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241226 cool640lpのBluetooth接続に関する問題と考察
この記事について
愛用していたcool640lpの動作が不安定なため、解決までの記録を目的としたメモを残します。
知識前提ですが私はハードウェア(電子回路、基板周り)についてはほぼゼロで初学者です。ソフトウェアは一応、ソースコードの読み書きをしていた経験がありますが、得意ではないです。
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発生している問題
cool640lp単体でBluetoothの接続ができない
PCに接続して給電→ペアリングを行えば、その後は無線でも利用可能になる。
ただし、スイッチを一度OFFにし再度ONにすると、またBluetooth接続が不可になる。
試したこと
1.ファームウエアの焼き直し
cool640lpのファームウエアを焼き直したが結果は変わらず。
2.PCとの接続
・Vialでキーボードが認識され、matrix testerも全て反応することを確認。
・PCに接続している状態で、iPhone,androidタブレットからBluetooth機器として認識されることを確認。
・PCに接続した状態でiPhone,androidタブレットとペアリングを行った場合、以降はPCのケーブルを抜いても動作することが確認できた。
→無線キーボードとして利用ができている=そ内部の電池を使えているのではないか
ただし、スイッチをOFFにして再度ONにするとキーボードは反応せず、新しくペアリングを行うこともできない。Bluetooth周りの動作は不可となる。
3.コイン電池カバーのはんだ修正
修正する前、電池を下側に1mmほどずらすとiPhone、AndroidからBluetooth機器として認識できるようになることがあったが、修正により再現しなくなった。
発生している問題は解決しなかった。
4.BLE Micro Proのチェック
・BLE Micro Proは13ホール、コンスルーは12ピンを利用しているため、ピン位置がズレていないことを確認
・PCBから取り外す→取り付けるを行った
・コンスルーの向きを反転させた
・別のBLE Micro Proに載せ替えて改善するかを確認
いずれも問題の解決には繋がらなかった。
仮説
電池からBLE Micro Proへの給電が正しく行われていないのではないか?
知りたいこと
BLE Micro Proへの給電に関わる箇所についての仕様。それらの箇所にはんだ付けの問題がないか見直すため
おまけ
ペアリングについて知ったこと
ペアリングモードにする際、すでにペアリングしている機器はBluetoothをオフにしておく必要がある。
例えばADV0にiPhoneが登録されている状態で、ADV1にandroidタブレットを登録したくADV W I/Oのコマンドを送った際にiPhone側が接続するための信号として拾ってしまうことがあった。この場合、ADV1のスロットにiPhoneが登録され、ADV2に androidタブレットが登録され、ADV0は欠番になった。
修正するために、ADV ALL DELを押下しBLE Micro pro上の接続情報を削除。iPhone側でもデバイスの登録解除を行う。その後、再ペアリングを実施した。このときiPhone、android端末側のBluetoothON/OFFを制御し、お互いのペアリング時に干渉することがないようにした。
一度ペアリングをして各端末との連携ができればIDが変わることはない。電源をONにしたとき、またADV0を押下したときにiPhoneで利用でき、ADV1を押下したときにAndroidタブレットで利用ができる。Androidタブレットの利用中にADV0を押下すれば、iPhoneに切り替わる。