Meets a Kitten in the Rain~執事、子猫に出会う
■Characters
ショショノスケ
ニャムサンが飼っているメスの黒猫。元々はムネたろうに飼われていた。
IQ180のおりこうさん。人間の話や気持ちを理解できる。
ムネたろう
ネーソー一家の執事。ショショノスケの元飼い主。アメリカでネーソーの仕事をサポートしている。沈着冷静。2年ぶりに日本に帰国する。
ニャムサン
声優。ショショノスケの現飼い主。恋バナ大好き。2年ぶりに帰国するムネたろうを迎えに行く。
【Nyamusan's Room ―― ニャムサンの部屋】
しょしょちゃーん(*´∇`*) 準備できたよーごはんにしよー♪
ε=ε= (=^・ェ・^=)にゃ-(わーい)
📱<♪♪♪♪♪♪♪♪
あ、こんな時に電話だ…しょしょちゃんごめん(´・ω・`)ちょっと待ってね!
(=^・ェ・^=)にゃ-(はーい)
「……ええ……はい……」
(=^・ェ・^=)… (多分お仕事の電話だにゃん)
「今からですか!?……はい、分かりました。じゃあ、30分後に向かいますね。はい、失礼します」
(=^・ェ・^=)にゃ-(ニャムサン、今からおでかけにゃの?)
うん…事務所から呼び出されちゃった。ごめん。晩ご飯は一緒に食べようねって約束してたのに(´・ω・`)
(=^・ェ・^=)にゃ-(お仕事なら仕方ないにゃん)
ホントごめんね。 (=^・ェ・^=)ヾ(´・ω・`) じゃあ、これ、晩ご飯。お留守番、お願いね
(=^・ェ・^=)にゃ-(だいじょぶにゃん!ニャムサン、気を付けてにゃん)
ありがと。じゃ、行ってきます(☆ФωФ)ノ
(=^・ェ・^=)ノシ にゃ-(いってらっしゃいにゃん)
今日はひとりで晩ごはん。
ごはんは好きだけど、ひとりで食べるのはちょっと寂しいです。
(=^・ェ・^=) モグモグ
ごちそうさまでした。
おきにいりの窓辺で、食やすみ。
ここからは、外の景色が良く見えます。
昼間は、ぽかぽかひなたぼっこ。
空、雲、飛んでいる鳥さん。
夕方は、オレンジ色の夕日。
最高の場所なのです(しょ´―`*)
でも、今日はあいにくの雨…
しかも夜だから真っ暗です(´・ω・`)
雨、真っ暗、ひとり。
(=^・ェ・^=) ……
あの日、私はとっても暗い場所にいました。
暗かったのには、理由があります。
あの時、私は目が開けられなかったんです。
暗くて、寒くて、怖かったです。
雨でずぶぬれになった体が、どんどん冷えていきました。
わけもわからず、ずっと泣いてました。
精一杯呼びました。
でも、ママには届きません。
か細い声が、雨音にかき消されていきます。
ママにも、誰にも届きません。
(=^・ェ・^=) ……
<Syosyonosuke's Case ―― ショショノスケの場合>
ままー どこにいるのー
ままー さむいよー
ままー ままー ままー ままー ままー
ままー ままー ままー ままー ままー
ままー ままー ままー ままー ままー
ままー ままー ままー ままー ままー
さむい……さむいよ、まま……
<Munetaro's case ―― ムネたろうの場合>
たまの休日が雨だったら、大抵の人は落胆するらしい。
私は、雨が好きだ。だから、雨の中を散歩するのも好きだ。あまのじゃくな性格は、生まれつきなものか。それとも、十代のほとんどを孤独に過ごしてきた生活環境のせいか。
雨の日は、いつもとは違う静けさがある。雨の日は、いつもとは違う匂いがある。
だが、さすがにこの雨は強すぎるな( ̄― ̄) 久々に、クラシックをBGMにエスプレッソを愉しみながら、雨宿りといきますか。
「―…」
ん?
