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『完全無――超越タナトフォビア』

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哲学における究極の未解決問題「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」を解決するとともに、タナトフォビアで苦しんでいた過去の自分を、四年掛かりで自ら救った、新しい思想を総括するマ…
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2020年12月の記事一覧

『完全無――超越タナトフォビア』第七十四章

さて、再度このテーマについて噛み砕こう。 消失し得ない存在について。 安易な第一歩こそ肝…

『完全無――超越タナトフォビア』第七十三章

赤ちゃんについて少し。 男性の精巣や女性の卵巣をかたちづくるための、あらゆる原因となると…

『完全無――超越タナトフォビア』第七十二章

たとえば、宇宙に遍満する無数の粒や波、それらに最低限の大きさや振幅があろうとなかろうと、…

『完全無――超越タナトフォビア』第七十一章

さてここで「荼毘に付す」ということについて少し触れておきたい。 わがニッポンにおいては現…

『完全無――超越タナトフォビア』第七十章

すべてのちいさきものよ、 はかなきものよ、 よわきものよ、 こわれやすいものよ、 世界をその…

『完全無――超越タナトフォビア』第六十九章

わたくしはこの辺りで謙虚になろうと思う。 謙虚であろうとすることは、自然体であろうとする…

『完全無――超越タナトフォビア』第六十八章

さあ、続けよう。 口述であれ記述であれ、それらことばの記号(記号作用と記号内容の合わせ技)としての性質なくしては、神話も、宗教も、詩も、哲学も、科学も、その象徴性を人間社会において維持することはできない。 あらゆる人間社会における物理学的応答に根差したソースコードは、たとえ機械が人間たちを支配するようになったとしても、また、機械自らが機械そのものを生み出すような時代が到来したとしても、「世界の世界性」に関して、前-最終形真理を超えて述べ尽くすことはできないことになっている

『完全無――超越タナトフォビア』第六十七章

さて、 「ひかり、あれ!」と声を荒げるよりも、「ひかり、ある!」と忍び音(しのびね)を心…

『完全無――超越タナトフォビア』第六十六章

聴いてくれるかな、チビたち。 チビたちが犬であろうと、ぬいぐるみであろうと、人間であろう…

『完全無――超越タナトフォビア』第六十五章

(店内の照明の匂いが、窓の外からのひかりによって、ほんのひと匙分ねっとりとしてきたことに…

『完全無――超越タナトフォビア』第六十四章

宇宙とは世界そのものとされることが多いのだが、この作品では便宜的に、世界の属性の一面とし…

『完全無――超越タナトフォビア』第六十三章

時間や空間という「幅」は確かに、人間たちのでっち上げた有無のあわいのマボロシだとは思う。…