計測できるものは管理できる。
ビジネスをする上で、大切にしている言葉に「計測できるものは管理できる」というのがあります。これは、ビジネスの場だけでなく、日常生活や自己管理にも当てはまる大切な考え方だと感じます。測ることで現状を把握し、それを基に目標を設定し、改善していく。そのプロセスこそが、進歩や成果を生む土台になるのです。
たとえば、体重を毎日測ることで、健康状態の管理がしやすくなります。同じように、仕事では売上や顧客数といった具体的な数値を把握することで、事業の状況を把握し、次の一手を計画することが可能です。逆に、数値として見えないものを管理しようとすると、感覚頼みになりがちで、思わぬ落とし穴にハマることもあります。
そしてKGIとKPI。
ダイエットを例にすれば
KGI(最終目標)
ダイエットのKGIは、「3か月で5kg減量する」や「体脂肪率を20%以下にする」といった、具体的で測定可能な最終目標です。これが達成したいゴールとなります。
KPI(行動指標)
KPIは、そのゴールに向けた日々の行動やプロセスを数値化したものです。
たとえば、
• 1日あたりの摂取カロリーを1500kcal以下に抑える
• 週に3回、1時間の運動を行う
• 毎朝体重を測定する
これらがKPIに該当します。これらの行動を継続することで、KGIである「5kg減量」に近づけます。
KGIだけを掲げても行動に繋がりませんが、KPIを設定することで日々の取り組みが目標達成へと結びつきます。ダイエットでは、「何をどれくらいするか」を具体的にすることが成功の鍵です。KGIを見据えながら、KPIに集中することで理想の結果を得られると言われています。
今日、人間ドックへ行ってきましたが、これは私にとってKPIとなります。KGIは「100歳まで脳をクリアな状態のままにたもつ」ことです。
ただ、偉そうに「計測できるものは管理できる」などと話しておきながら、毎年、人間ドックで計測しているにもかかわらず、毎年体重は鰻登り。
そうです。計測できるものは管理できるが、管理することができるだけで、管理していなければつまり意味は無い。と、いうことです。
一番の原因は「100歳まで脳をクリアな状態のままにたもつ」ことのKPIが「1年に1回人間ドックに行く」しかないことです。KPIの設定は年単位、月単位、週単位、そして日次単位と設定する必要があるのは、当然ですよね。
と、いうことでとりあえずこの3ヶ月、日次のKPIで「菓子パンを食べない」を設定しました。3ヶ月のKGIは「昨年の健康診断時の体重に戻す」です。逆流性食道炎もひどくなっているようで、食パンや菓子パンを食べると最近胃もたれをするので、まずはスモールステップから始めてみます。
数値化や計測は単なる手段に過ぎませんが、それを通して自分の「今」を知ることができます。今日、今の数値を知りました。そして、そのデータをどう活用するかが大切になってきますね。
この「計測できるものは管理できる」という言葉を胸に、これからも自分にとって大切なものを数値化し、適切に管理しながら、日々の生活や仕事を充実させていきたいと思います。