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Ai Wei Wei
大学が冬休みに入ったら入ったでやること多くてブログ忘れがち。頑張って書く。生存報告大事!笑 今回はちゃんと美大生っぽいブログ書きます。凄く面白い展示だったので、忘れないため、自分のメモも兼ねて。笑
Royal Academy Of Arts でやってるAi Wei Weiの展示に行ってきました。あいうぇいうぇい。中国語の名前は日本読みでは、ガイミミと読むらしい。全然違う。
ロンドンの美術館の本当に良いと思うところは、入場無料な美術館が多いし(この展示は有料です)写真とっていいし、むしろシェアしまくってくれ!ていう、とてもオープンな姿勢。美術興味ない人も、インスタとかFacebook見て、何コレ?て思って興味を持てる。日本でも増えてきたけど、もっと増えると良いねぇ。
さぁさぁ、今回のAi wei weiさん。大学の授業でむかーしやってたので、何となく知ってました。そのせいか、この何千年も前のツボをバンバン割ってるおっさんっていうイメージが↓。
ガッツリとファインアートの展示なので、理解出来るのか・・・と不安満点。しかしここで優しいオーディオガイド様。無料で英語版ですが貸してくれます。何度も聞きたいところ再生出来るので、分からなかったところは繰り返し聞く。そしたら、何となくですが作品の説明は大体掴めました。文章でも出てるので、リスニング苦手な人はこっちを読むのもあり。
鉄の骨組みがいっぱい積んである作品“Straight”
これだけだと分かりにくいのだけど、この作品が展示してある部屋の壁には
ずらぁーーーっと子供の名前と年齢が書いた名簿が貼ってあります。
これは欠陥工事で建てられた結果、2008年の四川大地震で全壊した校舎の下敷きになって亡くなった、児童・生徒のお名前。中国政府が被害者情報を遺族にも隠蔽したことに激怒した彼は、独自で調査し、5000人以上の情報を集めます。上の鉄骨は、その校舎に使われていたもの。
当時の映像も流れていたりして、結構ズッシリくる内容になってます。地震ってものが身近ではない人は割とジョークで「Earthquake(笑)」みたいに言うけど、そんな冗談言えなくなるくらいの重みはあります。
そんなわけで中国政府を批判する作品やドキュメンタリーを作っていた彼は、やはり政府に拘束されてしまいます。
部屋の壁紙↑ Twitterバード(よく見ると本人の顔)を囲む監視カメラと手錠。言わずもながら、中国を表してます。これが部屋一面なので結構な迫力。
この部屋にはデッカい焦げ茶色の箱が6個くらい(ごめん記憶曖昧)置いてあるんだけど、それぞれにちっちゃい窓がついてて、そこを覗くと
彼が中国政府に拘束されていた期間の生活を表現した彫刻が!これ↑以外にもトイレやシャワーを監視されているものも。なのでホント文字通り“覗き見”してる気分に。あとさぁ、狙ってるのか分からないけど、凄い変な匂いするのね、この箱。うぅぇってなる!ほんとに!アンモニア臭というか。これ私だけだったのかなぁ。どーでも良いけど気になるので、見た人教えて。笑
ここに載せた作品はほんの1割にも満たないくらいだと思うのだけど、他にも本当に興味深い作品ばかりでした。残念ながら展示は今月の13日で終わってしまいましたが、もう一回見れるなら見たかった。日本に来ないかなぁ。興味ある人には本当に見て欲しい。