【二部構成】秋ピリカグランプリ審査員として、みなさまにお伝えしたいこと
【第一部】経験者の方、初めてだけど参加意思ハッキリある方向け
みなしゃま○┓コンチャース
秋ピリカグランプリ2024、審査員のめろです(´めωめ`)オイラデス
募集要項はお読みになりましたか?今回のテーマは「紙」です。また絶妙なところ突いてきよって辛煮(ノシ*`ω´*)ノシと、既に悶える夜をお過ごしの方もいらっしゃるでしょう。ええ。悶えに悶えまくって下さい。それこそがピリカグランプリの醍醐味ですからね。
それにしても、どうですか今回の審査員。お馴染みのピリカしゃん、Shinoしゃん、Marmaladeしゃん、ぎっちゃん(geekさん)という安心と信頼の四天王に加えて、初参加勢の顔ぶれよ。これがまー実におっかないわけよ。
まー曹操タル夫人、もとい錚々たる布陣ですよ。他一名に関しては、タルの中に異物が1つ混入したと思ってくだしゃい○┓
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最初に、オイラ個人のことに少しだけ触れます。審査員も含めて、今まで運営側のお誘いは基本お断りしてきました。企画においては、常にお気楽な一参加者でいたいというのがその理由です。過去の唯一の例外は、みんなの俳句大会の審査員でした。
そしてもう一つの例外。これだけは、オファーがあったら受けると決めていたものがありました。ピリカグランプリの審査員です。理由は、ピリカさんだから。ピリカさんをご存じの方には、これ以上の説明は不要でしょう。ピリカグランプリは別格です。
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さて。ここから審査の心構えを書いていきますが、どうか捉われ過ぎないでください。他者の評価を気にしすぎるあまり、何だか縮こまってしまったり、普段は気にしない細かいことを気にし始めちゃったり、自分自身で発想を狭めてしまうかも知れないからです。ナアジマヒカルさんも仰っていましたが、自由に書いて頂きたいです。自由こそ、創作の特権ですから。
ただし。「自由」は大歓迎ですが、「自分勝手」は各方面からブーイングを喰らいますのでご注意下さい○┓ 自由と自分勝手は全く異なるものです。良識と自由を共存させてお楽しみくださーい( ●´ސު`●)
さて。審査のポイントですね。
好みです。
シンプルに一番好きな作品を選びます。
いつものオイラならこれで終わりです。ただ、今回はもう少し踏み込んで書いてみます。小説は、単純に読んで楽しんで頂きたい。創作における自身の考え方を語るのは、正直得意ではありません。色んなところがむず痒くなってしまいます。ただ、ピリカグランプリの審査員を拝命した折角の機会ですので、今回はバチコン書いていきます。
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上記の「一番好きな作品」をもう少し具体的に表現すると、「私の喜怒哀楽を最も動かした作品」です。
私にとっての小説は、喜怒哀楽を動かすために書くものです。音楽や絵画にも通じるかも知れませんね。「読者の喜怒哀楽を、ぐわんぐわん動かしたい」。私自身が小説を書く時、極端に言えばこの一点しか考えていません。
小説にはキャラクターがいます。様々なキャラクターの、様々な喜怒哀楽が詰まっています。読者はそれに感情移入します。
共感。憧れ。憎しみ。癒し。
笑う。怒る。喜ぶ。泣く。
読者は、自身の喜怒哀楽を様々に動かしながら、読み進めていきます。そこに感動があると、私は思っています。
感動=全米が泣いた。それも正解の1つではありますが、泣くことだけが感動ではないはずです。「感情が動く」と書いて感動と読みます。どれだけ読者の心を動かせるか。その振り幅と深さこそが、小説の命。これが、クリエイターめろのコアにあるものです。
そして、笑わせるにしても、泣かせるにしても、私は振り切って書くようにしています。その方が、読者の感情を大きく動かせると信じているからです。