何か今…
…ふむ。
「ミー」
いや、気のせいじゃない。
「ミーミー」
子猫か。どこから…
「ミーミー ミーミー」
……こっちか。
「ミーミー ミーミー」
……(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)……
あまり動物は得意ではないのだが…これを見過ごすわけにはいかないだろう。というより、考えている余裕はなさそうだ。
しかし、この辺りの動物病院なんて知らないぞ。どうする。
ぬうう…かくなる上は…
<Dialog Misaki and Munetaro ―― ミサキ先生とムネたろうの会話>
ミ:ね、猫…ですか…
ム:お願いします。
ミ:思いっきり専門外なのですが(汗)
ム:そこを何とか、お願いします(ズィッ)
ミ:わ、分かりました。……体温はかなり低下してしまっていますが、呼吸と脈はまだあるようですね。
ム:……
ミ:私の知り合いの動物病院の先生に連絡を取ります。すぐに対応してもらえるように言っておきますので、連れて行きましょう。
【At the airport ―― 空港】
ふうー何とか間に合ったあ(。◕ˇωˇ◕。)
それにしても、さっきの演技、自分でもちょっとわざとらしかったなwwwおぬこ、本当は事務所に呼ばれたんじゃないってこと、しょしょちゃんにバレれてないといいけど。
…ま、こんな話を誰かさんにしたら、
「おいおいwww おぬこ、お前何言っちゃってるわけ?www そんなん猫に分かるわけねーべよ(´◉◞⊖◟◉`)」
って、笑われるだろうけどさw
……あ、きた!
こっちでーす(*´∇`*)ノシ
<Dialog Syosyonosuke and Munetaro ―― ショショノスケとムネたろうの会話>
ム: 今日からここが、お前の家だ。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(ひろくていいおうちにゃん)
ム: …ん?そんなに心配するな。旦那様にも奥様にも、ちゃんと許可は取ってある。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(だんなさま?)
ム: ・・・着いて早々食事の催促とは、お前もなかなかやるな( ̄― ̄)ニヤ
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(ごはんはまだいらにゃいよ)
ム: 後でちゃんとあげるから、今は我慢するんだ。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(わたしのはなしきいてるにゃん?)
ム: うむ。まあ、病院は辛かったかもしれないが、3週間で退院出来たんだ。幸運に感謝しろよ。
(=^・ェ・^=)ヾ( ̄― ̄) ヨシヨシ
ム: ところでお前、まだ名前を付けてなかったな。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(びょういんでは「しょしょちゃん」って呼ばれてたにゃん。せんせいがつけてくれたにゃん)
ム: そうだな。やはり名前が無いのは嫌だろうな。よし、私がとっておきの名前を考えてあげよう( ̄― ̄)ニヤリ
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(わたしは「しょしょちゃん」気にいってるんだけどにゃ…)
ム: そう言えば、診察券に何か書いてあったな…んん!?しょしょ…ちゃん…だと!?
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(いや、さっきのびょういんでも、せんせいずっとそう呼んでたにゃん)
ム: ぬう…悪いとは言わないが…ぬうう…「しょしょ」はいいにしても、この「ちゃん」はいかがなものか…
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(わたしはおんなのこだから、「ちゃん」がついてるにゃん)
ム: これではまるでメスを呼んでいるようではないか…先生も何を考えていらっしゃるのか…
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(いや…え?ちょっとまってにゃん)
ム: 私は、オスにはオスらしい名前を付けるべきだと思うんだが、お前はどう思う?
シ: (=^゚ω゚^=)にゃ-!!(おすじゃないにゃん!!)
