【連載小説】アヘアヘキングダム 3rd Season Story 5
【Neesou’s Case ネーソーの場合】
■LINE 今
まりこ
まじ天使ツアー25かしょめ、たかまつおわたよ!!!!
コユキのこと、まりこに言っといた方がいいかな・・・どうすっかな・・・
―― まりこは大事なツアー中だし、余計なことは言わねー方がいいぞ。
出たなB。黙ってたら、隠しごとしてるみてーじゃねーか。
―― LINEのメッセージだけでちゃんと説明できんのかよこの状況を。
わーってるよ!!だから悩んでんじゃねーか・・・伝えるなら電話するしかねーかな・・・
―― あと2週間でツアーも終わる。まりこがこっち戻ってきてから、直接会って伝えた方がいーだろ。
俺っちは隠しごとをするのがイヤなの!!( `皿´)
―― それはオメーの都合だろ。まりこの立場になって考えてみろよ。大事なツアー終盤に、こんなことを電話で中途半端に伝えて、まりこのメンタルぐらつかせて、パフォーマンスに影響出ちゃったらどーすんだよ。まりこだけじゃなくて、まりこのファンにも迷惑かけんぞ。
・・・(´◉◞⊖◟◉`)・・・
―― 今回のツアーに、まりこは全てを捧げてる。メチャメチャ大事な正念場なんだよ。
わーってるよんなこたーよ・・・
―― こっち戻ってきたら、正直にごめんなさいして、もう怒られろ。覚悟しろ。それだけのことをやっちゃってんだよオメーはすでに。
せやな・・・俺っちがツアー台無しにするわけにはいかねーもんな・・・
―― オメーはオメーでコミケの新刊追い込まないといけねーんだから。お互いのために、今は波風立てるな。
・・・わーった。とりあえず今日はフツーにリプしとくわ。罪悪感ハンパねーけど・・・
[Sending LINE message between Neesou and Mariko ―― ネーソーとまりこのLINE]
まりこ
まじ天使ツアー25かしょめ、たかまつおわたよ!!!!
声のちょうし、もどってきた!!!!みんなもりあがってた!!!!
22:31
ネーソー
まりこおつぽんず!!もう25か所目か。マジでおつかれ!!
声の調子戻ってきたようで良かった。あとは九州でおわりか?
既読 22:33
まりこ
うん!!!!あと4つ!!!!ふくおか、ながさき、くまもと、かごしまでおわり!!!!
ねーそーはコミケのおいこみどう??まにあいそう??
22:37
ネーソー
いつものごとくやべーけど、いつものごとく何とかするwww
まりこはこのツアー終わったら、休みもらえるって言ってたよな。
既読 22:40
まりこ
もらえるー!!!!こんかいは、なんと1しゅうかん!!!!
22:41
ネーソー
おーそか!!俺っちもコミケ終わったらちょっとだけ休めるから
久々にどっかいくか?
既読 22:42
まりこ
いくー!!!!まりこ、おんせんでのんびりしたい!!!!
22:42
ネーソー
おんせんすっきやなwww
去年行った草津、もっかいいくか?(´≖◞౪◟`≖✧)
既読 22:43
まりこ
くさついくー!!!!まりこ、わなげでりべんじしたい!!!!
22:43
ネーソー
わなげwwwwwwwwwww
あそこ射的もあったよな。受けて立つ!!
こっち戻るスケジュール決まったら教えてくれ。例の旅館予約しとく。
既読 22:45
まりこ
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
まりこ、めっちゃげんきでた!!!!
のこりのツアーぜんりょくでがんばる!!!!くさつがまってる!!!!
22:46
ネーソー
(´◉◞⊖◟◉`)b
既読 22:47
ハァァ・・・何か心が重てーわ・・・
とりあえず、ムネさんに掛け直すか・・・
<Dialog Neesou and Munetaro on the phone ネーソーとムネたろうの会話 電話にて>
ム:ムネです。
ネ:ごめん。おまたせ。
ム:いえいえ。
ネ:で、続き。さっきのハルトくんが、コユキの話ん中で出てきたんだわ。
ム:ハルト様は、コユキ様のお知り合いなんですね。
ネ:知り合いどころの話じゃねーって。2人は同棲してて、子供もいたんだって。ミライくんていう男の子。
ム:なんと・・・同名の別人物って可能性はないですか?
