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何が解ると言うの?~無知なる『元気』のイメージ~

今回だけ、特別に『闘病エッセイ』ではなく、『闘病絵日記』です。
最近、あまりお絵描き活動をしておりませんので……リハビリ気味に。
絵日記というか、色付きラクガキ日記というか。

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昔から、とある悩みというか、密かな苦しみがありました。
本人(わたし)にしか解らないモノです。

何かしらのご病気をお持ちの方でしたら、共感して頂けると思いますが…
特に精神疾患の場合は、本人でも良く理解出来ない精神状態になる事も
多いのに、何も知らない他の者から、『最近、元気そうだね!』と、
勝手な『元気』のイメージを押し付けられるのが、本当に苦しいのです…。

その発言に悪気は無い事は、充分に理解しております。
頭では。

でも、心が震えてしまう……。
心が怒りに震え、『元気』という言葉を、赦してはくれないのです。

『元気』を押し付けられる事は、わたしの病気をさらに悪化させます。
苦しいからです。 迷惑だからです。 ちっともうれしくないからです。

一緒に暮らしているママでさえ、3秒間でも笑っているわたしを見て、
『あら、今日は元気そうね!』と言い、わたしの心を平気で傷付けます。

…一体、何が解ると言うの…?

3秒だけ笑うわたしを見て、勝手に『元気』と思われても……。
1日の間に、一体、何十時間あると思っているのだろう。

―24時間もあるのです。

その中の、たった3秒しか見ていないのに………
勝手に、『今日は元気そう』だなんて、思われたくない………。

それは、わたしをさらに苦しめている事に、気付いて欲しい……。

3秒間、確かに笑っていたかもしれません。
でも、残りの23時間ちょいはずっと、泣いていたとしたら…?

それでも、その3秒間だけの笑いを見て、『元気』と思うの…?
『楽しそう』、『幸せそう』などの『残酷な嘘』を、押し付けるの…?
わたしは、何も『元気』でも、『楽し』くも、『幸せ』でもないのに…?

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毎日、一緒に暮らしているママでさえ、そう思うのですから、
ネット上では一体、どのように思われているのだろう…。

わたしはココのNote以前にも、ブログをやっておりました。
病気のコトを知っている人も、知らない人も、見てくれていた場所。

わたしが病人だと知っている人でさえも、ブログをちょこっとだけ見て、
『最近、元気そうじゃん! 安心したよ!』と、平気で言うのです。

………何が??

世の中の大半の人は、ブログにどれぐらいの時間を掛けるのでしょう?
わたしは、Noteだけに限らず、ブログに費やす時間は、
一番早い時で、ほんの30分ぐらいです。

24時間の内の、その30分程度しか見ていないのに、何が『元気』なの…?
一体、その人の人生の、何が解ると言うのでしょう…?

もしかしたら、わたしにとっては大切な場所である、このNoteでも、
そう思われていたら嫌だなと思い、この記事を書いてみました…。

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ココは闘病ブログではありますが、
わたしにとっては、一番の闘病法は創作なので、
もうすっかり闘病創作ブログになっております。

そんな中で、ふと、先程ご説明した苦しみが、頭をよぎります。

わたしは、昔から、己の弱さを吐き出す事が不得意でした。
今でもそうです。 大分マシになりましたが、まだまだ下手です。

Noteでは病気のコトをオープンにはしているものの、
病人だからといって、毎日、病気の暗い話ばかりしたい訳ではありません。

だから、病気のコト以外のお話を載せる時は、明るく振舞います。
でも、実際の『中の人の状態』を、考えてみた事はありますでしょうか…?

Noteに載せている創作系の記事の大半は、完成品です。
綺麗な、綺麗な、汚れの無い完成品……。

わたしのキラキラした瞬間だけを切り取って、ネット上に貼り付けたモノ。

(※絵では、『完成品』が手紙になっておりますが、テキトーです。)

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前のブログとかでもそうであったのかもしれませんが、
Noteでもきっと、世界が想像しているのは、こんなわたしでしょう:

作品が出来上がって、キラキラ輝いているわたし。
楽しそうなわたし。 元気そうなわたし。幸せそうなわたし。

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それは、世界の勝手なイメージだ……。
実際のわたしは、いつもずっと、以下の絵のような状態である事を、
この世界は、1ミリでも知っているのだろうか…?

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過去のフラッシュバックに苦まされ……
病気の症状や、痛みなどに悩まされ……
辛くて、悲しくて、苦しくて、痛くて、死にたくて、泣きっぱなしで……

そんな状態で、毎日を生き(延び)ている事を、知っているのだろうか…??

それなのに、わたしのキラキラとした、24時間の内の30分だけを見て、
『元気そう!』だなんて、そんな残酷過ぎる『嘘のわたし』を、
どうか押し付けないで………。

…今日は、そんな苦しみを、少しでも誰かに理解して欲しくて……
この記事を、勇気を出して載せてみました。

他の病人のコトは解りませんが、わたしは、とても嫌なのです……。

お願いですから、そんな『存在すらしていない、元気なわたし』を、
どうか創り上げないで………そんなモノ、存在(い)ないのだから……。

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あー、やっぱり暗いお話をするのは、脳がギザギザになって、嫌だなぁ。
という訳で、ちょっとオマケです。

まだ、学校に通えていた頃のわたしが、描いたラクガキです。
この頃のわたしの絵は、線がとても細くて、今にも消えてしまいそう…。

どの人物も、笑ってはおらず、無表情か、虚ろな瞳(め)ばかり…。
笑顔の絵であったとしても、なんか死んでいるのですよ。 笑顔(かお)が。

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…それほど、生命の灯(ひ)が、儚くて脆い状態であったのでしょうね…。

今現在のわたしの作品は、『生きている』かしら…?
輝いているかしら…?

わたしは『生』を取り戻したい…。

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メリカナデシコ
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