ム: そうか!やはりお前もそう思うか!よし、そうだな…「しょしょ」の部分は活かすとして…ここは、私の尊敬する芥川龍之介先生から拝借するとしよう…うむ、決めたぞ。
今日からお前はショショノスケだ!!m9(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)ドーン
シ: (=^*ω*^=)にゃ---------------!!(oh my nyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa)
<Munetaro's Case ―― ムネたろうの場合>
ショショノスケ。我ながら、良い名前を付けたものだ。あそこまで喜んでもらえれば、飼い主冥利に尽きる。そして…自分でも信じられなかったが、まさか、私に猫と話せる能力があったとは…
まあ、ネーソー様には
「おいおいwww ムネさん、何言っちゃってるわけ?www 猫と話せるわけねーっつの(´◉◞⊖◟◉`)」
と、笑われるかもしれないが。
確かに、言語を用いたコミュニケーションとは言い難いかもしれない。しかしショショノスケは、私の言わんことを理解している気がする。そして、こちら側にも、何かしら伝わってくるものがあるのだ。
たっぷり、かわいがってやろう(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟) グヘヘ
【in a taxi ―― タクシー】
ニャ:(*´∇`*) にゃははwww それで『ショショノスケ』になったんですねww 面白いwww
ム: お恥ずかしい限りで(汗)
ニャ:でもしょしょちゃんは、きっと自分の名前気に入ってると思います。
ム: ニャムサン様がそうおっしゃって下さるのが救いです(苦笑)
ニャ:…あ!
ム: …どうされましたニャムサン様?
ニャ:ムネさん、この声、聞き覚えありませんか?
ム: ふむ…
ニャ:運転手さんすみません。ラジオの音、もう少し大きくできませんか?
――― はいよー(´めωめ`)つ□ポチットナ
ム: あ、もしかして、ユィミさんですか。
ニャ:ピンポーン(*´∇`*)
ム: 頑張っていらっしゃるんですね。
ニャ:はぁ…やっぱユィたんの声良いわぁ(*´∇`*)
――― 最高っすよね(´めωめ`)グヘヘ
ニャ:あ、もしかして運転手さんもユィたんのファンですか?(*´∇`*)
―― ヘヘ…年甲斐もなくファンクラブに入っておりやす(´めωめゞサーセン
ム:(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)…(どこかで見たことあるな、この運転手…)
【Yuimi's Case ―― ユィミの場合】
お疲れさまでしたー(´ゆωゆ`)ノ
ふう。明日の準備終了。今日はあたし的にかなり頑張れた(`・ω・´)自分へのご褒美に、ラーメン食べて帰ろかなw
ねぇ、クッサン!今日ラーメンいかない?
【Kussan's Case ―― クッサンの場合】
いく!(`・ω・´)
…ユィミ待って。昨日もうちらラーメン食べた気がするんだけどw
<Yuimi's Case ―― ユィミの場合>
え?そうだったっけ?(๑꒪ټ꒪๑)
まままま、明日からのライブリハーサルの景気づけってことでここは1つ…(´ゆωゆ`)ネ?←ラーメン食べたいだけ
【in a taxi ―― タクシー】
ム: お嬢様は元気にされてますか?
ニャ:ええ、とってもw
ム: 皆様にご迷惑をおかけしてなければいいのですが…
ニャ:ニャハハwww アインちゃん同じこと言ってましたよw
きっとムネさん、僕が皆に迷惑かけてるんじゃないかって絶対心配してる。ミスター心配性だからね( ´∀`)
ニャ:…ってw
ム: ぬうう…裏でそんな呼ばれ方をされているとは…
ニャ:ふふ(*´∇`*) でも、心配いらないと思いますよ。アインちゃんしっかりしてますし、何よりアインちゃんの絵本、人気ですもん。私の友だちもファンですし。
―― あの絵本、素敵っすよねぇ(´めωめ`)つ◎←注:ハンドル
ニャ:…え?運転手さん、アインちゃんの絵本も知ってるんですか!?
―― 自分用、保存用、布教用…3冊も買っちまいやした(´めωめゞオハズカシィ
ニャ:運転手さんすごいww
ム:(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)…(何だろう、この悪寒は…)
【Fiimo's Case ―― フィーモの場合】
「ボ、僕のヨーグルトになって下さい!」
違うなぁ。てか、意味分かんないな…
「ボ、僕にヨーグルトを作ってください!」
いや、どっちかというと作るのは僕の方だろう。
「ボ、僕とヨーグルトの海に溺れて下さい!」
こ…こ…
これだああああああああああああああああああああ
フゥゥゥゥ…よぉし、言うぞぉ。今日こそ言うぞぉ!僕だって男だ!
