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『プレジデント』特集/頭のいい文章 バカな文章 あなたはどっち? #1

齋藤孝の語彙力パワーアップ大作戦 齋藤孝
 文豪名作を1分間・速音読するのがよい。集中力・注意力・記憶力・語彙力がアップし、頭の回転が速くなり、テキパキ話すスキルが上がり、文学の教養も身に着くという。ああ、これは自分に合った注意力アップの方法かもしれない。
 題材として太宰治『走れメロス』の冒頭が掲載されている。「1回目 ○月△日 x分yy秒」以下、2回目、3回目と続く、速さを測って記入するための表もある。数分でこの618文字を音読しろということね。というわけでやってみた。50秒だ。意外に速く読めた。分速で740文字。滑舌は悪いが速く音読することはできるのだなぁとわかった。
 ところで自分は腹式呼吸と発声のレッスンを受けているのだが、先日「外郎売り」のトレーニングがあった。発声練習として定番だという。「申すは」「お過ぎなされて」「ござりましょうが」といった、ふだん使わない語ばかりで口が動かない。しかし、こういうのも「テキパキ話すスキルが上がり、文学の教養も身に着く」のだろうなぁ。思わぬところで齋藤孝先生と通ずるトレーニングをやっているのだと感じた。

画像は近所の公園。葉が落ちていた木々にちらちらと白っぽいものが見えるようになってきた。先週はあんなの寒かったのに、春だなぁ。

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