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【連載小説】アヘアヘキングダム 3rd Season Story 28


<Dialog Neesou,Koyuki and Tokiyu at Neesou's house ネーソー、コユキ、トキユの会話 ネーソー宅にて>
ト:・・・なるほど。
コ:話長くなってしまってすみません(´・ω・`)
ト:とんでもない。コユキさん、大変でしたね。ネーソーさんと出会えて幸運でしたね。(と´・ω・)
コ:ありがとうございます!
ネ:んで、ピイコんところで働かせてもらえることになったんだけど、1ぷんで120文字タイピングできるようにしてこい!って、ピイコに言われちまったんだよ。
ト:毎分120文字の速度のタイピングを、コユキさんの就業条件として、ピイコさんから課されたということですね。(と´・ω・)
コ:そうなんです。
ネ:んでさ、再来週の月曜がコユキの初出社なんだけど、それまでにコユキがタイピング出来なかったら、俺っちに時給の一部を負担しろとか言いやがるんだよピータロウが・・・(´◉◞⊖◟◉`)イミワカンネ
コ:絶対にネーソーさんには迷惑かけません!タイピング、出来るようになります!(´雪ω雪`)メラメラ
ト:で、私にどうしろと?(と´・ω・)
ネ:コユキにタイピングのやり方を教えてやって欲しーんだわ(´◉◞⊖◟◉`)
ト:・・・ネーソーさんが教えられるでしょう。タイピング速いじゃないですか。
ネ:まあ出来っけどさ、教えるってなるとまた違うじゃん。俺っち完全に感覚でやってっから、どうやるのって言われても説明できんwww
ト:試しに、ネーソーさんのタイピング見せてもらえますか。(と´・ω・)
ネ:えーいま?まー別にいいけど・・・何か見られてると緊張すんなw・・・どーすりゃいい?メモ帳とかにテキトーに文章打つ感じで良いか?
ト:タイピング判定アプリがありますから、それを使いましょう。「タイピング 測定」でググってもらえますか。
ネ:あいよ・・・・・・これでいいか?
ト:はい、上から2番目の「e-typing」をクリックしてください。(と´・ω・)
コ:(´雪ω雪`)ワクワク
ネ:これな。

ネ:えーっと・・・これの「今すぐチェック」を押せば良いか?
ト:はい。別ウインドウが出たら、Spaceを押してスタートです。
ネ:おっしゃ!!タブレットやスマホ民が多い中、未だにPCゴリゴリに使ってるイラストレーターの本気、見せちゃるぜ!!(´◉◞⊖◟◉`)
コ:ネーソーさんふぁいてん (´雪ω雪`)ドキドキ
ネ:\_ ヽ(•̀ω•́ )ゝホオーーーッ
コ:???
ト:・・・・・・

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\_c=(c=(c=(c=(゚ロ゚;c=アータタタタタタタタタタタタタ-!!
\_c=(c=(c=(c=(゚ロ゚;c=アータタタタタタタタタタタタタ-!!

コ:(  ゜ω゜  ) ! !
ト:(ネーソーさん神拳使いだったのか・・・)

\_゚・゚*☆○=(`◇´*)o オワター!!

大 曾 根  (ง´◉◞⊖◟◉`) ว  百 裂 拳

スコア       266
レベル    S
入力時間   58秒50
入力文字数  300
ミス入力数  14
WPM              312
正解率         95.33%

ネ:どや!!!(´◉◞⊖◟◉`)
コ:すごい!!速かった!!(´雪ω雪`)コユキカンゲキ
ト:ネーソーさん、これやるの初めてですか。
ネ:もちのろんよ!!
ト:であれば、1回目でSはなかなかのスコアだと思います。(と´・ω・)
ネ:おっしゃ!!見たかコユキ!!
コ:(人雪ω雪`)ステキ
ト:Sであれば、オフィスワークでも全く問題ないレベルです。少しタイプミスが多いのが気になりますが。(と´・ω・)
ネ:ときゆさんは相変わらず厳しいよなwww
ト:ネーソーさんは、ホームポジションを取らないんですね。(と´・ω・)
ネ:あー指を固定する的なヤツだろ?あれ、何かキュークツでさ。俺っち流でやってるw
ト:ホームポジションを利用すれば、今より効率よくタイピングできますし、ミスタッチも減りますよ。(と´・ω・)
ネ:まーな。んでも今さら直すのは無理だわwww ずっとこれでやってるし。てか、俺っちイラストレーターだしwww
ト:ネーソーさんは職業柄今でも十分でしょうが、デスクワークを行うコユキさんには、正統派のホームポジションを教えた方が良いかと。
ネ:だよな!!だから俺っちよりときゆさんが適任だと思ったの。
ト:なるほど。理解しました。(と´・ω・)
ネ:そしたら、ときゆ先生のお手本を見せてくれよ。
ト:わかりました。・・・では、コユキさん。(と´・ω・)
コ:(´雪ω雪`)ハイ
ト:今のネーソーさんのタイピングでも十分速いですが、今から私が「ホームポジションに基づいたタッチタイピング」をデモンストレーションしてみますので、見ていてください。(と´・ω・)
コ:(´雪ω雪`)ノ ハイ!!