やるときゃやるんだ!
【in a taxi―― タクシー】
ム: つかぬ事をお伺いしますが、お嬢様には仲の良い方はいらっしゃるのでしょうか。
ニャ:アインちゃんですか?うーん、友達は多いと思います。私も詳しくは知りませんけどw
ム: …その中は殿方もいらっしゃるのでしょうか?
ニャ:あ、そっちの話ですね(☆ФωФ)キラーン てか、ムネさん殿方ってw
―― ププッ(´めωめ`)つ◎
ム: 堅苦しい言い方ですみません(照)
ニャ:いえいえw …ま、私の勘ですけど、『いい感じ』の人はいるみたいですよ(☆ФωФ)
ム: おお、そうですか。
ニャ:私の見立てでは、相手の人がもうひと押しできるかどうかですけど…ム: ふむ…
<Dialog Fiimo and Ain on the phone ―― フィーモとアインの会話 電話にて>
ア:あ、もしもし、フィーモ?( ´∀`)
フ:ボ…
ア:ん?
フ:ボ…ボクと…
ア:どしたの?(・∀・)
フ:ボーグルト!!
ア:……え?w
ニャ:…ちょっと時間がかかるかもしれませんねw
ム: まあ、焦ることはないでしょう。まだお嬢様はお若いですし。
ニャ:そういうムネさんはどうなんですか(☆ФωФ)
ム: …どうって?
ニャ:意中のお相手、いらっしゃったりして(☆ФωФ)
ム:私はもういい歳ですから(笑)そういう浮いた話はありませんよ。
ニャ:えー(・A・)
ム:えーと言われましても(笑)……ま、別の意味ではいるかも知れませんがね( ̄― ̄)
ニャ:ん?別の意味!?何ですかそれ!?
ム: いえ、何でもありません
【Tokiyu's Case ―― トキユの場合】
なるほど。キミの言い分も分からなくはない。しかし、キノコはれっきとした食物だよ。キミだってここまでの人生でたくさん食べてきたはずだ。
確かにキミの言うとおり、キノコは菌類。カビと同類だ。普通の植物のように光合成をして、自分で栄養分を作ることはできない。例えば、シイタケは倒木や枯葉につき、マツタケやホンシメジは樹木に寄生するね。アガリクスはマッシュルームと同じく、堆肥を分解して栄養を摂取しているのは言うまでもないね。
成程。キミはこういった「他の生物や有機物に寄生して、それらを分解したものを養分として本体に吸い上げる」といったキノコの生き様が気に食わないと言うんだね。待ってくれ。キノコは一方的に生きた植物を殺して自らの栄養を得ているわけではない。むしろ、他の生物は到底及びもつかない「分解者」としての能力を備えているんだ。有機物を分解して無機物に還元する。これは自然界の物質循環において非常に重要な役割なんだよ。
キノコは、他の菌類や微生物が分解できない堅い樹木も分解できるし、樹木の成長を助ける「共生者」としての役割も担っているんだ。たとえ、猛毒であるダイオキシンに侵された土壌であっても、そこに生えたキノコはダイオ
キシンを分解して、自身の中に含まれる窒素本体に取り込んでしまう。汚染された土壌でさえ、キノコは浄化してくれるんだ。
ふむ。まだ納得がいかないって表情だね。よし分かった。こうなったらとことん突き詰めてみよう。例えば、木材不朽性のキノコは、難分解性のリグニンを含む樹木の幹や落枝、落葉を分解することができる。地球の陸地が枯れ木や落ち葉で埋め尽くされないのは、キノコの持つリグニン分解パワーのお陰と言(ry
(10分後)
泣かないでくれ。僕が悪かった。キミに「もう二度とキノコ料理は作らない」と言われて、狼狽してしまったんだ。
僕はキミのキノコ料理が大好きだから。
許してくれるかい?…ありがとう。
じゃあ、今夜の献立は予定通り「キノコたっぷりけんちん汁」でいいね。
【in a taxi ―― タクシー】
ニャ:えー教えて下さいよー!ムネさんの意中の人、気になるー!
