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202411cool640lpビルドログ(BLE Micro Pro Type-C編)
BLE Micro Proの実装
ここではBLE Micro Pro周りの実装について記載していきます。基本的な組み立て方はType-B編をご覧ください。
Type-Bとの差
・BLE Micro Pro Type-Cを使う
・3.5mmのコンスルーが必要
・ボタン電池(CR1632)が必要
ボタン電池の取付
取り付けた電池ケースにボタン電池CR1632を入れてください。+側(ツルツルした面)が電池ケースの窓から見えるのが正しい向きです。マイナス側がPCB基板に触れている状態です。
BLE Micro Proの取付
3.5mmのコンスルーを利用します。BLE Micro Proには13個の穴がありますが、コンスルーは12ピンです。
BLE Micro ProのUSB側から数えて12箇所分の穴に差し込んでください。本体上側に寄せるかたちになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1735139915-9y2OXIukUpPfitxhNberDR0C.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162661499/picture_pc_6e84e90a495bd6aa818723402fddd35b.jpg?width=1200)
余談ですが、私は差し込み位置を一段ズレた状態のまま気が付かす、望んだ挙動が得られない…と丸一日苦戦していました。ビルドガイドはよく読みましょう…反省。
ファームウェアの書き込み
BLE Micro Proへのファームウェア書き込みはm.kiさんの記事を読んで進めました。私もMacユーザーなので、画面が同じでわかりやすかったです。特につまづくことなくUpdateも進み、マウントされたBLE Micro Proにconfig.binをドラッグ&ドロップして書き込み完了。
Windowsの場合の手順は確認ができていませんが、もしかしたら、自キ温泉ガイドのページが参考になるかもしれません。
Vialでキーコードを設定する
iPhone、iPadなど無線で使いたい機器とペアリングをするにはキーコードを設定しておく必要があります。
PCとcool640lpをケーブルで接続し、Vialの編集画面から「User」タブを選択するとBLE Micro Pro周りのキーコードが出てきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162662240/picture_pc_a078a27a2fc7e6024dbd6bc25b5cd549.png?width=1200)
SEL BLE Bluetoothモードを選択
SEL USB USBモードを選択
ADV ID0〜7 デバイスID0〜7と接続
ADV W/O L 新しいデバイスとペアリングを行う
DEL ID0〜7 デバイスID0〜7のペアリング情報の削除
DEL ALL すべてのペアリング情報を削除
BATT LV バッテリー電圧を文字列で入力。電池残量の目安がわかります。
ENT SLP Deep sleep modeに設定
D OVR Disable key overrides for JP/US OS →オーバーライド設定を無効
UJ OVR Enable US keyboard on JP OS override →US配列でオーバーライド
JU OVR Enable JP keyboard on JP OS override JIS配列でオーバーライド
サリチル酸さんの自キ温泉ガイドのキーコードについての記載とVial上のコメントを参考に推理したものです。ENT SLP以降は私もまだ使っていません。また、ファームウェアのコードを解読したわけではないので、誤りがあるかもしれません。参考程度にお願いします。
![](https://assets.st-note.com/img/1732155058-4uD7SXzeMIp2Lro9ydBTgaRj.png)
SLE BLE、ADV W/O L、DEL ALL(復旧用)を設定しておけばとりあえず1台ペアリングができます。あとは使う台数や好みに応じてキーマップを編集してください。
ペアリング手順
以下にiOSでのペアリング手順を記載します。画面はiPadですが、iPhoneでも同様です。
1.側面のスライドスイッチを奥側に押し込みます
![](https://assets.st-note.com/img/1732158723-PkDvRXMAal5GNQeo08LcxTZU.jpg?width=1200)
2.キーコード「SEL BLE」を押下します
3.接続したいデバイス(ここではiPad)のBluetooth設定画面を開きます
![](https://assets.st-note.com/img/1732157705-aNi0me5hLMxbVSuDolEczvtZ.jpg?width=1200)
4.キーコード「ADV W/O L」を押下します
5.iPad上に「(BMP)cool640lp」が出現するのでタップしてください
![](https://assets.st-note.com/img/1732157838-PzdMkeFVEA2QjISfL6mw1GoH.jpg?width=1200)
6.ペアリングの要求ポップアップが表示されるので、ペアリングをタップしてください
![](https://assets.st-note.com/img/1732157955-VAbtzfqNdsky6GrOYE8hlgn9.jpg?width=1200)
7.接続済みになれば完了です
![](https://assets.st-note.com/img/1732157989-l7hGHKaMrDjAJ2nuCcs9QgwR.jpg?width=1200)
ペアリングしたい機器以外(私の場合はiPhoneとMac)のBluetoothをOFFにしておくと失敗しませんでした。
うまくいかないときはキーコード「DEL ALL」を押下し、最初からやり直してみてください。
ペアリングが完了すると機器ごとにIDが振られるようです(順に採番されるよう)。一度ペアリングが完了すれば、以降は機器に対応したキーコード「ADV0〜7」を押下することで切り替えが可能になります。
持ち運び用のケース
無線化して持ち運ぶ想定なので、ケースも検討。Nintendo Switchのケースがぴったりサイズだったのでオススメです。
![](https://assets.st-note.com/img/1732161358-1rOexl8HZdgtpRNqbmFE3Yf9.jpg?width=1200)
駆け足になりましたが、以上です。
かわいいキーボードが組み立てられてHAPPY! m.kiさんありがとうございました。