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沙々杯にジャイアニズムの風が吹く


感動のフィナーレを迎えた沙々杯。
やさしさの風が吹く中、最終日に突風(ジャイアニズム)が巻き起こった。


【主催俺、優勝俺】

これほどまでに清々しいジャイアニズムがあっただろうか。

〆切2時間前、覚悟を決めた剛田タケシはのび太に言った。

「おいのび太。俺はこの後リサイタルをするぞ。
ドラえもんにいって土管を用意してもらえ。
用意しないとひどいぞ」

今から土管を発注するなんて、大林組でも至難の業だ。
そもそも現実世界にドラえもんは存在しない。

困り果てたのび太は、オトえもんに泣きついた。


オトえもんはすぐに土管を出してくれた。
仕事が早い。さすが沙々杯ビジュアル担当だ。

その後、しずかちゃん(riraしゃん)の追い上げを退け、
タケシは勝鬨を挙げた。

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リサイタル(ジャイアン vs 重力)開幕。
のび太は土管を空き地にソッと置くと、脱兎の如く逃げ出した。

重力の精魂果てて偽土管


タケシのことだ。自分の俳句が決勝に上がると分かった時点で、
このシナリオも想定していたはずだ。

「俳句大賞の記事、俺が書くのかよ。俺が俺に賞状渡して、祝福するのかよ。日本将棋連盟の佐藤康光会長が棋戦優勝した時の表彰式みたいな感じになるじゃねーかよ」

否。タケシの優勝に異を唱えるものなんていない。
純粋に俳句の力で勝ち取った英孝ちゃんだ。

いやちげーわ。
純粋に俳句の力で勝ち取った栄光だ。

今回、最もみんなに愛された句を詠んだのが、
たまたま運営だっただけである。

いや、というかタケシかっちーさんが運営でなければ、こうやってめろさんに弄り倒されることもなかったんじゃないですかね・・・

by オトえもん

オトえもん。それは言わない約束だ。


【前代未聞、自分に私設賞】

そんなオトえもんも、突風を靡かせている。

副賞のクォリティに誰もが驚愕するおとや賞。
今回は12名と大量に受賞者が出た。
それだけインク画に相応しい良句が多かったということだ。

そんな中。

前代未聞の自分に私設賞、炸裂。

前述のタケシ優勝から僅か2時間後の出来事だ。
沙々杯運営陣が、ジャイアニズムの突風を吹かせにきたのである。

だがこれにも、誰も異論など唱えない。現にこの俳句を見た多くの方がインク画を想起し、中には「自分に私設賞あげて、この句でインク画を作ってほしい」とリクエストする者まで現れた。

オトえもんはそれに応えたまでである。

何より、この記事のインク画はどれも素晴らしい。
受賞者の感激コメントを見れば一目瞭然である。


オイラもジャイアニズム吹かせたい(ノシ*`ω´*)ノシ

では、此方も風に乗らせてもらうとしよう。
前回の白杯では「おとや賞」「rira賞」「推し愛大賞byすみか」の三冠。
そして今回の沙々杯でも、三冠に輝いたのだ。

ここからは只の自慢タイムである。ご了承頂きたい。

そして、ここまではタケ氏こと宇宙かっちー氏を意識して書いてきたけど、こっからはいつものオイラでいくぜ( ●´ސު`●)

【🎤(´めДめ`) オイラはめろ~ うつスピ賞~】

大根を切る音実家の朝寝かな

夜中、理想のリズムパターンが出来た歓びのせいで、リズムに合わせて衝動的に大根を切りまくって疲れ果てて、朝寝坊した音楽家を詠んだ句である。

いや違うわ(ノシ*`ω´*)ノシ

「大根を切る音が聞こえてくる実家の朝寝。気持ちの良い光景ですね。大根=冬の季語、朝寝は実は春の季語にあたりますが、大根を主役として鑑賞しました。実家に帰ると手料理をしなくていい、甘えられる状況ってありますよね。普段は朝早くから起きて家族のために料理を作っている主婦の方なのかもしれないですね。本人は朝寝というゆっくりとした光景なんですが、全体として家族の優しさを感じる句ですね」

