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地球人に学ぶ

Rちゃんは
まだ2歳なのに
なんでも上手にできる優等生だ。





パラパラのチャーハンも
ほとんどこぼさず
優雅に食べるし





お遊戯の練習で、先生が
「その位置から動かないで〜!💦」
と言った時も




他の子たちは
自由に動き回ったけど
Rちゃんだけは
真面目にジッとしていた。




でもRちゃんは
実は気が強いことを
先生たちはみんな知っている。




昨日の外遊びの時間、
突然、Rちゃんが泣きながら
私と園長先生のところに走ってきた。




「Tくんが!Tくんが!
Rちゃんが使ってたおもちゃ
取った〜〜〜〜」





Rちゃんの目からは
大量の涙が溢れている。




「あらそうなの〜?それは悲しかったね。
Tくんに、 ”Rちゃんが使ってたよ" って
言ってみたら?」




と、園長先生が言うと
Rちゃんは
クルッとTくんの方を振り返って





Rちゃんが使ってたよ!!!💢
と絶叫し、
Tくんからおもちゃをブン取った。




気の弱いTくんは
「でも・・でも・・」
と、納得いかなそうにしてたけど





Rちゃんはすでに上機嫌で
そのおもちゃで遊び始めていた。




それを見ながら




”・・本当にあれは、
Rちゃんが使ってたんだろうか?”





と、疑問が湧いた。


(私たちは園庭に来たばっかりだったので
どっちが先に使っていたのか
真相は分からなかったのです😅)






それで何気なく
園長先生に




「Rちゃんって、優等生だけど
そのキャラを自分の都合の良いように
使ってる気しません?😅」




と、言ってみた。
すると




「そう!必要以上に涙を見せて
誰にどうアプローチしたら自分の望む通りになるか、
ちゃんとわかってるの。
ああいう子はCEOになるといい」




と言ったので、
爆笑してしまった。




私はいつも
その人の発言や態度がどれだけ透明で、
ピュアで曇りがないかということを




大人でも子供でも
重要視する傾向がある。




つまり、透明度で
ジャッジしている。




でも、園長先生は
それをその子の一つの個性として
受け入れている。




この三次元地球で
クリアで透明なエネルギーで居続けることは
子供だって、とても難しい。


(そうしてると
やられる時があるからね)




透明かどうかに重点を置くと、
OKを出せる相手は
とても限られてしまう。




もちろん、園長先生も
ダメな時はダメって言うよ。




ニンジンのおもちゃで他の友達をつついたり
物を乱暴に扱ったり
友達を仲間外れにするような子がいたら




すごく厳しく指導するし、
必要であれば親とミーティングもする。




でも、その最低ラインさえ守れてるなら
あとは個性として、見守る。




それはそれで
素敵な在り方だなと思った。




透明度はないかもしれない。
マットな色合いかもしれない。




でも、いろんな子がいて
いろんな人がいて




いろんなトーンの
人がいて




みんなの色を掛け合わせた
地球らしい
唯一無二の虹が出来上がる。




光のプリズムのような
透明感のある虹では
ないかもしれないけど




そんなマットな虹を見守る
目にも






確かに愛は
あるのだと思った。













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