マガジンのカバー画像

『完全無――超越タナトフォビア』

128
哲学における究極の未解決問題「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」を解決するとともに、タナトフォビアで苦しんでいた過去の自分を、四年掛かりで自ら救った、新しい思想を総括するマ…
運営しているクリエイター

2021年11月の記事一覧

『完全無――超越タナトフォビア』第九十二章

智慧の実を齧った最初の人間たち以前に退却せよ。 神話の御代以前へと踵を返せ。 智慧という…

『完全無――超越タナトフォビア』第九十一章

脳内のニューラルネットワークが何次元であろうと、クオリアが何次元であろうと、宇宙が何次元…

『完全無――超越タナトフォビア』第九十章

人間たちはもはやことばを選べない。 猿の時代へと還ることもできない。 本当に戻れないのだ…

『完全無――超越タナトフォビア』第八十九章

無がいくら無限の連珠のように連なろうとも、それは空間とは成り得ず、時間とは成り得ないので…

『完全無――超越タナトフォビア』第八十八章

読者の方々よ、あなたがたがどこへ出かけどこへ到達しようとも、あなたがたは同じ時空、位置の…

『完全無――超越タナトフォビア』第八十七章

生まれてきたボーイズ&ガールズ(セックスとジェンダーの違い、先天性と後天性に関しては別の…

『完全無――超越タナトフォビア』第八十六章

人間たちは過去や未来を寵愛している。 人間たちは過去と呼ばれる曖昧な観念、過去の記憶というあるかなきかの幻像内容物の残滓に執着し、切なくなったり、うれしくなったり、ロマンに酔い痴れたりするのだが、未来と呼ばれる観念に対しても同等の思いを馳せ、シミュレーションし、将来を夢見ることで都合よく辻褄を合わせることができる現在、というこれまた脆弱性の高い幻像を、頬杖を突きつつ見据えるのだが、それらの時間概念たちにリンクされた記憶と想起のイマージュが、脳の中ではありありとした表象として

『完全無――超越タナトフォビア』第八十五章

人間たちが人間たちの感性的直観の形式を規定するために、強引に感性的世界の構造を担う奴隷と…

『完全無――超越タナトフォビア』第八十四章

とある時、とある場所において、とある写真に写っている真なる事物とされている現象は確かに過…

『完全無――超越タナトフォビア』第八十三章

数では真理をひとつに定めることはできない、と同時に、数によって無限に定められる真理におい…

『完全無――超越タナトフォビア』第八十二章

(きつねくんは、リロードのファンクションキーをことさら丁寧に押す人差し指ほどのスピードで…