アヘアヘキングダム2ndSeason Story1
<ネーソーの場合 ―― Neesou’s Case>
ん…んあ、あ…寝てたんか。ペンタブ握りしめたまま寝とった。はあああああああああああああああっ…ヽ(* `O´ *)ノ
にしても、あっちい。溶ける。でも、クーラーのリモコンはどっかに埋もれとる。探すのめんどい。セミがギャンギャンうっさい。冷蔵庫に入れ忘れて完全にぬるくなったミルクティーを、寝起きの喉に流し込む。そして目覚めの一服。
(´◉◞⊖◟◉`)y-~ フゥゥ
あ、そうだ。明日の花火大会、誘いのメールきてたな。えっと、わりぃ、
無理だ…明日締め切りの仕事が2本もありやがんの…しょぼん→(´・ω・`)
今の俺っちは、仕事が恋人なんだぜ どや→(´_ ゝ`)b はい、送信っと。
…嘘だけど。行こうと思えば行けるんだけど。
俺っちがまだアヘアへ王国に住んでた頃。目の前の公園で、みんなで花火したっけな。あの後、皆が次々と出て行っちまったから、結果的にあれが皆で何かをやった最後の思い出になっちまった。だから、「花火」って聞くと、どうしても寂しくなっちゃうんだよな。あれから、もう4年も経つのか。
時間が過ぎるのは早いもんだ。って、オヤジみたいなことを言ってんな…
個々に連絡は取り合っているし、それぞれの道で頑張ってる。ただ、みんなで集まろうぜ!って、何度か呼び掛けたけど、それぞれに事情があってなかなか実現しない。「いつか必ず!と言っておきながら結局なんもないパティーン」てのは、ありがちと言えばありがちだけど…あいつらとだけは嫌だ。絶対疎遠にしたくない。してたまるかっての。
とは言っても、住んでるところもバラバラで、仕事も忙しいってなりゃ、
やぱ難しいだろーな。分かってる。それは分かってんだけど!!寂しいんだよ俺っちは!!ネーソー、ショボン。略してネション。あ、何か寝小便みたいになっちった。ニャハハハハハh……オイ、今「使いまわし」って言ったヤツ出てこい!!そんなな、ポーンと都合良く面白いネタなんて出てこねーって。ブランクあんだから仕方ねーベ…って、俺っちを使って愚痴るな!!
痛蔵!!
あー、みんなに会いてえ。ニャムサンとか、今頃何してんだろーな。
せっせとうどん茹でてんのかなwww
<ニャムサンの場合 ―― Nyamsan’s Case>
ふーやっと休憩だ(。◕ˇωˇ◕。) 今日もお客さん多いなあ。ま、繁盛するのは良いことだけど…仕事が忙しくて、声出しやアテレコの練習も最近サボりがち(´・ω・`) いや、「忙しい」のを言い訳にしてるだけか。こーいう時、練習相手が欲しくなる。「一緒にやろうよ!僕が相手になるから(*^_^*)」
みたいな。誰とは言わないけど…www
「うどん屋の仕事をしながら、いつかまた声優も」って、引退したときには思ってた。でも、今の私は、正直無理かな…って心のどこかで感じてる(´・ω・`) 諦めたわけじゃないんだけど。いや、おぬこ、諦めてはいないよ!ただ、こういう考えをしてしまうこと自体が…というか、私も結構いい歳だからなぁ。今さら若い子に交じってっていうのも、ちょっとだけあったりなかったり。
実際問題、地元にいたら声優の仕事なんてまず出来ない。となると、ここを離れr…いや、言えないよ(´・ω・`)一生懸命働いているパパやママの姿を見ていたら、そんなこと言い出せるはずもなく。やっぱり、もう声優は……
あああああああ!ダメダメ!!これじゃいつものパターンだ。
「ニャムサン、笑顔笑顔(*^_^*)元気出して。ニャムサンなら大丈夫だよ!」
誰か、励ましてええええええええええ。誰とは、言わないけど…(´・ω・`)
<ラキアの場合 ―― Rakia’s Case>
「はい、2着ですね。いつもありがとうございます(*^_^*) ……そう言ってもらえると、作る甲斐がありますよw…ええ、いつもお待たせしてすみません(´・ω・`) 遅くても再来週には、お届けできると思いますので。はい、よろしくお願いします。では、失礼いたします」
…ふぅ。今年の夏は浴衣の注文が多いなあ。本当は夏前の6~7月がピークなんだけど、8月に入っても勢いそのままって感じ。ありがたい。ありがたいけど、僕の夏休みは、どこですか??って言いたい気分…w
