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美大受験あるある言ってみたい 28個

割引あり

美大受験って今どんな感じなんやろ。

わたしは20年前くらいに
片田舎の美大予備校(デザイン科)に通ってて、
一年浪人してなんとか合格しました。

そんな美大受験あるある聞いて。

受験科目が6時間デッサンって言ったらびっくりされる

普通の受験じゃ考えられへんもんね。
しかも2日とかあったりする。
カンニングはできる(ただしあまり意味はない)。

予備校も毎日6時間デッサン、
その後1時間学科みたいな感じ。

講評ドキドキしがち

テストの点数発表されるどころではない。

その日の全員の作品をズラーっと並べて、
先生が上手い順に並べ直していく。
ほんで1人ずつ評価していくのを
全員で聞くのだ…。

デザイン構成なんて最悪。
「これ、一体何がしたかったん?」
「〇〇を表現したかったです…」
「ふーん。全然伝わってこぉへんけどw」
みたいな。

尻の穴まで見られてるような恥ずかしさ。

鉛筆の種類の多さにびっくり

学校で使うのなんて、H〜4Bくらい。

それが10H〜6Bまで、こんなにあるの!?
って最初はびっくりする。

9Hと10Hの違いわかんないけど買ってみる。

使う鉛筆の派閥ありがち

デッサン用の鉛筆、
だいたいユニ派ステッドラー派の2つに分かれる。
たまにハイユニ派もいる。(しゃらくせえ)

鉛筆めっちゃ尖らせがち

デッサンってすごい鉛筆の芯消費するから、
カッターでめっちゃとがらせる。
3H以上とかもう凶器。

この削り方できるようになって一人前。

推し石膏像ありがち

石膏像、かっこいいんすよ。
しかも6時間細部まで見つめて描くわけだから
(中には大事な部分丸出しの方も)
そりゃー推しもできる。

マルス・ブルータス・メディチあたりが
人気だったかな〜。

ちなみに私はガッタメラータ派(しゃらくせえ)。

ガラガラが心の友

ガラガラって呼んでたアレ…
キャリーカート?折りたたみ式の。

毎日のように予備校・受験に持っていくので
(わたしは田舎だったので新幹線も一緒)
ほんま戦友みたいな感じになってくる。

練り消しも心の友

デッサン用の練り消し、ずっと手で練ってる。
質が良くてめっちゃ気持ちいい。

デッサン中、講評中、ダベリ中のお供。
ぐいーって伸ばしてフワフワにするの好き。

3浪のスレ具合がヤバい

1浪、2浪は当たり前のこの世界。

1浪はまだ高校の延長でキャピキャピしてる。

2浪は慣れと焦りが入り交じるベテラン感。

弱小予備校のうちにいた3浪は
バーの店員のほうが似合いそうなお姉さんと
正面で話してても私を透けて遠くを見ている
仙人みたいなお兄さんの2人やった。

タバコ吸ってる人多い

これは今はあんまりなさそう。
3浪でも19歳なのに、おかしな話ですわね。

絵のモチーフの食材あとで食べがち

りんごとかよく描くからね。

一回予備校の近くの公園で火焚いて
モチーフに使った卵と魚焼いたことあった。

今考えると通報されてもおかしくない。

消しゴム用のパンも食べがち

木炭デッサンのお供、消しゴム用の食パン。

「お腹すいた〜」って食べてる子いたけど
パフォーマンスやろって思ってた。

だって油絵科の子みんなお金持ちなんだもん…


ここから美大受験した人ならわかる?!
専門的な用語とか出てきます。
あと私なりに美大受験に思うこととか
書いてみたよ。

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