アーティストには、統合失調症はプラスになる
何らかのアーティストの場合、『統合失調症』はプラスにもなります。
脳内に溢れ出す数々の映像、声、音は、必ず創作へと繋がるからです。
通常の精神状態の時では創り出せない、とても面白い物が創れます。
…と、わたしは3ヵ月ほど前にNoteに投稿した記事で、書きました。
コチラ↓です。 ご興味がありましたら、どうぞです。
現にわたしは、その体験を元に、闘病エッセイ漫画を描いております。
正確に言うと、わたしの病気はどちらかといえば『統合失調感情障害』
なのですが、どちらも似たようなモノです。
精神疾患というと、普通は暗いイメージしか湧かないのでしょう。
ですが、ネガティブな事ばかりではありません。
わたしは精神疾患になる前から、元から絵を描いたりするのが好きで、
アーティストでした…楽器、粘土、工作、作曲、手作り、編み物など…
わたしは様々な形で『アーティスト』なのです。
もちろん、何らかの病気になってしまうと、
好きな事も出来なくなるほど弱ってしまいますが、
何らかのタイミング(恐らく個人差がある)で、創作意欲が湧き始めます。
わたしの場合、『鬱病』でも、『大鬱病』でも、それは変わらず…。
むしろ鬱な時の方が、不思議な創作意欲が湧いて来る事もありました。
そして、そういう時に創り出したり、生み出した物は、
通常の精神状態の時には創れないような、本当の意味で
人の心を揺さぶるような作品ばかりを生み出せる時なのです。
なので、わたしのように何らかのアーティストの場合は、
むしろ精神疾患になった事をプラスに考えても良い時があります。
特に『統合失調症』の症状の数々で体験した事は、
今後、闘病エッセイ漫画を描くのに、絶対に大いに役立ちます。
妄想類で脳の中に勝手に溢れ出て来る映像や音声はもちろん、
幻聴で聴こえる謎の音楽や会話、幻視で見える謎の物体や人物など。
どれも、創作には役に立つ物ばかりです。
少なくとも、わたしのように何らかの漫画家を目指す者にとっては、
どれも『面白いネタ』扱いにしかなりません。
幻視や妄想類は、ホラー漫画のアイディアにもなります。
幻聴で聴こえる音楽は、作曲作業にも役立ちます。
全体を合わせると、闘病エッセイ漫画のネタにさえもなります。
そして皆様もすでにご存知かもしれませんが、
わたしは『統合失調感情障害』の体験を、今まさに、
闘病エッセイ漫画にし、本として出版しようとしております。
この病気を体験していなかったなら、絶対に描けなかったジャンルです。
もちろん、その病気を患う方々をインタビューし、別の視点から漫画を
描く事は可能ですが、それだとリアリティーに欠けると思うのです。
実際にその病気や、何らかの事を体験していないと、
『同じ気持ちになる』や『完全に理解』なんぞ、絶対に到底出来ません。
だからこそ、当事者に、もっとアウトプットをして欲しいなと思うのです。
漫画でなくても良いのです。 小説でも、詩でも、音楽でも、何でもOK!!
わたし達にしか創れない、素晴らしい物が、たくさんあると思うのです。
『病気のわたし達』ではなく、『様々なレアな体験をしたわたし達』
という意味です。
わたし達は、苦しみを誰よりも理解しています。
辛さを誰よりも噛み締めています。
痛みを誰よりも感じています。
そんな繊細なわたし達にしか創れない、素晴らしい世界があるのです。
病気は決して、『完全なる無駄』にはなりません。
やり方は残酷ですが、病気も、何らかの形で、わたし達に
そういったメッセージを送ろとしているのではないでしょうか?
過去の偉人達だって、大体みんな『統合失調症』でした。
ゴッホ、夏目漱石、その他にもたくさんいらっしゃいますよね。
彼らは素晴らしい作品を世界に残す事に、成功していらっしゃいます。
今度は、今を生きるわたし達が、それを受け継いで行く番なのです。
少なくとも、わたしはそう思いたいです。
わたしもいつか、この『統合失調感情障害』の闘病エッセイ漫画を
完成させ、病気は決して無駄ではなかったという事を証明し、
同じ病気の皆さんを勇気付けたりなどしたいです。
様々なアートによって生み出された、数々の素晴らしい作品は、
こうやって世の中に伝わり、広まり、人と人を繋げて行くのでは
ないかと思います。