日が暮れるのがはやくなってきた。

最近、日が暮れるのが早くなってきましたね。

私が一番好きなシーズンはと聞かれれば「秋」だと答えます。今くらいの少し冷んやりした空気、黄昏の雰囲気、どことなく終わりと新たな始まりを予感させるこの時期、好きな季節です。

黄昏時の語源は?
「黄昏時」(たそがれどき)の語源は、古い日本語の「誰ぞ彼」(たれぞかれ)に由来しています。この表現は、薄暗くなり始めた夕方の時間帯において、誰がそこにいるのかを識別できない状態を指します。つまり、「あれは誰?」という不安感を伴う時間帯です。
この言葉は、江戸時代以前から使われており、当時は「たそかれ」と呼ばれていました。黄昏時は、日没後の薄明かりの中で人々の顔が見分けにくくなるため、互いに「誰ですか?」と問いかける風習がありました。このような背景から、「黄昏」は単なる時間帯を超え、人々の不安や神秘的な感覚をも表現する言葉となっています。

あの世と、この世が交わる時間帯とも言われる黄昏時。色々なものの境界線が曖昧になり、混ざり合う時間帯。昼の顔と夜の顔、仕事と家庭、オフィシャルとプライベート。セーラームーンでも仮面ライダーでも変身の途中があるわけで、どこまでが水野亜美で、どこからがセーラーマーキュリーなのか、どこまでが南光太郎で、どこからが仮面ライダーブラックなのか、たぶん答えは「どちらでもあり、どちらでもない」みたいなことになるのですかね。

黄昏時、切り替わる瞬間は、人間として最も素の部分が混じり合う時間なのかもしれませんね。

さて、そろそろお迎えに行きます。

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