故郷の星に帰ってきた / ヒプノセラピーのお話②
ベッドに横になり
わかこさんの誘導で
リラックス状態に入っていく。
わかこさんは初めに
「自分がやりたいように動いていいからね。
誘導はするけど
私に従わないといけないというのは
一切ないから。
あなたの感覚を一番大切にして
それを私に伝えてください」
と言ってくれた。
私はお言葉に甘え、通常通るであろう
催眠のステップを色々とスッ飛ばし
気がついた時には
宇宙空間に飛び出していた。
だいぶ遠くまで、
長いこと飛んだ気がする。
星以外は何も見えない
真っ暗な宇宙空間を抜け
やっと着いたのは、
大きな光の洪水のような場所だった。
淡いシャンパンゴールドの光が
エリアを隅々まで満たし
エネルギーの微細な粒が
たくさん、宙を舞っていた。
そこにいた私は、
地面に着くほど長く大きな羽を持つ
背の高い天使だった。
天使の姿として一応見えるのだけど
肉体はなく
ホログラムのような感じで
男性のような体つきに見せてたけど
女性だった。
「その天使のあなたは今、どんな気持ちでいますか?」
と聞くわかこさん。
彼女の中に実際に入って感じてみようとしたけど
今の私からでは、波動が違いすぎて入れない。
それで、わかこさんに誘導をお願いして
ヘルプしてもらって、なんとか入ることができた。
天使の私は
言語というものを持っていなかった。
全てのコミュニケーションは
言葉を使わないテレパシーと
エネルギーで行われる。
だから私は
彼女そのものになりながらも
同時に自分の意識というものも
持ち
自分と彼女の間をスイッチして
行ったり来たりしながら
彼女が送ってくるエネルギーを
日本語に翻訳し、わかこさんに伝えた。
私が勝手に慕ってるアメリカ人のメンターは
誰に習わなくとも
アカシックレコードが楽に読めたという。
生まれつき備わったそんな能力が
誰にもあるならば
私の場合、それは
エネルギーを読み取り
言葉に変換する力なんだと思う。
それだけは、誰に習わなくても
昔から楽々できた。
そのエネルギー体がどんな存在で
女性性・男性性の割合はどれくらいで
どんなことを伝えてきてるか
すぐに分かる。
今まで当たり前にやってたこれが、
立派な自分の能力だったなんて
このヒプノで
初めて教えられた気がした。
天使界にはパパちゃんもいた。
私はパパちゃんについていく形で
地球に行くことを決めたようだった。
きっかけとしてはそうだけど、
でも私は自分の意思で
地球に行くことを決めたのだ。
苦労することはわかってる。
でも、自分で行くと決めた。
パパちゃんよりもずっと強い・・
きっと支えるつもりなのだ。
彼女(=私)は、
そこにいたどの天使よりも大きく強く
凛として、際立っていた。
孤独だったからじゃない。
強いから、1人でいるのだ。
自分がどれだけ強く大きな存在だったか、
それをリアルに肌感覚で感じていく
大事な時間
それをわかこさんは
たっぷりと作ってくれた。
しばらくすると
ホログラムだった彼女が半物質化し、
メタリックシルバーの、たくさんの面を持った
ミラーボールでできた天使のようになった。
どうやら、この天使界から地球に降りていった時の様子を
見せてくれるらしい😳
大きな彼女のエネルギー全部では
低い次元に降下していけないから
彼女のかけらの幾つかが
ワームホールを通り
アンタレスゲートを通過し
天の川銀河にやってきた。
その(自分の)かけらの一部は
今この瞬間も、シリウスなど
他の星で生きている。
大元の彼女もまだ
天使界にいる。
同じ魂を持つ、他の平行宇宙生の自分たちと
感覚が繋がっていく
一体になる感覚
こんな展開は全く想定外だった。
魂の一部が分散して、その一つが私で
いま地球にいるだなんて。
でもなぜか、すごく腑に落ちた。
元々の魂からしたら
小さなひとかけらでしかない今の私は
自身を弱者とみなし、
大元の魂から遠く離れ、
孤独を感じていた。
エネルギーだけで全てが伝わる世界から
物を介したり、言語を駆使しないと
何も伝わらないこの惑星に来て
不自由さも生きづらさも違和感も
強く、強く感じてきた。
でも、だからなのねっていう理由がわかると
状況は変わらないけど、不思議と落ち着く。
この孤独感や不自由さ、無力感、
言葉を使うという体験、
それ以前に、肉体を持つということさえ
もしかしたら彼女は
ただ、体験してみたかったんじゃないだろうか?
私は一番遠くまできた
もっとも勇敢なかけらだった。
《本質の魂》と繋がった瞬間
裏切られた出来事も、
地球が生きづらいことも
何も変わらないけど
セッション後、
なぜか幸せな感覚で満たされ、
それが持続している。
セッションはこの後も
続いたのだけど
長くなるのでまたの機会に。
あと、もうひと記事だけ
後日談を書いて終わりにしようと思う。
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