ム: いやいや、まあ、戯言ですので。忘れて下さい( ̄ー ̄)
ニャ:ぶー( `³´)
ム: …そういうニャムサン様は、どうなのでしょう?( ̄― ̄)
ニャ:(☆ФωФ)ギクギクーン
【Rakia's Case ―― ラキアの場合】
( >д<)、;´.・.......ィクシッ!
やっぱそろそろ家でも服着た方がいいな…さすがに寒い…(*・ω・*)
ニャ:あ!そういえば、ムネさんは日本に帰ってきたの、どのくらいぶりですか?
ム: うまく話をそらせましたね(笑)…約2年ぶりでしょうか。
ニャ:…ということは、あの日以来?
ム: そうなりますね。
<Dialog SyoSyonosuke and Munetaro at Nyamusan's house ―― ショショノスケとムネたろうの会話 ニャムサン宅にて>
――― じゃあ、私は外にいるんで。最後は2人水入らずで、ゆっくりお話して下さいね。
――― ニャムサン様、お気遣いありがとうございます。
ム: ……
シ: (=^・ェ・^=) …
ム: ショショノスケ。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(にゃに?)
ム: 私は、ネーソー様のお仕事の関係で、NYに行くことになった。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(そうにゃんだ)
ム: 3年か、5年か…はっきりは分からないが、しばらく日本には帰ってこない。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(大変そうだにゃん)
ム: それで、最後にひと目お前の顔を見ておこうと思ってな。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(よーく目に焼き付けたらいいにゃん)
ム: ……お前、寂しいのか?
シ: (=^・ェ・^=) …
ム: ……
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(まあ、少しは)
ム: フフ、全然寂しくなさそうだな( ̄― ̄)
シ: (=^*ェ*^=)にゃ-(…相変わらず噛みあわにゃい)
ム: まあ、お互い寂しいのには慣れているからな。そのくらいの方が、こちらも気兼ねなく出発できるってものだ。
シ: (=^・ェ・^=) …
ム: いいか。くれぐれも、ニャムサン様にご迷惑はおかけするなよ。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(わかってるにゃん)
ム: ん?大きなお世話だって?…確かに、お前は利口だからな。実際、それほど心配はしてないよ。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(心配してにゃいのかよ)
ム: とにかく、お前が元気でいてくれれば、私はそれでいい。
シ: (=^・ェ・^=) …
ム: いつ帰ってくるか分からないが、次に会う日まで、私のことを忘れないでくれよ。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(忘れるわけないにゃん)
(=^・ェ・^=)ヾ( ̄― ̄) ヨシヨシ
ム: それじゃ、またな。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(忘れるわけないにゃん)
―――― バタン。
シ: (=^;ェ;^=)にゃ-(忘れるわけないにゃん)
忘れるわけないじゃないですか!
寂しくないわけないじゃないですか!
最後の最後まで…
(=^;ェ;^=)ばかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
――― あれ…ムネさん…もういいんですか。
――― はい。私なりに、ちゃんとお別れしてきましたので。では、ニャムサン様、ショショノスケのこと、宜しくお願い致します。
【in a taxi ―― タクシー】
ニャ:…向こうにいる間、しょしょちゃんに会えなくて寂しいとか思いませんでしたか?
ム: まあ、寂しいとまでは…元気にしてるかなって気にはなりましたけどね。それに、ニャムサン様にはたびたび写真付きでメールを送っていただきましたので。
ニャ:しょしょちゃんのカワイイ姿を激写するのは得意ですから(☆ФωФ)
ム: 本当にありがとうございました。
ニャ:いえいえ(*´∇`*) あ、そう言えばネーソーくんは元気ですか。
ム: ネーソー様は、相変わらずですよ。
ニャ:wwwwwwwwwwww
ム:世界中どこへ行っても、ネーソー様はネーソー様です( ̄― ̄)
【Neesou's Case ―― ネーソーの場合】
ヴェェェェェェェェェェェェェェェェッッッッッッッックショイ!!!!!!!!!!チキショイ!!!!!!!!!!
