ひまの効用

最近、会社ナシ感覚が身に染み付いてきた。会社ナシ感それは、ひまな時間に罪悪感がなくなること。それは、カレンダーに何も入ってない日が多くあり「ひまだよ」って言うことに後ろめたさを感じなくなること。これからどう生きてこうかな、と思うとき口角が上がりそうになること。それは、きっと、つまり、良いことだ。

思えば学生の頃から、完全なる自由時間は得意な方ではなく、時間が空くと何らかの予定を入れていたタイプだった気がする。そのまま就職して、つい数年前まで平日は毎日会社に行く生活をしていたのだから、その身に染み付いた感覚を取り去るにはそれなりの時間がかかったんだろう。毎日会社に通わなくてもすぐに死にはしないということがからだでわかってきて、生きるための選択肢が広がったり新しいアイデアがわいたりする。それに基づいた学びも始めたりして。自分の中から出てくるから、やることなすことに納得感がある。時間的なゆとり、めちゃくちゃ大事な気がするぞ。

周りをみていると子どもたちは忙しい。塾に習い事に、放課後はいろんな予定がある。比較するものでもないけど、うちの子は、ひまだ。小さい頃のあらゆる経験がもっともっと必要な気もするし、持て余すぐらいの時間を過ごす今は悪くない気もする。

親はいつでも迷うんだなあ。