魂の歌

息子は最近、
マイケル・ジャクソンに
猛烈に惹かれている。

赤ちゃんの頃から
音楽もダンスも好きな子だったけど

『ビリー・ジーン』や『スリラー』など
かつて私も愛し
よく聴いていた名曲を

息子が画面にかじりつくようにして
毎日観てるのを見るのは、嬉しいものだ。

歌詞など、もしかしたら、
8歳の子が見るには早い部分は
あるかもしれない。

特に近年のアメリカは、
年齢にそぐわないものや
暴力的なもの、性や死を感じさせるものなど
徹底的に排除する傾向がある。

わかるよ、わかるんだけど・・
無菌状態で育てるのも
それはそれで怖いと、個人的には思うのだ。

私たちが子供の頃って
小学生が不倫の歌とか
普通に歌ってたけど

内容なんて
わかってなかった。

子供達が反応してるのは
声や音から伝わってくる
作り手や表現者のエネルギーだったり

旋律の美しさだったり

そういう部分なんじゃないかと
思うんだよね。

微細な美しさを感じ取る感性を
子供たちはちゃんと持って
生まれてきている。

息子は基本的に、マイケルの
割と初期でアップビートな曲が好きなんだけど

ある日、試しに
『We Are the World』の動画を
観せて聴かせた。

「マイケルはこんな曲も作ったのよ。
彼は世界平和と、子供たちへの愛を
訴え続けた人だったの。

この周りにいるおじさんたちも
一人一人がマイケルみたいに有名で、
素晴らしいシンガーなのよ」

この動画を観たのは
何十年ぶりだろう？

魂から声を出す歌い手たちが
大勢集まり

一つの歌を紡ぐ

その、大きな渦を巻いて放たれていく
思いのエネルギーに魅了され

今まで何度これを観て
涙を流したことか。

（10回や20回じゃきかない）

この曲を聴いていると
魂が洗われるような感覚がする。

最初はふざけて
「おじさんじゃない、マイケルを出せ〜」と
笑っていた息子も

すぐに静かになり
聴き入りはじめ

終わる頃には
目を真っ赤にして泣いていた。

息子が、音楽を聴いて泣くのを見たのは
初めてだった😳

マイケルは、プレアデス出身の
スターシードだという。

すでにスピリットの世界に
還ってしまったマイケル

息子が惹かれてるのは
その歌やダンスだけではない。

彼が持つ
宇宙魂のスピリットの感覚

愛のエネルギー

儚さ、強さ

そんなもの
全てなんだと思う。