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アヘアヘキングダム2ndSeason Story 21

<Dialog Yuimi and Tsukiaka at the cafe ―― ユィミとツキアカの会話 
カフェにて>

ユ: …というわけなんです。
ツ: なるほど。要は、メジャーデビューすることで、今までのものを全てリセットしないといけなくなる…ということだね。
ユ: はい。もちろん、まだ決まったわけではないんですけど。
ツ: そうなることは、覚悟しておいてくれよ、と。
ユ: はい…それで、その…
ツ: 「じゃんぴん歌姫」も、解散になる。
ユ: ……はい。
ツ: まあ、当然だろうね。メジャーとなれば、ファンクラブの存在意義が変わってくる。会報を配布したり、チケットの先行予約をとりしきったり…規模も違うだろうし。
ユ: ………(´・_・`)
ツ: どうしてそんな顔するの?
ユ: いえ…その…会長みたいに、本当に初期の初期からあたしを支えて下さった人と、離れ離れになってしまいそうで…(´・_・`)
ツ: …(苦笑)
ユ: 最初のライブ、覚えてますよね。お客さんが10人しかいなくて…
ツ: 懐かしいね(笑)。
ユ: もちろん、メジャーデビュー目指して、ここまでやってきました。あの時は悔しかったし、「今は10人だけど、いつかはホールを埋め尽くせるような歌手になってやる!」って思って…ただ、何というか…
ツ: 「今思うと、あの頃のように、のんびりまったり気楽に歌える方が私には合っていたのかもしれません…」かな?
ユ: 会長…もう、何でもお見通しですね。
ツ: そうだねぇ。僕から言えることなんて、特にないんだけど。
ユ: ……
ツ: 1つだけ、ファンを代表して…って偉そうだな(笑)。ファンの1人として、伝えるのであれば…メジャーだろうとインディーズだろうと、はっきり言って関係ないよね。
ユ: 関係ない、ですか…
ツ: うん。だって、ユィミさんの歌を聴けなくなるわけじゃないもん。
ユ: ……
ツ: メジャーにいけば、今まで以上のサポートが受けられる。レコーディング環境だって、比べ物にならないはず。
ユ: …はい。
ツ: 公式のHPを作ってもらえたり、動画サイトに専用チャンネルが出来たり…挙げればキリがないけど。今までよりも多くの人たちに、歌を聴いてもらえる機会が増えるっていうのは、決して悪いことじゃないと思うけどね。
ユ: ……
ツ: まあ、忙しくなるのは間違いないだろうし、苦労も多いとは思う。でも、僕にとっては関係ない。ユィミさんの歌が聴けるのであれば、それでいいと思ってる。
ユ: 会長…
ツ: ファンというのは身勝手なんだよ(笑)
ユ: …ですねww
ツ: これからは、身勝手なファンの1人として、応援するよ。ま、たまに力になれたら、うれしいかな(笑)
ユ: 会長…(´;ω;`) ありがとうございます! _○___
ツ:(ちょ…ユィミさん、ここカフェだよ!みんな見てるから!起きて!)

<Dialog Neesou and Kiimasu ―― ネーソーとキーマスの会話>
ネ: うっし、洗いもんおわたん!
キ: さんきゅ。あとは俺がやるからいいわ。あがってちょ。
ネ: お、マジで?いやあ~疲れた。てか腹減ったww
キ: お疲れさん。んじゃ、俺が何か軽く作るから食ってけよ。キムチチャーハンでいいか?
ネ: キー君(´;ω;`) エビ多めでお願いします(´;ω;`)
キ: 泣きながら言うセリフかってのw そこ座って待っときな。
ネ: うぃ…はぁ~ずっと立ちっぱで働いたの久々だわ…
キ: …えっと、卵…お、ちょうど3つ残ってた。
ネ: 明日起きたら筋肉痛だなこれww
キ: …なあ、ネーソー。
ネ: ん?
キ: …お前さあ、絵はもう描かねえのか。
ネ: またその話かよww だ~か~ら~、イラストの仕事はアインに取られ…ちゃうわ!!俺っちがあげたの!!
キ: いや、そうじゃなくてよ。
ネ: あ?
キ: イラストレーターじゃなくて、本格的な画家っての?そっちの道にはいかねえのか。
ネ: ああ…いかねーな、多分。
キ: そうか。
ネ: ま、本音はいかねーっつーより、いけねーって感じだけど。
キ: いけねーって何だよwww
ネ: やっぱさ、俺っちにとって親父の名前は、ちとでか過ぎんだわ。
キ: …まーなあ、俺でも知ってる位だからなあ。テレビにも出てるし。
ネ: 家出した時決めたんだよ。「ゼッテー親父と同じ仕事はしない!!」って。まあ、イラレも広いくくりなら同じかもしんねーけどさw ただ、
親父の存在に左右されるような人生は、送りたかねーなあ…っていうのが
一番にあってな。
キ: …でもよお、それを理由にして、絵の道を避けてるってことは、結果的に父親の存在に影響されてるってことにならねえか?
ネ: ………
キ: 俺は、お前の父親について質問したわけじゃねえぞ。お前の気持ちを聞いてんだよ。
ネ: ………
キ: 急に黙るなよwwwお前って、ホント素直だよなw 
ネ: やかまし!!!!
キ: www チャーハン、もうちっとで出来るから。
ネ: はいよ…(´◉◞⊖◟◉`)