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喜怒哀楽といっても、人間の感情を単純に4つにカテゴライズすることは出来ないと思われます。同じ喜びでも、瞬間的にくるものもあれば、ジワジワくるものもある。これだけでも違いがありますよね。
それぞれの感情に、強弱や色調、温度や速度があります。怒りと哀しみが同時発生するといったような、複合的な感情もあります。そう考えたら、人間の感情は無限大です。とてもじゃないけど、ことばだけで全ての感情は表現できません。
だからこそ、小説を書くのは面白いし、喜怒哀楽を大きく揺り動かす作品に出会えると感動するのです。
大事なことなのでもう一度書きます。
「どれだけ読者の喜怒哀楽を動かせるか」
これが、私の審査における最大のポイントです。
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文法・語法ミスや誤変換。勿論無いに越したことはないですね。読みにくさ。そりゃ読みやすい方が喜ばれるでしょう。語彙力。あった方が有利かも知れません。洗練された日本語。それもまた武器になり得ます。
ですが、上記のいずれも、私の審査においてのコアにはなりません。文法・語法ミスがない。読みやすい。語彙が豊富。洗練された日本語。これらを全て兼ね備えた作品でも、喜怒哀楽の振り幅が小さいなと感じたら、私は選びません。論文なら二重丸かも知れませんが、ピリカグランプリは小説のコンテストです。小説だからこそ、感情で勝負して頂きたいです。
逆に言うと、粗削りであっても、私の喜怒哀楽を圧倒的に大きく動かす作品があれば、迷わずそれを選びます。
また、当たり前の話ですが、純粋に作品のみで選びます。仲の良いnoterさん、相互フォローしてない方、その時が初めましての方、関係ないです。仲の良いnoterさんに忖度なんて絶対にしないし(そんなんで賞もらっても嬉しくないと思います)、逆に「仲良いから選んだな」と穿った目で見られるのを恐れて賞から外す、なんてことも絶対にしません。応募して頂いた全ての作品を、100%フラットに見ます。その中から最高の1つを選びます。
「何当たり前のこと言ってんだ」ええ。ごもっともなんですが、この「当たり前」は、あくまでも顕在意識での話だと私は考えています。潜在意識では分かりません。いくら表面上で「フラットに」と意識しても、作者名が分かる以上、水面下で揺らいでしまうかも知れない。それは私にとって不本意です。なので、全作品作者マスクで読む審査方法を個人的に検討中です。
勿論、この件で参加者・運営・他審査員各位にお手間やご負担はおかけしません(自分の身内に協力を仰ぐ形になるかと思います)。幸い、秋ピリカグランプリの個人賞の審査は独立していますので、私は私なりに「これが最善」と思う方法で審査していきます。どうかご理解下さい。
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何だか仰々しく語っちゃったよ(´めωめヾダハハ ここまで書いてあったことは忘れて、みなしゃま自由に表現を楽しんでくだしゃい○┓(何やそれ)
てことで、第一部は終わりじゃい(ノシ*`ω´*)ノシ
【第二部】初めてで、参加を迷われている方、躊躇されている方向け
はじめまして。そして○┓コンチャース
秋ピリカグランプリ2024で審査員を務める「めろ」と申します。女性です。一人称はオイラです。普段は会話劇やエッセイ、漫才ネタなどを書いています。趣味としてnoteを楽しんでおります。
まずは、この記事に出会って下さり、ありがとうございます。
秋ピリカグランプリは、ピリカさんというnoterさんが主催している、掌編小説のコンテスト(≒お祭り)です。オイラも過去3回参加していますが、作者としても読者としても、大変楽しいイベントです。
ピリカグランプリの主要ポイントは以下の2点です。
①字数制限あり。800~1200字以内。
②テーマあり。今回は「紙」。
詳細は下記の募集要項をご確認ください○┓
冒頭にも書きましたが、この第2部は、下記のように思っていらっしゃる方向けに書いてます。
心配ない問題ないナイナイザッツライフイッツオーライ。ほら、稲葉さんも励ましてくれてます。大丈夫。貴方が書いた渾身の作品を、オイラはド正面から全力で受け止めます。貴方が作品に込めた喜怒哀楽を、全力で愛することをお約束します(´めωめ`)ンム