ネ:いや、ねーな。アメリカ、ダンサー、ハルトまで共通してるし、時期も俺っちがアメリカいた頃とビッタシ合うし、それで別人て考える方が不自然だわ。99パーまちがいねーと思う。
ム:そうですか。
ネ:んで、ムネさんには、そのハルトくんについて調べてほしいんだわ。彼が今どこでなにをしてんのか。
ム:かしこまりました。ネーソー様、現時点でコユキ様から、どの程度お話を聞いていらっしゃるのですか。
ネ:んーと、2人がオヨヨギ公園で出会って、仲良くなって同棲して、ミライくんが生まれた。でも病気で亡くなってしまったってとこまで。
ム:お子さん、お亡くなりになってるんですね。
ネ:うん。すげー重たい病気だったらしい。実は、ミサキ先生もそこに噛んでんだけどな。
ム:そうですか。
ネ:ま、先生のことは一旦置いとくとして、コユキの話で気になることがあってさ。ミライくんの看病、コユキが1人でしてたらしいんだわ。
ム:ハルト様はどうされてたんですか?
ネ:アメリカに行ってたって。
ム:・・・なるほど。その時我々とお会いしているってことですね。
ネ:多分な。んで、話の続きは明日聞いとくけど、ムネさんはムネさんで、ハルトくんが今どーなっているのかを調べてほしい。
ム:コユキ様とハルト様は、すでに関係が切れているという認識で良いですかね。
ネ:そりゃそーだろ。じゃなきゃホームレスになって、自殺しよーなんてならねーだろーしな。
ム:かしこまりました。早速ハルト様の情報収集を始めます。
ネ:あ、でも手がかりもなんもねーのか。自分で頼んどいてアレだけど、ちとムチャぶり過ぎんなw
ム:大丈夫ですよ。すでにいくつか手がかりは頂いておりますから。私にお任せください。
ネ:・・・ムネさん、マジでFBIに就職したら?
ム:ご冗談を( ̄― ̄) では、出発の準備をしますので、この辺で失礼します。日本に到着したら一報入れますね。
ネ:りょーかい。たよりにしてるぜムネさん!!
【Neesou’s Case ネーソーの場合】
んじゃ、あらためてモード移行(´◉◞⊖◟◉`)
おっしゃ!!やんで!!
うっし、とりあえず今日のノルマは何とか・・・ネーソー様頑張った!!やはり天才!!あー目と腰が痛え・・・
5時か・・・コユキはあと2~3時間で起きてくるだろーから、俺っちもなる早で起きるかな・・・10時くらいにはなんとか・・・
しばらくは仕事部屋で寝袋生活だけどしゃーねーな。ちゃんと寝れっかな・・・俺っち、そーいうとこ意外と繊細なんだよ。
~ 2 minutes later 2分後 ~
(¦3[▓▓] グピー
【Misaki’s Case ミサキの場合】
もういい。コユキちゃんのアパートに行こう。
どう思われたっていいじゃない。
人ひとり救えないで、何が医者よ。
<Dialog Neesou and Koyuki ネーソーとコユキの会話>
ネ:コユキおはよー(´◉◞⊖◟◉`)
コ:ネーソーさんおはよー。よく眠れた?(´雪ω雪`)
ネ:結局昼まで寝ちったな。スマン。
コ:ううん、お仕事大変だったんでしょ?
ネ:まー超直前の追い込みはもっとキチーからw
コ:そかそか。おつかれさまでした。
ネ:おつありw んで、コユキは朝起きてから何してたん?
コ:面白そうな本があったから読んでた。この「キノコの生態学 完全版」ってヤツ。
ネ:これ読んでたんかwww
コ:ネーソーさん、珍しい本持ってるなと思って。
ネ:これはムネさんが置いてったヤツだなw
コ:(´雪ω雪`)ムネサン?
