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書くということ

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品性のある文章、礼を逸してない文章、誤解を生まない文章を書くために日々精進。実用書の校閲者・翻訳校閲者として他人の文章を読むが、一番気になるのが「誤り」ではなく、「ノイズなく相手…
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2023年2月の記事一覧

齋藤孝『語彙力こそが教養である』感想

 語彙について、教授の名言がどんどん飛び出してくる。ちょっと拾っただけでも次のとおりだ。…

真田正明『朝日新聞記者の200字文章術 極小コラム「素粒子」の技法』

 『書く力』に続き、同じ著者の本をもう1冊読んだ。本書は、朝日新聞夕刊の200字コラム「素粒…

樺沢紫苑著『言語化の魔力』感想文その後

 本書が発売された11月、著者自らが選ぶ「感想キャンペーン」があった。応募したところ、ここ…

ソムリエと語彙

先日ここに、真田正明『200字文章術』の感想を書いた。 https://note.com/merlin_witch/n/n502

外岡秀俊『おとなの作文教室 「伝わる文章」が書ける66のコツ』感想

 文章術本の最初の一冊としてお勧めしたい本である。そして数年に一度読み返したい本でもある…

真田正明『朝日新聞記者の書く力 始め方、終わり方』感想

 朝日新聞コラム「素粒子」の執筆者による、九章から構成された文章術の本である。 「書く力…

モーニング・ページ

脳の排水  ジュリア・キャメロン著、菅靖彦訳『ずっとやりたかったことを、やりなさい』に載っているワーク、モーニング・ページを1月8日から始めた。本書には「アーティストになるため」に、3か月間12週間のプログラムが載っているが、そのベースとなるのがモーニング・ページだ。  毎朝起きてすぐ、A4ノートに3ページ書き続ける。内容は何でもよいという。とにかく毎日毎日続くワークで、かなりきつい感じを受ける。それをなぜやろうと思ったか。  本書に、モーニング・ページは「脳の排水」とあっ