うつスピ先生の嬉しい講評

先生は今回の沙々杯でも大活躍。いち早く私設賞を立ち上げムーブメントを作り、自身はファイナリストになり、審査員個人賞も受賞。みんなに絶賛されても謙虚な先生。先生も、たまにはジャイアニズムの風を吹かせてはいかがでしょうか( ●´ސު`●)

先生に選んでもらえて光栄です。ありがとうございました○┓

【🎤(´めДめ`) オイラはめろ~ ラベンダー賞~】

私設賞は、自分の感覚で選ぶもの。自分が好きな句を、自分の好きな数だけ、自分の独断で選ぶもの。そう思ってました。でもラベンダーさんは違った。自分で候補を出して、最終的には読者投票で私設賞を決めるという、「みんなの俳句大会」方式の私設賞を打ち出したんです。新機軸!

「受かったよ」家路を急ぐ寒茜 (第二投票所・第一位)
合格…それはご自身のことであれ、ご家族やお身内にお友達…一刻も早く報告して、共に喜びたい。溢れんばかりの気持ちをお詠みになっためろさんに決まりました。報せを待つ者にとってはその日はそわそわしている。夕闇迫る中、最高の笑顔が夕陽に映えるそんな思いでした。

ラベンダーさんの優しい講評

未だ予選の舞台すら踏めてないオイラなので、自分が詠んだ句に投票してもらえるってだけでとても新鮮でした。しかも1位って。候補にしてもらえただけで嬉しかったのに、投票してくれた人ありがとん。そうかみんなこういう気持ちを味わっていたんだ・・・(人めωめ`)カンゲキ

「選びきれないんで・・・」とお願いする体裁をとりながら、みんなに喜びを与えるラベンダーさんはとっても素敵な方だなと思いました。

ラベンダーさん、とびっきりやさしい風をありがとうございました○┓


【🎤(´めДめ`) オイラはめろ~ なごみ賞~】

俳句幼稚園でお馴染み。なごみ先生ことどらちゃん。幼稚園のみんなから慕われ、白杯に続き今回も審査員賞を受賞するほどの実力者。個人的にはたまに書いてくれる文法記事が垂涎。

どらちゃんとは仲良くさせてもらってますが、俳句に関しては勿論一切の忖度無し。だから、俳句で純粋に選んでもらえたことが本当にうれしい。

「受かったよ」家路を急ぐ寒茜  めろさん
「受かったよ」この言葉が言いたくて、
「受かったよ」この言葉を聞きたくて、
受験生本人やご家族、先生たちはこれまで頑張ってきたのでしょう。

早く家族に会いたい受験生の気持ちを、家路を急ぐで表現。

きっと仲良し家族なんだろうなぁ~。今晩は合格パーティーだね!なんて、想像も膨らみます。受験生の事を「良く頑張ったね!」と寒茜が包んでくれている、そんな優しい情景がとても美しくて、ジワッと目頭が熱くなりました。

共感を呼ぶ一句、そして季語の寒茜の持つ力を最大限発揮された、素晴らしい俳句だと感じました。

どらちゃんの丁寧な講評


オイラがこの句で描きたかった情景、伝えたかったあたたかさをどらちゃんが丁寧に表現してくれました。俳句幼稚園の記事でも、どらちゃんのコメントって、本当によく見てるなというか、細部まで目を届かせて鑑賞してくれています。そりゃみんなから信頼されるよね(´めωめ`)ンム

どらちゃん、オイラめっちゃ嬉しかったよ。ありがとん( ●´ސު`●)

君もジャイアニズムを吹かせてみないか(✧≖‿ゝ≖)

長々と自慢してしまいましたが、みなさんも是非いかがでしょうか。

「公式賞を受賞した!」
「ファイナリストになった!」
「今回初めて予選突破した!」
「私設賞もらった!」
「こんなうれしい感想もらった!」
「こんな人と出会えた!」

賞をいただいたかたも
残念ながら選からもれてしまった方も
受賞の喜びや沙々杯の感想を
記事にしていただけると幸いです。

その記事がまた春の風となって
次の宇宙杯への期待につながっていけば
よいなと考えています。

主催のまど夏ちゃんより


さあ、ジャイアニズムの風に乗ろうぜ٩(๑•̀ω•́๑)۶

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