ネ:あ、ムネさんってのは俺っちの身内な。今度紹介するわ。
コ:そうなんだ。私はてっきりネーソーさんがキノコマニアなのかとw
ネ:ちげーしwww こんな本1行も読んでねーわwww
コ:結構面白かったよ。世界にはいろんなキノコがあるんだね。勉強になりました(´雪ω雪`)ウム
ネ:え・・・コユキ、もしかしてこれ全部読んだん?
コ:うん。
ネ:おい待て。350ページあんだぞコレ。
コ:うん。
ネ:・・・どんくらいで読んだん?
コ:(´雪ω雪`) don't cry?
ネ:ちげーってw 時間時間。どんくらいかかった?
コ:あ、時間?えーっと・・・3時間くらいかな?
ネ:・・・いやいやいや、見栄張んなってwww
コ:見栄張るってなに?
ネ:あんな、これマンガじゃねーんだぞ!?専門書だぞ!?350ページっすよ。3時間じゃ読めませんよお客さ~ん(´◉◞⊖◟◉`)
コ:ちゃんと読んだもん!!( `³´)
ネ:パラパラ~って適当にめくっただけだろw
コ:内容も覚えてるもん!!( `³´)
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ハ・・・ 覚えた?これ1冊?
コ:一言一句は覚えてないけど、どのページにどういう内容が書いてあったかは大体覚えてるよ(´雪ω雪`)
ネ:マジで言ってんのかよ。じゃあ、今俺っちが適当にページ数言ったら、そのページに書いてある内容言えんのか?
コ:うん、多分。
ネ:やってみていいか。
コ:えー何か試されてるみたいで嫌だー( `³´)
ネ:もし3問連続で正解したら、コユキの好きなもん買ってやる。服でも化粧品でも。
コ:( ✧∀✧)ヤリマス
ネ:おっし。ホントに適当に選ぶぞ。んじゃ、1問め。28ページは?
コ:σ(´-ω-`)フゥゥゥ・・・28ページ・・・・・・えーっと・・・待って・・・28はね・・・
ネ:分かんなかったら無理せずギブしていいかんなー(゚σ_゚)
コ:室内でキノコを栽培する方法じゃなかったかな。「菌床栽培は原木栽培に比べて簡単です」みたいなことが書いてあった気がする。
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ウソ
コ:え、違う?
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)アッテル
コ:良かったー間違えたかと思ったー(´雪ω雪`)ホッ ネーソーさん!正解なら正解ってちゃんと言ってよ!!(>Д<)
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)サーセン
コ:では、次2問めお願いします。
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)・・・
コ:ネーソーさん?
ネ:お、おお!!い、今のはたまたまかも知んねーしな!!あーそうだ!!たまたまに決まってる!!2問めいくぞ!!
コ:(´雪ω雪`)ドントコイ
ネ:じゃあ…94ページ!!
コ:σ(´-ω-`)フゥゥゥ・・・・・・94ね・・・・・・90ページ台はキノコの保存方法についてだったな・・・・・・えーっと94、94・・・
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)・・・
コ:キノコをオリーブオイルに漬けて保存する方法について。あんまり長持ちしないって書いてあった!
ネ:(´○◞⊖◟○`)…
コ:ネーソーさーん。
ネ:(´○◞⊖◟○`)セイカイデス
コ:ヾ(´雪∀雪`)ノヤター
ネ:(´○◞⊖◟○`)オカシイヨ
コ:じゃ、ネーソーさん運命の3問め、お願いします!
ネ:(´○◞⊖◟○`)ゼッタイオカシイヨ
コ:ネーソーさん!!(>Д<)
ネ:お、おお!!たまたま覚えてるページが連続で出てラッキーだったなコユキよ!!でも最後はそーはいかねーかんな!!
コ:そういうのいいから、早く出してよw
ネ:ンナローーーーーーー( `皿´) ーーーーー!!いくぞ!!じゃあ、んーと・・・・・・・・・・・・・・・172ペーーーーーーージ!!
コ:σ(´-ω-`)フゥゥゥ・・・
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)・・・
コ:えーっと・・・172でしょ・・・・・・待ってよ・・・・・・
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)・・・
コ:172、172・・・・・・あ。
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ヤメレ
コ:(´雪ω雪`)キマシタ
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ヤメテクレ
コ:その辺は毒キノコの説明が続くんだよね。
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)モウユルシテクレ
コ:えっとね・・・172は・・・・・・多分、ベニテングダケとか、幻覚作用のあるキノコの説明だったはず!!
