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書くということ

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品性のある文章、礼を逸してない文章、誤解を生まない文章を書くために日々精進。実用書の校閲者・翻訳校閲者として他人の文章を読むが、一番気になるのが「誤り」ではなく、「ノイズなく相手…
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#言葉

放送大学 日本語学入門第1回「日本語学とは~ ―国語・国語学・日本語学―」滝浦真…

「国語学」と「日本語学」の違い  放送大学で後期の授業が始まった。今期とったのは「日本語…

ことばにエネルギーを乗せる

 Twitterは営業用ツールだった。昨年まで出版社にオンサイトで常駐していたが、社屋移転に伴…

クリーンな文章

 実用文はシンプルでわかりやすいことが一番。読み手に負担をかけずに言いたいことを伝えるの…

ことばを商売とするならば~汚いことば、下品なことばを使わない

 ことばを商売とするならば、そういうことばを売りにしているのでない限り、汚いことばを使わ…

ソムリエと語彙

先日ここに、真田正明『200字文章術』の感想を書いた。 https://note.com/merlin_witch/n/n502

井坂洋子『ことばはホウキ星 詩・ナイト&デイ』感動 

 いまの自分が記す「ことば」の調子を判定したいが、自分ではなかなか難しい。しょうがないか…

「つらい」と「苦しい」の使い分け

 どちらも苦境にあるときに使う語であるが、辞書等を当たっても、どのように意味合いが違うのか明確に説明されている記述が見つからない。だが、日本語ネイティブはこの二つの語を微妙に使い分けている。どのようなときにどちらを使うのか、さまざまな角度からここで分析してみたい。 1.各種辞典の記述1-1 国語辞典 まずは辞書の語釈を見てみよう。以下に引用するが、用例は抜粋である。なお、2語の使い分けが明確である用法、すなわち「つらい」では動詞の連用形について接尾語的に使う用法(「~しづら

書くこととは何か。なぜ、書かねばならないのだろうか。

書評『切りとれ、あの祈る手を 〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』佐々木中著 河出書房新…