<Dialog Ain and Fiimo at the supermarket ― アインとフィーモの会話 スーパーマーケットにて>
ア: ……!!
フィ:…この店もか。やっぱり植物性乳酸菌系が幅を利かせてきたなあ…
ア: …(こそこそ)
フィ:ただ、そうは言っても王道系は根強い…って、店調査続けても、今の僕じゃ意味ないか…(´・ω・`)
ア: (フィーモ、相変わらずひとり言激しいなww)
フィ: ……
ア: ε=ε=ヾ( ・∀・)ノ
フィ: ……帰るかなぁ。

( ´∀`)σ)Д` ) プニ

!!!!!!( ´⊙艸⊙`)!!!!!!

ア: ( ´∀`) ヘヘ…フィーモ、久しぶりだね♪
フィ:(誰だこのカワイ子ちゃんは!?まさかこんなところで逆ナン!?
いやいや、スーパーマーケットだぞ。てか、フィーモって、何で僕の名前を知ってるんだ!?ドッキリカメラ!?どこか商品のすき間にCCD隠れてるとか…って、いやいや、僕芸能人じゃないし!!え、え、え、マジで誰?
高校の同級生かな…いや、もしかしたら中学(この間3秒)) 
ア: あれ、僕のこと分かんない?w アインちゃぬだよ(・∀・)
フィ: !!!!!!!!!!( ´⊙艸⊙`)!!!!!!!!!!!
ア: ビックリしすぎwww あ、もしかしてメガネかけてるから?ほら、僕だよ ○-○ヽ( ´∀`) シュピーヌ
フィ: (これが…アインちゃん…だと!?自分の目がおかしくなったのか…いや、良く見るとアインちゃんだ。話し方も、声も、よく聞いたらアインちゃんだ。がしかし…あんなに子供っぽかったのに、いつの間に…しかも、眼鏡なんて反則すぎる…眼鏡女子が眼鏡を取った瞬間のレア度というかギャップというか…また僕の一番弱い所を突(この間2秒))
ア: …なんか言ってよフィーモwww
フィ: アインちゃん…その眼鏡…とっても似合ってるよ////
ア: ////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

<Jyunji’s Case  ―― 純次の場合>
君…その長ぐつ…とっても似合ってるよ…///

あ、ブーツって言うんだ。


あらっ!またお友だちも、オシャレなスリッパはいてるね!

へえ、ミュールって言うの。

まあ、似合っていれば何でもいいよね。ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ。


<Dialog Shouko and Munetaro in the airplane ―― ショウコとムネたろうの会話 帰りの飛行機内にて>
ム: 奥様、体調の方はいかがですか。
シ: 大丈夫よ。ありがと( ^ω^ )
ム: それと、搭乗前に旦那様から電話がありまして、諸々の整理がつき次第、日本に戻るとのことでした。
シ: …うん。
ム: …あの、奥様。
シ: 何?
ム: この前、旦那様と話されていた件ですが…
シ: うん。
ム: 本気で、おっしゃっていますか。
シ: ダメ?(笑)
ム: いえ…ダメかどうか、私は判断する立場にありませんが…ネーソー様とお嬢様が何とおっしゃるか、気になりまして…
シ: フフフ…それは帰ってからのお楽しみでいいじゃない( ^ω^ )
ム: お、お楽しみ、ですか…
シ: ムネさんは、嫌なのね(苦笑)
ム: いえ…ですから、私はそういう立場にはありませんので…
シ: 2人には、リョウジさんが戻って来てからちゃんと話すわ。理解してもらえるかは分からないけど。それまでは、内緒ね(笑)。
ム: 承知いたしました。


<✉from ЯRⓒRenRen Records ―― レンレンレコーズからメール>
平素より、お世話になっております。
最終オーディションの日時・場所が変更になりましたので、
ここにお知らせ致します。

直前の変更、誠に恐縮に存じますが、万障お繰り合わせのうえ、
ご参加いただきますようお願い申し上げます。
             記
日時: 2012年10月27日(土)13:00~(終了時間未定)
場所: 弊社第1会議室(2F) 
                                                                                                              以上

                                                                          

<Mariko’s Case ―― 毬固の場合>
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

もえてきたーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゆぃみさん、まけませんからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


<STORY 22 preview ―― 第22話>
駆け上がっておいで / ちんもくこわいお
キミの応援がほしい / あの方に連絡だ!
(✧≖‿ゝ≖) coming soon
※モデルこそいますが、あくまでもフィクションです。

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