今でこそ当たり前に小説執筆している方でも、「ピリカグランプリで初めて小説書きました」というパターンが結構あるんですよ。ピリカグランプリがきっかけで、創作の楽しさに目覚めたという方を、オイラは沢山知っています。さあ、勇気を出してと書くと、途端に仰々しくなりますね。ご興味がございましたら、気楽に気軽に参加してみてください○┓オネシャース
万が一貴方の作品を鼻で笑う不届き者が現れたら、すぐに運営に言いつけます。ピリカキック、豆島エルボー、紫乃ヘッドバッド、Marmalade四の字固めの4連コンボでKOしてもらいます。
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そもそも「テーマが決められている」+「800~1200字という字数制限がある」という二つの条件だけで、結構な難易度なんですよ。だからこそ、書き上げた時の達成感は格別。このコンテストには、参加するだけで相当の価値があります。アマチュアだろうがプロだろうが関係ない。ピリカグランプリに作品を応募した時点で、貴方も立派なクリエイターです。仲間です。
とはいえ。とはいえよ。考えても考えても、なーんにも出てこない時ってありますよね。オイラにもあります。寧ろ考える程ハマっちゃう感がある。
みなしゃまも一度はご経験がおありかも知れませんが、義務感や強迫観念を抱きながら創作するのは、単なる苦痛ですよね。「出さなきゃ出さなきゃ」ではなく、「良いアイディアが浮かんだら、参加してみよっかな~( ●´ސު`●)」くらいのスタンスでちょうど良いと思います。
アイディアって、机に座ってウンウン唸っている時ほど出てこない気がします。オイラは一旦忘れて、他のことをします。散歩してる時。何も考えずボヘェ~としてる時。プチプチを黙々と潰してる時。稲妻の如くバチコンと小説の種が降りてくるのは、大体そんな時です。知らんけど(©geek審査員)
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4時間ボヘェ~としても、プチプチを8万個潰しても、何にも出てきまへん(๑`→Д←´乂)という貴方、大丈夫。ピリカグランプリには「一読者して楽しむ」という別軸もあります。実はここが一番楽しい説すらあります。
毎回テーマは共通していますが、100以上の応募作品のどれ1つとして同じものはありません。そして、必ずや貴方好みの作品があります。選択肢が5つしかなかったら、好みはないかも知れない。でも100以上ならありますよ。
そして、貴方にとってバチコン!!と来た作品があったら、ほんの少しの勇気を出して、コメントしてみて下さい。「面白い!」の一言でも作者は舞い上がります。好きなシーンや好きなセリフを、熱く語って頂いたりなんかしちゃったりしたら。そらもう、作者は絶頂RUSHですよ。
過去の大会、オイラは一貫して一参加者でした。審査員である今でも、スーパー参加者気質です。なので、参加者を代表して断言してしまいます。参加者の99%が、自分が書いた作品への感想コメントを欲しております。
嘘八百万㌦(ノシ*`ω´*)ノシ 誰か感想書いてマジでお願いお願いお願いって顔に書いてあるぞ(ノシ*`ω´*)ノシ マジック的なもので書いてあるぞ(ノシ*`ω´*)ノシ
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ピリカグランプリには、一度は名前を聞いたことがあるような有名noterさんも参加します。歴戦のnoterが、ウワッって作品をサラッと書いてくるように見えるかも知れません。ノンノン太郎。実際は彼ら彼女らも、裏でゼエゼエ言いながら書いてるんですよ。「削って削って1800字…詰んだ…(*✪д✪*)」とか「オチが出てこねー!(´◔ロ◔)」って悶えているんです。
汗・泥・汁・涙。様々なさんずいに塗れて、やっとの思いで書いた作品を、「今回はこんな感じにしてみました。気に入って頂けたら幸いです(✧≖‿ゝ≖)」とお澄まし顔で提出しながら、心の中では「誰か感想くれや面白いとか最高とか書いてくれやこれでノーリアクションだったらもう引退しちゃうぞこの野郎(ノシ*`ω´*)ノシ」って叫んでるんです。※心の中のセリフには個人差があります。
