにこぶしを入れることを選択できるかなと考えたら難しいかもと思うのです。
それに付随して、歌詞への理解とか届け方が細かく工夫されているなと思います。柔らかく歌うとき、感情表現豊かに歌うときなどなど、よく観察してみると表現の幅がかなり広いことがわかります。
ミスりにいってるくらい緊張した表情
『WEST NIGHT』のソロパート「でも心は折れてへんわ」(1:02:02)が苦手なんですかね?ライブでもミスって笑ってました。
でも正直、最初に見た時はなんで笑っているのかもわからず、しげが「ミスってた」と言ってた時もピンときてませんでした。
でも、よくよくよくよく、何度か聞いてみると、確かにリズムが早まって崩れてました。そのまま歌い続けてたら訳わからなくなりそうです。わけわからなくなりきる手前でやめちゃったんですね。こういう時はミスり切って欲しい!一緒に笑いたいから!
このミスを認識した上でしっかりみると、ソロパート歌う前から緊張しまくってるやんって表情と歌い方でした。その感じで歌ったら歌えるもんも歌えなくなるやろと思うくらい。こういう瞬間に、リハとかこれまでの練習風景が一気に想像されて、結局萌えるのがファン心ってやつですけどね。
小瀧くん(小瀧望さん)
小瀧くんらしいストレートな歌い方
桐山くんと反対に、基本的にストレートに熱く歌う姿が印象的でした。ロックパートをストレートに歌う姿は想像しやすいです。でも、『コンビニ行くけどなんかいる?』のソロパート(54:59)でも、スタンドマイクに体重を乗っけて歌っています。音無しで見たら、ロック歌ってるように感じると思います。
この力強さが、小瀧くんがわかりやすく世間から注目を集めることにはならなかった理由なのかなと感じます。小瀧くんって高身長ですっごいイケメンでスタイル良くて、もっとチヤホヤされてもいいはずだと思うんです。目黒蓮さんとか、山田涼介さんポジションに平気で行けるというか。でも、彼らとはどこか違うんです。2人ってもちろんイケメンなんですけど、それ以上にエゴっぽいというか主張が強いというか、結果なんか引っ掛かりを見ている人に与えるエロさがあると思います。
でも、小瀧くんって、なぜか普通の人に見える。イケメンさとか、背の高さとかが主張されてこない。それはすごく純粋で、素直で、ストレートな人だからなのかなと考えました。(あと面白いことするのも一個あると思いますが)
アイドルの世界にいながら、キラキラとかイケメンとかを自分の器以上に纏わず、自分らしさを持ち続けることってかなり難しいことだと想像します。でも、本人の強さなのか、お兄ちゃんたちが守ってくれたからなのか、いまの小瀧望という人を世界に発信してくれていることが、本当に尊い。
この力強さを持って、顔とかじゃなく人として見つかっていくことが、小瀧くんにはできるのではないかなと期待しています!
萌え袖(風)がとんでもなく可愛い
上記のように書きましたが、ふと出てくる可愛さに悶えてもいます。
『コンビニ行くけどなんかいる?』の手を上下に振るフリ(55:28)が、可愛すぎるんです!衣装の袖が長くて、萌え袖っぽく見えるなか、手をぐーにして上下させてるし、体も若干縮めているのがさらに萌え。ギャップ萌えです。
流星くん(藤井流星さん)
すらっとさらっとした立ち姿
今回はフルで楽曲を披露してくれたこともあってか、流星くんのソロパートがいつもよりたくさんあった印象になりました。その結果、流星くんはすらっと立ったまま歌うんだなと発見しました。
身体を大きく動かしたり、ドスを効かせたり、いろんな表現をされるメンバーが多い中で、身体的な表現はそこまでせず、シンプルに歌う姿が印象的です。
全員がガチャガチャやり出すと視点がズレることがあると思うのですが、流星くんみたいなタイプがいることで、しげの熱さがちゃんと目立っていく面もあるんだろうなと思います。インタビューでちらっと言っていた「奇跡のバランスで成り立っている」の一コマを見たような気がしました。
さらっとやる下ハモの力強さ
上記の話につながるのですが、すらっと必要以上に主張をせずに、かなり高度な下ハモをかなりの力強さでやってませんか?