【Tokiyu's Case  トキユの場合】
さて。今回のデモンストレーションにおける最も適切な振る舞いを考察してみよう。大方針は以下の2つだ。

1 「ただの早打ち自慢野郎かよ」と思わせてはならない。
あまりに速すぎると、コユキさんが私の指の動きについて来られず、参考にならない。己のナチュラルスピードから、意図的に速度を落とす。

2 ネーソーさんのプライドに傷をつけてはならない。
今後私がコユキさんの「先生」という立ち位置になる以上、ネーソーさんが取得したランク「S」を下回っては示しがつかない。Sを上回ることが最低条件だ。

ここからは取得ランクの考察。ネーソーさんが取得した「S」の上下3ランクは以下の通り。

325〜349  Thunder
300〜324  Fast
277〜299  Good!
260〜276  S            ←ネーソーさん
243〜259  A+
226〜242  A
209〜225  A-

今回のケース。1つ上のランク「Good!」だと、「ネーソーさんと大して変わらないじゃん=トキユ先生、そこまで凄くないんだね」となる可能性がある。かといって、3つ上のランク「Thunder」まで飛躍すると、その差にネーソーさんがネションする。先生としての威厳を保ち、且つネションさせないためには、2つ上のランク「Fast」を狙うのが相応しい。

Fastのレンジは300~324。その中間点の311をターゲットにすれば、誤差±10で問題ない。そうすると、WPM(Words Per Minutes)は350前後・・・50秒00の誤差±1秒ならいけるか。体内時計で50秒を正確に測るのは難しいから、秒数はデジタル時計を目視することで経過を確認する。自然と腕時計を外し、PCの横に置く。00秒が来るまでは適当に雑談をし、00秒と同時に開始する。開始後は概ね10秒置きに秒数を確認し、50秒でFASTのレンジにスコアが来るように、速度調整を行う。

ターゲット最終確認。スコアは311±10。WPMは350±5。時間は50sec±1。
デジタル時計の秒数が30を表示したら、さりげなくPCの横に時計を置き、さして意味のない雑談をした30秒後、おもむろに開始する。

OK。では、任務を遂行する。
20・・・・・・・・・25・・・・・・28・・・ミッション開始だ。


<Dialog Mariko and Yoriita on the phone 毬固とヨリータの会話 電話にて>
毬:(お!!!!!!)よりちゃん!!!!!!おひさ!!!!!!
ヨ:まちこー(^^)
毬:まちこ言うなwww げんきしてた????
ヨ:まあなんとか生きてる。まちこはツアー終盤だよね?
毬:うん!!!!つぎがらすとのかごしま!!!!
ヨ:おーすごいじゃん。ラスト頑張ってね。
毬:ありがとー٩(ˊᗜˋ*) 
ヨ:あ、上司からAPEXやるぞと招集命令が・・・
毬:えーそんなのことわればいーじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃーん!!!!!
ヨ:そういうわけにはwww まちこのツアー終わってこっち戻ってきたら、またカラオケにでもいこうよ。
毬:いいね―!!!!!!じゃあまたれんらくするね!!!!!!


<Dialog Neesou,Koyuki and Tokiyu at Neesou's house ネーソー、コユキ、トキユの会話 ネーソー宅にて>
ト:では、今から開始します。 ヒョイ(と´・ω・)つ⌚

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コ:(´雪ω雪`)ワクワク
ネ:・・・お、ときゆさん良い時計してんだなー ヒョイ(´◉◞⊖◟◉`)つ⌚

(!!??・・・・・・WARNING!!緊急事態!!デジタル時計、敵方に強奪!!聞こえるか!?時計強奪!!)