どんな参加者も、貴方と同じです。感情のある人間です。欲しがり屋さんなんです。スマホの通知に「コメントのお知らせ」と来ただけで、みんなウレションしてます。もちろんマイナスのコメントはアカンけど、プラスであれば短くても良いんです。いや寧ろ、短い方が刺さる時すらある。「泣きました」「夢中で読みました」「楽しかった」「この作品好きです」。あーもう書いてるだけで漏らしそう(やめれ)。
応募作品を読んで心が動いた時は、ぜひ貴方の素直なことばで、作者さんに感想を伝えてみてください。心躍る返信がくるかも知れません。どこに住んでるかも知らない、プライベートでは会ったこともない人なのに、このコメントのやりとりのしている瞬間は、世界で一番心の距離が短くなる相手なんですよね。あータマランチ会長。「この作品、タマランチ会長でした」ってコメントもありかもしれません。ねーわ。
素敵な作者とコメント交流していくうちに、貴方の中にこんな思いが沸いてくるかも知れません。「次は私も書いてみたい」と。そうなったらこっちの思う壺です(オイ)
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前述の通り、ピリカグランプリには腕自慢が多数参加します。それは確かです。また、過去4回実施してきたことから、お知り合いがすごく多い。ちょっと入りにくい雰囲気だな…こんな自分が小説のコンテスト…応募していいのかな…。電信柱の陰から覗いているそこの貴方!
私は、そんな貴方の作品を読みたいのです(´めωめ`)ウム
ピリカグランプリ周辺は、お尻愛もといお知り合いが多いのも確かですが、内輪・ナアナア・談合・賄賂・カルテル・トラスト・コンツェルンといった成分は配合されておりません。良識のある初めましての方なら、超人懐こい犬が、初対面なのにシッポをブンブン回すように歓迎してくれます。
また、掌編小説のコンテストと言っても、プロへの登竜門としてゴリッゴリに鎬を削るような、天下一武道会的な趣ではありません。これまたナアジマヒカル審査員のフレーズを借りると、創作好きがワイワイ集まる町内会のお祭りの趣です。まー最近は「結果的に」登竜門になってるとも言えなくはないかな笑
もちろん賞も大事だけどね。
自信がある人もない人も。
経験者も初めましても。
老若男女問わず。
ピリカグランプリを通じて、参加者全員で創作の喜びや楽しさを分かちあえたら最高だなと思います。お前は運営かよ。
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ここからはスーパーハイパー余談タイム。僭越ながら、「小説初めて書くんですけど(*✪д✪*)ドキドキプリキュア」という方にアドバイス的なsomethingを書きます。
長いよね。自分でも分かってるのよ。いっつもこうなのよ。めろa.k.a.ドストエフスキーって名乗ろうかと思ってるくらいなのよ。
アドバイスはただ1つ。
書いたら必ず読み直しましょう(ノシ*`ω´*)ノシ
最もお勧めするのは「下書き段階で第三者に読んでもらうこと」ですね。自分では気づけないミスも多々あります。頼める人が身近にいらっしゃらない場合(実はオイラもそうです)は、極力客観的に読み直す。他人の作品として読み直すと、色々なことに気づきやすいかと思います。
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ごめん最後。ホント終わるからごめん。帰り支度しながら聞いてくれていいから(*✪д✪*)
今より一歩、いや半歩踏み出すだけです。楽しい世界が待っています。あなたにとって、生涯の趣味が見つかるかも知れません。生き甲斐になるかも知れません。心の通じ合う仲間と出会えるかも知れません。人生を変える作品に出会えるかも知れません。
この記事で出会えたのも、きっと何かの縁です。ピリカグランプリというお祭りで、一緒に創作の渦に巻き込まれてみませんか。
秋ピリカグランプリ2024、同じ創作仲間として、同じ読者として、大いに楽しみましょう(´めωめ`)v
てことで、第二部もオワリ٩(๑•̀ω•́๑)۶