本作品はマイクがいいのか、音量調整があまり入っていないのか、主旋律を歌う人と同じ音量でハモリの声を入っているシーンも多かったです。したがって、ハモリの声もよく聞こえたのですが、流星の下ハモは華麗でした。
いつもの調子で、当たり前のように歌いながら、完璧な下ハモをこなすりゅうせいが縁の下の力持ちすぎます。
『WEST NIGHT』でツインが歌うところ(1:02:50)とか『アンジョーヤリーナ』の冒頭(1:06:02)(1:08:22)とかすごかった。普通の顔して高度な下ハモしてるから、脳がバグる。
マイペースさが滲み出る
流星くんはマイペース、というレッテルを持っている私ですが、やはりどこかマイペースさを感じさせる瞬間がありました。
『WEST NIGHT』で桐山くんが歌詞を間違えたすぐ次が流星のパートでしたが、まったく動じず歌い上げてました。さらに、手を上下させて踊る時も、ギリギリまで待ってたり(1:02:25)脱力系のダンスになってたり、マイペースでした。
淳太(中間淳太さん)
メンバーを見守るお母さん
『コンビニ行くけどなんかいる』でそれぞれがセリフ調にいうところ(55:43)、しげあたりから、それぞれのメンバーを微笑みながら見てるんです!
他のメンバーは後ろで動いてたり徐々に立ち位置に移動したりしているのですが、淳太だけ見てる。立って見てる!その姿が可愛い。そして全員歌唱になった瞬間立ち位置に入ってカメラにポーズ取る感じもプロっぽくていい。
「ええじゃないか」で早めに向き変えちゃった
『ええじゃないか』で2番に行く時、1列になって倒れていくのですが、一度前を向く→右を見る→倒れるの順番なんです。でも淳太さん、前を向く前に横向いちゃいました(1:20:52)。
でもそこで「やばい」みたいな顔をせず進めた冷静さがさすがでした。
てゆうか、『ええじゃないか』でみんなミスりすぎでは?笑
しげ(重岡大毅さん)
WEST.のセンターで圧倒的主人公感のあるしげ。今回はらしさと意外な一面が見えた時間でした。
センター感がなかった!
今回の作品で大きく印象に残ったことのひとつが、しげの圧倒的センター感が押し出されてないことです。
センターってどうしても、「この子のグループです」「真ん中が引っ張ってます」みたいな印象を持たせることがあります。実際にしげの熱さとか言葉が持つパワーで、興味を持ってもらったり、他グループのファンを狩ってきたりしているので、大事でぴったりな役割を担っているなと思います。
でも今回は、センターとして真ん中にいつつも、メンバーのひとりというか、横並び感がありました。WEST.という作品の一部として存在しているような印象です。
演出してくれた方がWEST.として彼らを見ているような気もしたし、6人が10年ですごく強く個性的になったような気もしました。
「これが、デビュー当時に目指していた横並びに本当になった姿なのでは?」と、胸が熱くなりました。
頭の後ろの手はなに?
「コンビニ行くけどなんかいる?」の2番Aメロ(54:45)でのソロパートで、手を頭の後ろにおいて歌ってました。
その、手は、何!?笑
熱かったり振りがなかったりするときの動き少ないタイプなんですか?スタンドマイクだと身体全身動かせないからそうなったんですか?
かわいい面白い瞬間でした。
しげのダンス全開の時間
しげの煽りとか歌とかが最初に目につくと思うのですが、しげらしさはダンスにもかなり表れています。
それが顕著に見えるのが『King of chance』から始まるダンスパートです。しげは身体の使い方が胸を中心にしている感じがあります。胸をグッと引いて肩を丸めてリズムをとるんです。
『Born To Be Wild』のガッツポーズして一歩ずつ下がっていくフリ(42:00)とか、足が胸から出ている感じすらしてきません?
神ちゃんは胸を張って全身のウェーブ効かせてるし、流星くんは腰重心で手足の長さがうまく使われているんですが、しげは胸から手と足が出てるんです。
だから、なんというか、重い。
そしてその重さによって"一生懸命さ"が表現されている気がします。だから見ていて、「しげっぽいなぁ」と思う。
各ダンスで、胸重心で重さのある、一生懸命なダンスが見れました。
まだまだ全然書けるけどこの辺でまとめ
まだまだ、まだまだ書けるのですが、歯止めが効かなそうなのでこの辺で終わります。
とにかく、「わかりやすい」とか「知名度がある」とかではなく、今のWEST.を勉強し尽くした上で、最大限表現してくださった作品でした。その中でありのまま全力で私たちを楽しませようと楽しんでいるWEST.さんたちも当たり前に最高でした。
WOWOW入れなかった、見れなかったという方は、ぜひ映画館に行きましょう〜
最後に感謝を
ファン心が昂ると、「最高」「尊い」しか言えなくなります。でもこのレポートを通じて、より具体的に素敵なところを説明する挑戦をさせてもらえました。(勝手に挑戦したんですが、挑戦しようと思わせてくれたのは紛れもなくこの作品とWEST.さん)
楽しい時間でした!ありがとうございました!!
ご覧いただき、ありがとうございます!これからもいろんな体験や学びをシェアしていこうと思います。気に入ってくださった方は、サポートいただけると励みになります♪♪ どうぞよろしくお願いいたします。