あー、NYもさみーけど、ドイツも大して変わらんな…(´◉◞⊖◟◉`)
さあて、いきますか!!
ニャ:想像付きますwww英語とか完璧じゃないけど、勢いで伝わっちゃう、みたいなw
ム: まさにそれです。ネーソー様は、人とコミュニケーションを取る天才ですから。
ニャ:ふふ(*´∇`*) …あ、それでネーソー君はどうなんですか?
ム: どうというのは?
ニャ:意中の人(☆ФωФ)
ム: どうなんでしょう…私の知る限りではないですかねぇ。
ニャ:1度メールで聞いたら、『いやぁ、もう毎晩パツキン美女に言い寄られちゃって参っちゃうわ(´◉◞⊖◟◉`)ニャハハ』って返ってきたんですけどwム: 100%フィクションです( ̄ー ̄)
ニャ:wwwwwwww
ム: 正確に言えば、今のネーソー様にはそんな暇もない…といったところですね。
ニャ:あ、そうなんですか。
ム: ええ、仕事になればずっと没頭してますよ。私が止めることもあるくらいですから。
ニャ:へえ…
ム: ネーソー様は昔からそうなんですよ。やるときはとことん…の方なので。その辺りは旦那様とかぶりますね。
ニャ:意外です。ネーソー君、アパート時代にも私たちにはそういうところあまり見せなかったので。
ム:それは奥様の血でしょうね( ̄― ̄)
【Dialog Shouko and Yu-ya on the phone ―― ショウコとユーヤの会話 電話にて】
ユ:あらショウコ。どうしたの?こんな時間に電話なんて珍しいじゃない。
シ:この前送ってもらった松前漬のお礼を言おうと思って。ありがとね。リョウジさんも喜んでたわ。
ユ:わざわざ良いのに笑 ま、喜んで貰えたなら良かったけど。ショウコ今日はお休みなの?
シ:うん、今日はこれからお客さんが来ることになってるの(^ω^)
ユ:ふーん、何だかご機嫌ね。どんなイケメンがいらっしゃるのかしら笑シ:…内緒(^ω^)
ニャ:ショウコさんですね。ユィたんから聞いたことあります。すごく素敵な人だって。
ム: ネーソー様にも、いつか奥様のようなお相手が見つかるといいのですがね。
ニャ:そうですね(*´∇`*)
【Mariko's Case ―― 毬固の場合】
ぎゃっっっっっっっっっっっつい!!!!ベルガモットティーこぼした!!!!!!ぎゃっつい!!!!!!!
【in a taxi ―― タクシー】
――― あ、お客さんすいやせん(´めωめ`)つ◎
ニャ:はい。
――― そろそろ運転交代なので、あっしはこれにてドロンさせていただきやす(´めωめ`)つ◎
ニャ:う、運転交代!?
ム: ……(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟) (電車じゃねぇんだぞ…)
――― いやぁ、それがうちのシステムなもんで。20年間これでやらせてもらってるんで(´めωめゞサーセンネェ
ム: はぁ…そうですか…(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)
ニャ:ここまでありがとうございました(*´∇`*) 運転手さん、これからもユィたんとアインちゃんの応援お願いします!
――― ガッテン承知の介でありんす。では、あっしはこれで(´めωめ`)ノシ
ニャ:行っちゃった…何か面白い運転手さんでしたねw
ム: そ、そうですかね…
ニャ:あ、次の運転手さんてあの人ですかね?…あれ?私あの人どこかで見たような気が…
――― ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ
!!!!!(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)!!!!!