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ア
コ:ネーソーさん、答えは!?
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)・・・
コ:答えはーーー!?(>Д<)
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)フ、フセイカイデス…
コ:ええええええええええええええええええええ!!ちがうのおおおおおおおおおおおおお!?
ネ:ベニテングダケについては書いてねーな・・・
コ:うっそおおおおおおおおおおおおおおおおお!?じゃあなに!?
ネ:ドクツルタケとか・・・えーっと、タマゴ・・・テングダケとか、致命的な毒をもったキノコって書いてあんな・・・
コ:そっちかあああああああああああああああ!!(>Д<)
ネ:ベニテングダケは、その次の173ページだ・・・
コ:そっか!!致命的な毒→幻覚作用→自律神経作用→胃腸症状の順番だった!!
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ナニコノヒト
コ:あー悔しい!!もっかいやりたい!!(>Д<)
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ボクコノヒトコワイ
コ:ネーソーさん、リベンジさせて!!お願い!!(>Д<)
ネ:リベンジなんか必要ねーわ・・・コッチの完敗だわ・・・
コ:あーあ、ただの見栄っ張りになっちゃったよ・・・悔しいな(´・ω・`)
ネ:いやいやいや・・・見栄っ張りじゃねーのは良く分かったよ・・・コユキ、お前スゲーよ・・・
コ:あーあ。一番ダメな間違え方しちゃった(´・ω・`)
ネ:間違え方がエグいって・・・なんなんお前。天才なの?
コ:そんな、天才だなんて(´雪ω雪`)オホホ
ネ:怖えーわ。引くわ・・・
コ:あーあ、かわいい服欲しかったなぁ・・・ざんねん(´・ω・`)
ネ:いや、もう服でも何でも買ったるわ。
コ:え!?ホントに!?( ✧∀✧)
ネ:これに関してはもう降参。白旗。最初馬鹿にしてサーセンした。
コ:じゃあ下着も欲しい!
ネ:あ、そか。そいえばその辺何も買ってなかったな。明日まとめて買いに行くか。
コ:ヾ(´雪∀雪`)ノヤター
ネ:そしたら飯にすんべ。
コ:うん!その後、昨日の話の続きするね。
ネ:・・・続き?(´◉◞⊖◟◉`)
コ:あー忘れてるー!!ハルトがアメリカ行ってて日本にいなかった時の話!!
ネ:せやった!!続き気になってたのを今忘れてた!!
コ:気になってないじゃんそれ!!あーネーソーさんもう興味ないんだ私の話( `³´) マイナス1000ポインツ!!
ネ:ちげちげ!!今のキノコの本クイズが衝撃的過ぎて、全部飛んじまったんだよ・・・オメーの記憶力のせいだぞ・・・
コ:そんなに?別に普通じゃない?
ネ:いやいやいやいや。フツーなわけねーし。マジでTVチャンピオン出られるレベルだよ。記憶力分けて欲しいわ・・・
コ:(´雪ω雪`)ンムゥ
【Nyamsan’s Case ニャムサンの場合】
お出かけ前のメールチェックターイム(*´∀`*)つ🖱
あ!ファンの人から番組の感想来てる!この前のスペシャル放送見てくれたんだ。嬉しいな~(*´∀`*) こういう感想もらえるとホント嬉しい!メッチャ励みになる!てか、しばらくファンレター来ないと、誰もおぬこのこと応援してないんじゃないかって思っちゃうしw
おお!!お仕事の依頼も来てる!!今日は良い日だにゃ~(*´∀`*)
(=^・ェ・^=) ニャー(おぬこさんやりましたね!)
しょしょちゃんやったよー!