まあ、自分が好きで始めたことだから、文句は言っちゃいけないな。
よし、頑張ろう!(*^_^*)
そうだ。今夜は森下さんと打ち合わせがあるんだった。あの人苦手なんだよなあ(´・ω・`) しかも、「2店舗目を出店しないか」って…確かに、軌道には乗った。でも、調子乗ったら痛い目にあうと思うんだよね。今のところ、99%断るつもり。ただ、もし出店する場所が……いや、まさか。それはありえないなw
BGMかけ忘れてた。今日はユィミのアルバムにしよ…あ、今日「も」かw
<ユィミの場合 ―― Yuimi’s Case>
今年の夏フェスの出演も、これで5回目。規模が大きかろうと小さかろうと、出してもらえるだけ感謝しなきゃね(*´∀`*) ただ、暑いww毎回倒れそうになる(´・ω・`) 先輩歌手から「体力付けときなさいよ」ってアドバイスされたけど、本当にそうだって実感した。走りこんだり、筋トレしたりしたけど、ちょっと足らなかったなww というか、始動が遅すぎた。来年はジム通い決定(`・ω・´)
こうやってイベントに出て、知り合う人も増えた。「今度うちのライブ手伝いに来てよ」なんて、多少お世辞も入ってるだろうけど嬉しい。「音楽業界は人脈が命だから」って、これまた先輩のアドバイスだけど、やっぱそうなんだろね。客観的に見て、明らかにあたしより上手いよなあ…って思うのに、なかなかデビュー出来ない人もごろごろいる。そう考えると、あたしは運が良い。
というか、もう次はうちらの出番なのに、クッサンの姿が見えない。こりゃ、また他のバンドの演奏に見入ってんなww
今日の1曲目は、トキユさんが作った曲。ライブで歌うのも久々だから楽しみだ。そして、このライブが終われば、短いけど夏休みがもらえる!
頑張るぞ(´ゆωゆ`)ノ
<トキユの場合 ―― Tokiyu’s Case>
「生徒が夏休みってことは、先生も夏休みってことでしょ??いいなあ~」なんて言われるが、さにあらんや。部活動がある時は出なければならないし、講習会もある。夜は夜で、街を徘徊している生徒がいないかチェックに行かされる。休みなんて名ばかりだ。「早く終われ」レヴェルのイヴェントである…(と´・ω・)
ただでさえ、今は結婚準備で忙しいのだ。いや、これは完全にわっちの個人的な理由だが……あ、結婚して夫や父になろうとも男が、一人称「わっち」というのは如何なものだろうか、とも思うのだが、妻からは現状維持を望まれているので、ここは押し通すことにする。問題ない。
問題があるとすれば、妻が同じ職場にいる、ということだろうか。他の先生方の話によれば、過去にこういう事例が一度だけあって、その時は奥さんの方が半ば強制的に辞めさせられたらしい。教育基本法には「夫婦で同じ学校に勤めてはならぬ」という記述はない。特にうちは私立だし、とやかく言われる筋合いはないはずだが…。
正式な辞令はまだ来ていないのだが、そういう状況になってしまったらと仮定してみる。どちらかが同じ系列の別の学校に転勤する、という手もありそうだが、新婚早々に単身赴任となる。「結婚」というものは、わっちの中ではあくまでも紙上の契約に過ぎないので、表面上のこだわりなど存在しない。ただ、いきなり別居というのはやはり耐え難い。
キノコ料理、食べられなくなりますもんね!!
それは大問題っスね!!(´金ω金`)
……金田一君、それは違うぞ。
<Munetaro’s Case ―― ムネたろうの場合>
エノキ…シイタケ…ブナシメジ……グヘヘ(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)
<Story2 Preview ―― 次回予告>
フィーモさん、終点ですよ / 中学生の発想
未返信 / これ、何て読むの?
(✧≖‿ゝ≖) coming soon
※モデルこそいますが、あくまでもフィクションです。笑って許して。
※筆者ネタ切r取材の為、soonでない可能性があります。続編っていうのはただでさえハードルがご了承ください。
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