ネ:次買うとしたら、こーいうのもいいよなぁ(´◉◞⊖◟◉`)つ⌚
ト:そ、そうですね・・・・・・

(敵はイレギュラーな行動をすることあり。注意せよ。作戦を切り替える。上方右45度の白壁にアナログ時計発見。そちらの秒針と任務を同期させよ。・・・ラジャ。現在18秒。予定より10秒ほど雑談が遅延するが、やむを得ない) チラッ(21秒)

ネ:ん?ときゆさん何見てんの?(´◉◞⊖◟◉`)つ⌚
ト:い、いえ・・・別に・・・

(ダメだ!!アナログ時計の方も敵に察知された!!もう秒を確認することは不可能だ。あとは己の体内時計を頼るのみ。恐れるな。お前の秒針を心で刻め!!)

ネ:汗スゲーけど、ダイジョブか?(´◉◞⊖◟◉`)
ト:はい・・・(26、27,28,29,30)
ネ:あれ?もしかしてときゆさんキンチョーしてんのwww珍しいなwww
ト:・・・集中したいので話しかけないで頂けますか・・・(38,39,40・・・)
ネ:あ、ごめんごめんw 

(42,43・・・いや待て。体内時計であればカウントダウンする必要ないだろう。開始と同時に、心の秒針に00と刻めば済む話だ。私としたことが・・・完全に敵の術中に・・・)


コ:ネーソーさん!トキユ先生の邪魔しちゃダメッ( `³´)
ネ:さーせんw
ト:では、始めますので・・・

(泰然自若・・・神色自若・・・従容不迫・・・余裕綽綽・・・行くぞっ!!) 

\_ヘヘ(・ω・ と) カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

コ:(ネーソーさんと対照的・・・静かなる拳だ・・・でも良く見ると指先はメッチャ速く動いてる)

\_ヘヘ(・ω・ と) カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

ネ:(こーいうのは、やっぱときゆさんだわなw)

\_ (・ω・ と) ピタ

スコア    313
レベル    FAST
入力時間   50秒17
入力文字数  291
ミス入力数    2
WPM     348
正解率    99.31%


<Dialog Neesou,Koyuki and Tokiyu at Neesou's house ネーソー、コユキ、トキユの会話 ネーソー宅にて>
ト:(Mission Complete. ターゲット殲滅。これより帰還する)
ネ:おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
コ:(ええええ!?あれでネーソーさんより速いの!?トキユさんスゴすぎ・・・)
ト:タッチタイピングは、このように指をホームポジションに置くことで、効率的に指を動かすことが出来るため、打鍵速度が上がります。また、自然とタイプミスも減るため、正確性も向上します。(と´・ω・)
ネ:さっすがときゆさん!!魅せるねぇwww
コ:トキユ先生・・・ついていきます(人雪ω雪`)シショウ
ト:ありがとうございます。個人的にはミスタッチ2が許せませんが、何せ私も久々なものですから、そこは大目に見て頂けると。
コ:(人雪ω雪`)カッコイイ
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ウ・・・なんか悔しいな!!ときゆさん、俺っちにもっかいやらせて!!
ト:リ、リトライですか・・・

(ALERT!!敵はまだ殲滅していなかった!!応答せよ!!奴は・・・まだ死んじゃいないっ!!)

ネ:ちっと悔しいんだよwww 俺っちもFAST出したい!!てことで、もっかいやりまーすwww
コ:ネーソーさんふぁいてん!(´雪ω雪`)ワクワク


<Dialog Ain and Fiimo   アインとフィーモの会話>
ア:フィーモー( ´∀`)ノ
フ:アインちゃんお待たせ(^∀^)ノ
ア:・・・って、フィーモ寝ぐせヤバない?www
フ:え?
ア:ねぇwwwちょっとまってwww

 Σp[【◎】]ω・´) バシャッ

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ア:トサカみたいになっとるwwwwwwwwwwww
フ:・・・え??ウソ??
ア:今日はねぐせヤバおさんって呼ぼうかな(・∀・)
フ:(出だしからつまづいてしまった・・・)
ア:じゃ、ヤバおさんの眼鏡買いにいこー( ´∀`)ノ Let's Go!!


<Story 29  Preview   次回予告>
生産性がないことに思考と感情を使うな / 先生の本気、見たいです!
切り札使うしかねーだろ / ヤバ男とたんぬの眼鏡放浪記
Coming Soon・・・(✧≖‿ゝ≖)
※モデルこそいますが、あくまでもフィクションです。
※ヤバ男さんヤバいっすね。壁に刺さったら抜けないでしょうね。
※次回更新は08/04(水)の17:00です。

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