――― あ、お客さんてキミたちのことだね。とりあえず行先はロスでいいのかな?ヒッヒッヒッヒッヒッヒッ。
【Yudako's Case ―― ユダ子の場合】
そこの坊や、どうしたの浮かない顔して。終電逃しちゃったのかしら?…フフ、確かにまだ夜の9時半。電車はあるかもしれないわね。でも、何かあるか分からない時代よ。坊やの乗る電車が脱線して、帰れなくなる可能性もゼロじゃないわ。
そんなあなたにこれよ。安心安全の二交代制、アヘアヘタクシー!通常初乗り8,700円のところを、ウルトラビッグバンキャンペーン中につき90%offの870円!さらに今なら運転手ストラップ(2種セット)をプレゼンt…って、ちょっと待ちなさいよ!!話はまだ終わってないのよおおおおお!!
【in a taxi ―― タクシー】
ニャ:しょしょちゃん、きっと大喜びするだろうなあ(*´∀`*)
ム: …なぜですか?
ニャ:なぜってw決まってるじゃないですか!久々にムネさんに会えるんですもん。
ム: …忘れられていたりして( ̄― ̄)
ニャ:何言ってるんですかっ!!
【Nyamusan's Room ―― ニャムサンの部屋】
たしかに、ニャムサンと仲良く楽しく暮らしているうちに、寂しさは少しずつ感じなくなりました。
でも、忘れるわけないのです。
(=^・ェ・^=) …
<Dialog Syosyonosuke and Munetaro ―― ショショノスケとムネたろうの会話>
ム: ショショノスケ。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(にゃに?)
ム: 前から、1つ気になってたことがあるんだが、言っていいか?
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(言っていいにゃん)
ム: …お前、なぜたまにメス猫のような甘え声を出すのだ?
シ: (=^゚ω゚^=)にゃ-!!(だから、わたしはおにゃのこだって言ってるにゃん!!)
ム: フッ、あまりに図星なものだから、恐れおののいているな( ̄― ̄)ニヤリ いいかショショノスケ。お前も猫とは言え、立派な日本男児ということには変わりないんだぞ。
シ: (=^*ェ*^=)…
ム: 何を古くさいことを…と思うかもしれないが、やはり男たるもの、常に男らしくあるべきだと、私は思う!
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(いや、古くさいとか以前に…)
ム: そうか。お前も反省してるか。うむ、分かってくれればいいんだ。私も強く言い過ぎた。すまぬな。
シ: (=^・ェ・^=)にゃ-(何を反省したらいいか分からないにゃん…)
ム: 少しずつ、私と男を磨いていこうな。
(=^・ェ・^=)ヾ( ̄― ̄) ヨシヨシ
ずっと私を男の子だと思っていたし、全然話も噛みあわないし…
でも、あの低い声を聞いていると、妙な安心感がありました。
撫でてもらっている時は、それこそ幸せでした(しょ´―`*)
あの雨の日。
むねさんに見つけられていなかったら、今こうして、昔を懐かしむことさえ、出来なかったはずです。
次に会う日まで、出来たら私のことを忘れないでくれよ( ̄― ̄)
忘れるわけないです。
ずっと待ってます。
(ガチャッ)
あ、ニャムサンが帰ってきたみたいです!
ε=ε=ε= (=^・ェ・^=)にゃ-(おかえりにゃーん♪)
[End Credit]
【Cast】
ショショノスケ:しょっしょ
ムネたろう:Иem
ニャムサン:さむにゃ
ネーソー:そね
アイン:葉野いあん
ユィミ:みぃゆ
ラキア:あき裸
トキユ:ゆきと
フィーモ:もひ
クッサン:さっくん
毬固: じゅりまり
純次:純次 a.k.a. Яeckless
ユダ子:結廼
ユーヤ:優哉
ミサキ先生::)咲
ショウコ:しおこ
【Song】
星の唄 / Katagi feat.みぃゆ
【Sound Mixer】
ゆきとはん(買い時)
【Ending Theme】
The Smile of You / Jessy
【Script】
めろ
【Production】
アヘアへキングダム制作委員会ⓒ2014
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?