青春18きっぷ激変!新しい18きっぷ、どう使う?
青春18きっぷの冬版の概要がJR各社から発表されました。内容は次のリンクからプレスリリースをご覧下さい。
https://www.jreast.co.jp/press/2024/20241024_ho01.pdf
激変です。巷では5回分をばらして使うことができなくなり、連続5日間となったことに対する不満が噴出しており、その気持ちは私も分かります。以前上げた青春18きっぷの記事でもばらして使うことを前提に書いてある部分があります。
この記事では他のきっぷでカバーできない狭間の区間にワンポイントリリーフとして使う使い方をメインに紹介していますが、これができないことになります。
10/27現在北海道東日本パスの情報がリリースされていませんので、こちらの代わりに使用することは考えられますが、そもそも安さを追求するなら高速バスやフェリーでいいわけで、何が何でも鉄道じゃなければならないという人でなければ積極的には勧めづらいきっぷになりました。
加えて新設される3日間版が10,000円(1日あたり3,340円)となり5日間版の12,050円(1日あたり2,410円)より1日あたりの価格がかなり高くなっています。これにより休日お出かけパスや青空フリーパスなど狭いエリアの1日券の復権とはなったのですが、わざわざ18きっぷ側のコスパを下げてまでやることなのかとは思います。
これにより青春18きっぷは本来のねらいである「在来線普通列車で時間を消費してでも費用を抑えて旅行するきっぷ」に立ち返ることになります。
関西圏・中京圏ならば在来線の快速電車も国鉄時代と比べれば格段に乗り心地がよくなり、新快速などの上位種別もできて便利にもなりました。しかしタイパ・コスパに厳しくなっている昨今、「3日ないし5日にわたって列車の中で長時間を過ごすきっぷ」が受け入れられるのかどうか…。
青春18きっぷ終焉の時は近いのかも知れません。
個人的にはそれでも構わないと思うのですが、そうなったからには現在フリーきっぷ不毛の地となっている滋賀や泉州、兵庫の各エリアにそれぞれフリーきっぷを設定して欲しいなと思います。
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