見出し画像

生まれてはじめて出会った香水・イブサンローラン"オピウム"

香水のブログを始めようと思いつつ、はや数ヶ月放置。
時間の流れが早すぎてついていけない、アラフィフです💦

生まれてはじめて出会った香水

恐らくいちばん最初に触れた香りはイブサンローランオピウムです。
「阿片」と言う挑発的な名前。官能的で秘密めいた喜びを思わせるオリエンタルスパイスのフレグランス。
1977年に「チャイニーズコレクション」と同時に発表された香りです。

私がはじめて出会ったのは、このオピウム。
母のドレッサーに置いてあったそれは、神々しく神秘的なものでした…。

こちら↓検索して探した画像ですが、印籠(いんろう)のような形をしています💗

もうすでにこの形の元祖オピウムは廃盤となり、悲しい限りです…
今はオードトワレのみ。

あまりにも形やデザインが違いすぎやしませんか??
というのが私の心の叫びです。

右側が香水本体ですが、左側にある筒のようなものが、右側に被せてあるのが元の姿です。

母の留守中、どうしても香りを嗅いでみたい衝動に私は耐えきれず、ある日チャレンジしたのです。

ところで普通にこの入れ物、どうやって開けるか悩みませんか??
私も子どもだったので、すごーく頭を悩ませました笑

まず筒のような覆いになっていることに気づいたのでそれを外し、さらに丸い透明の突起部分がつまめることに気づいた私は思いきってそれを外してみたのです。
そして香水の使い方が分からなかった子どもの頃の私はあろうことか、その容器の中に指を思い切り突っ込んでしまいました!!

香水(パルファン)の持続時間は5~7時間。

母親は当然7時間以内に帰宅します笑
なんとか誤魔化そうとしましたが、オピウムの強烈なオリエンタルノートの香りは、部屋中にまき散らされ
「私もまだ開けてないのに!!なんてことをするの!!」
とめちゃくちゃ叱られたのを覚えています。

ですが私は、
「そんなにオブジェのように長い間飾っていたのに。
開けないなんてなんのための香水なの?嗅ぐものではないの?」
という素朴な疑問を感じたのでした…💦

今もその考え方は変わってないです笑

当時、指を突っ込んでしまった香水瓶ですが、具体的にはどんな香りだったのかは覚えていませんが、あまりにも良い香りすぎて
「これが香水というものなのか…」
と思いきり強烈なアッパーを喰らったような気持ちになったのです。

それ以降、オピウムの見た目のインパクトと香りが忘れられません。
香水・香水瓶とはかくたるもの、という私の中の価値観が生まれてきた瞬間です。

だからかな、未だにオリエンタルノートが好きなのは。

オリエンタルノートとは、ベースに温かみのあるアンバーやバニラ、サンダルウッドなど、甘さもありつつスパイスの香りやお香っぽさなどといった複雑な香りです。

私がいま一番好きな香りはウードヌード。マダガスカル産のバニラチンキ。ウードウッド、サンダルウッド。愛しい香りです。

コードはすでにぐしゃぐしゃだし、すごい量が減ったな…笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?