豚人について
豚の内臓の大きさが人と同じくらいだと言う話。
ふと、それは遺伝子が混ざっているのではと思い立って調べたところ、そういう仮説があると知った。
500万年前に猿の祖先と豚の祖先が交配し、その子孫が猿の祖先と交配を繰り返してヒトに進化していった。という説。
猿との交配が主流だったのでヒトの基本は猿っぽくなっている。ならば、豚との交配が主流だったら外見はどうなっていたのかを想像して行こうと思う。
豚人といえばファンタジーに登場するモンスター、オーク。だがオークが最初に登場するトールキンの小説ではオークは豚顔ではないらしい。
オーク=豚人の概念はどこから出たんだ。
オークという名もトールキンの創造だそうで、近年のファンタジーの基礎は本当にトールキンなんだな。
豚の遺伝子を多く受け継ぐなら四足のけものなのではと思うが、脳を発達させ知性を得るには二足歩行でないと厳しいので、そこは譲れない。
足は蹄のままでも良いが、四足でなら少ない接地面で数十キロの体重を支えることができようが、二足歩行となるとあの接地面で体重を支えられるのかと不安になる。よって、踵まで地面に接触する形にして安定を図り、つま先に蹄の名残で分厚い爪が生える。
手は、一度熊として完成しているのに食性を変えたため指を変化させたパンダの例を考えたが、蹄の前足から物をつかむような器用さを持つ手に変化させるのは強引すぎると思い直した。
人のような五指で、指先に蹄のような分厚い爪が生えるので良い。
指の上部に爪が乗っかるのではなく、蹄だから指の先が全部爪。ちょうど中国の装飾品の爪カバー、指甲套(しこうとう)みたいな見た目。
頭髪は雨に打たれて体温が下がるのを防いだり、日光を遮ったりする役目で生えているので豚人になっても頭部に毛はある。その他の体毛は発汗での温度調節のため薄くなる。
体付きは豚の体型を踏襲してりんご型体型になりやすい。
知能を発達させたため頭部が大きくなった関係で出産できる人数が減り、猿人と同じく乳首は二つ。祖先の平均七対の乳首の名残でほくろのような副乳が六対、脇に並ぶ。
生殖器官、男。豚の形状プラス、人の生殖器官がどうしてあんな形になったのかを考えたら、軸がコルク抜きみたいな形になってるキノコ型が妥当か。
女の形状は変わらず。
顔面。豚と言えば豚っ鼻。
人と猿の鼻の形は似ているようで結構違うので、豚人の鼻も豚と似ているようで違う。
現在よりも大きめの鷲鼻が主流。進化の過程で前に突き出た顔が平らになり、顔立ちは猿を祖先とした人類とあまり変わらず。
耳は大きくて先が尖っている。
総括。
猿人と豚人は外見が大きく変わらないのだと思われる。
猿人は全体的に毛深い(ムダ毛が多くて脱毛産業が盛ん)、爪が小さい、鼻が小さいほうが好まれる。
豚人は肉感的、ご飯大好きで太りやすい(痩身産業が盛ん)、鼻が利く、鼻と耳と爪がでかい。
知能、身体能力も大きな差はない。
こんな感じの豚人妄想。