ナデナデ(☆ФωФ)ノ(=^・ェ・^=)
ふむふむ・・・企業キャラクターのPR動画の吹き替えね。もちろん快諾ですよ。「来た仕事は基本断らない」がおぬこのモットーです(☆ФωФ)b ドントコイ来週のどこかで打ち合わせしたいのね。えーっと、そしたら来週の予定は・・・・・・水曜なら大丈夫だね。
\_ヘヘ(ФωФ☆)カタカタカタカタ
よーし、返信!(☆ФωФ)つ🖱カチッ
株式会社グヘヘ建設 タナカ様
初めまして。ニャムサンと申します。
このたびはお仕事の依頼、誠にありがとうございます。
御社のイメージキャラクターのPR動画の吹き替えとのことで、
喜んでお引き受けさせて頂きます。
来週の打ち合わせですが、出来れば水曜日だとありがたいです。
時間は指定して頂ければ、その時間にお伺いします。
問題ないようでしたら、御社へのアクセス等教えて頂けるとうれしいです。
よろしくお願いいたします。
<Dialog Neesou and Koyuki in lunchtime ネーソーとコユキ 昼食中>
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)モグモグ
コ:(´雪ω雪`)モグモグ
ネ:・・・にしても、さっきのコユキはヤバかったなー。
コ:・・・そんなに?
ネ:どう考えてもヤベーだろw 普通あんなん出来ねーよ。
コ:んー・・・自分じゃ分かんない。
ネ:あんだけ記憶力良かったら、マジで東大とかいけんじゃねーか。
コ:やだーいきたくなーいw
ネ:もったいねーよなぁ・・・ああいうのってさ、どーやったら出来るようになるん?FBIで特殊訓練でも受けたんか?(´◉◞⊖◟◉`)
コ:受けてないよwww何FBIってwww
ネ:え?じゃあ生まれつき?
コ:なのかなぁ(´雪ω雪`)ワカリマヘン
ネ:いやいやいや。専門書丸々1冊やで?あんなんどーやって覚えるん?
コ:別に覚えようとか思ってないよ。勝手に頭の中に残ってるっていうか。
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ハ? それで一言一句ぜんぶ頭に入ってるん?
コ:ううん。さっきの本は入ってない。集中して読めば多分全部覚えられるけど、本を読む時に集中力使うとすごく疲れちゃうのw他のこと何もできなくなるくらい疲れちゃうから、なるべく適当に読むようにしてる(´雪ω雪`)
ネ:なんなんお前マジで・・・超能力者かよ・・・
コ:違うしwでも、子どもの頃よりは記憶力落ちたんじゃないかなぁ。前はもっと鮮明に覚えてた気がする。
ネ:これで落ちてんのかよ・・・意味わかんねーわ・・・
【Rakia’s Case ラキアの場合】
・・・・・・うん。OK。完成。
我ながら良い出来だ。きっと喜んでくれると思う(*^_^*)
あ、そうだ。来週展示会の下見があったな。
せっかくだから、今回は直接持っていこうかな(*・ω・*)
<Dialog Neesou and Koyuki ネーソーとコユキの会話>
ネ:てか、コユキは本読むの好きなんか。
コ:うん。本を読むのは子供の頃から好き。パパがね、よく本を買ってきてくれたの。
ネ:お、初登場だなコユキパパ。
コ:あとね、小学生の頃、パパが朝新聞読んでたんだけど、私もパパの膝に乗って一緒に読んでたw
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)ホーン なんか、英才教育って感じだな。
コ:ううん、そんなんじゃなくて、私が好きで一緒に読んでただけ。正直パパは邪魔だったと思う。
ネ:それって、新聞に書いてある内容分かってたん?
コ:ううん、全然わかんないw でも、毎朝読んでいくうちに、何となく意味が分かるようになって。難しいところはパパに解説してもらって。
ネ:はぁぁ・・・すげえな。だからコユキは色んな言葉知ってんだな。
コ:あ、それは前から言われてた。「コユキちゃん、小さいのによくそんな言葉知ってるねー」って。
ネ:そうそう。やたら難しい言葉とか堅っ苦しい言葉使うからさ。ホントに18か?歳ごまかしてんじゃねーかって思ってたw
コ:ごまかしてませんー( `³´)
ネ:今の話聞いて納得したわ。ちなみに、速読ってコツとかあるんか?ちっと憧れるんだよな。
コ:コツとかは分かんないなぁ。普通に読んでるだけだし(´雪ω雪`)エエ
ネ:またそーやって天才アピールしやがって・・・俺っちだってイラストは天才的だかんな!!( `皿´)
コ:何を張り合ってるのwww あーでもね、パパと新聞読んでる時って、パパは自分のペースで読むから、それに付いていかないといけなくて。今思うと、それが速く読む訓練になってたのかなーって気もする。
ネ:そーいうもんなのか。俺っちもちゃんと読んどきゃよかったなー新聞。4コママンガとTV欄しか見てなかったかんなw
コ:あと、本はね、読み終わってパパにちゃんと感想を言うと、ほめてくれて、ご褒美で次のを買ってきてくれた。それで、たくさん本を読んだから、同世代の人よりことばを知ってるのかもしれない。
ネ:なるほどなー。コユキのおやっさん、教育上手だなー。尊敬するわ。
コ:やめて。尊敬なんて。
ネ:ん?
コ:パパは変わっちゃったの。もう今は別の人間。尊敬とかないから。
ネ:・・・そか。
コ:ほら、ネーソーさんご飯冷めちゃうよ。食べよ食べよ!
ネ:おう。
コ:(´雪ω雪`)モグモグ
ネ:…(´◉◞⊖◟◉`)…
【Ain’s Case アインの場合】
あ、桜だ(・∀・)
もう全部散っちゃったかと思ったけど、まだ咲いてるんだねキミは( ´∀`)エライ
p[【◎】]ω・´)
Σp[【◎】]ω・´) バシャッ
【Neesou’s Case ネーソーの場合】
(´◉◞⊖◟◉`)y-~~~ フゥゥゥ
「昔から本を読むのは好きだった。パパが毎週買ってきてくれた」
「やめて。尊敬なんて。パパは変わっちゃったの。もう今は別の人間」
親はいねーって言ってたじゃねーか!!ってセリフが一瞬出かけたけど、必死に飲み込んだ。おふくろさんは亡くなったって言ってたが、コユキのおやっさんは今も生きてんだな。
アイツん中で、「父親=いないもの」として、思い込もうとしてんのかな。俺っちもオヤジに対して、そんな風に思ってた時代があるから、ちっと気持ち分かっちまうな・・・
(´◉◞⊖◟◉`)y-~~~
コユキのおやっさんのことも、ムネさんに調べてもらうか。今の時点でおやっさんのことは何も分からねーけど、なんとなく、ここはコユキがクリアしないといけねーところな気がする。
ハルトくんが、病気のミライを置いてアメリカに行っちゃったってのも分からんよな・・・コユキの話の中では、ハルトくんはラキア系のナイスガイだし。何か事情があったのは間違いねーだろうな。
最初は何で俺っちが聞かなきゃいけないんだって思ってたけど、やっぱ聞いたら聞いたで色々気になっちまうもんだな。多分、死ぬまで直んねーなこの性格はwwwこうなったら、とことん付き合ったるからなコユキよ!!
【Yuimi’s Case ユィミの場合】
(๑꒪ټ꒪๑) クマモト・・・
(๑꒪ټ꒪๑) イキナリイワレテモ・・・
<Dialog Neesou and Koyuki ネーソーとコユキの会話>
ネ:うっし!んじゃコユキ。昨日の話の続き、聞かせてくれ。
コ:・・・うん。
ネ:ミライが病気になった時、ハルトくんはアメリカ行ってたってとこまで昨日聞いた。
コ:そうだね。ミライがちょうど1歳になるくらい。
ネ:ハルトくん、薄情だなぁってちょっと思っちゃったんだけど。何か事情があったんか?
コ:・・・・・・・・・(´-ω-`)フゥゥゥ
ネ:(´◉◞⊖◟◉`)?
コ:・・・えーっと、ちょっとだけ時間巻き戻して、ミライの妊娠が分かった時のことから話すね。
<Story 6 Preview 次回予告>
ジェイミー・ヴァレンタイン / 背中を押すということ
Flashback / 涙は勝手に出るもの
Coming soon・・・m9(´めωめ`)
※モデルこそいますが、あくまでもフィクションです。
※アインちゃんの写真は、アヘキン専属フォトグラファーのたんぬが実際に撮影したものです。さんきゅーたんぬ。
※次回更新は05/12(水)17:00頃の予定です。
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