丸く、優しい世界
息子は今
ドラゴンボールにハマっている。
そして、毎日のように
このキーチェーンを欲しがるのだけど
1個7ドルとはいえ
重なればかなりの出費。
それである日、
「そんなに欲しいなら自分の小遣いで買え💢」
と言うと
息子は大喜びで
22ドルを自分のお財布に入れ、
早速買いに出かけようと言った。
いつも行くお店に飽きまくっていた私は、
違うお店を提案し
そこに2人で行ってみたのだけど
そのお店には
ドラゴンボールのものが
一つもなかった。
息子はガッカリして
お店の出口に向かおうとした。
その時
お向かいに住むお友達が大好きだという
キャラクターのぬいぐるみを見つけてしまった。
お値段は20ドル。
息子は悩んだ。
その子にプレゼントしてあげたい。
だって、すごく好きだって言ってたから。
でもそれを買ってしまったら
ドラゴンボールは買えなくなる。
「あなたのお金なんだから
自分で決めたらいいよ」
と伝えると
息子は、
そのぬいぐるみを買うと
サラッと決めた。
正直、ビックリした。
よく一緒に遊ぶ子ではあるけど、
一番の親友ではなかったから😳
(私だったら、そんなに気に入らなくても
意地でも自分に何か買うw)
息子のその決断に感動した私は、
帰りにいつものお店に寄り
息子にキーチェーンを一つ、買ってあげた。
そして見事、彼は
欲しかったベジータを引き当てた。
”結局、私が7ドル払う羽目になってしまった・・” と
腹の底で思いながらも←
「あなたのその優しさは
ダディとグランマ(義母)からの
遺伝だと思うよ。
ダディもグランマも
いつもホームレスの人に
ご飯買ってあげるでしょ。
マミーにはそういうところはないから
その優しさはダディからのギフトだよ。
大事にしてね」
と言うと
「マミーはお友達にプレゼント買わないの?」
と聞いてきたので
「う〜ん、親友って呼べるくらい、
お友達の中でも1〜2位を争うくらい好きな子だったら
迷わず買うかな。
でもそうじゃないなら、
誕生日でもないのに
20ドルもするものは買わないと思う」
と言うと
「じゃあマミーは、お友達のランキングで
プレゼントする時とか、値段を決めるの?
・・それって悲しいね」
と言われた😱
(その通り)
息子にももちろん
お友達ランキングは存在するのだけど
その順位に応じて
値段を決めたりしない。
あげたいと思ったものを
あげたい時にあげる。
それだけ。
見る限り息子は、多分
自分と他人の間の境界線が
あまりハッキリしてないんだと思う。
分離してないというか。
これをこの子にあげたら
自分のお金が減っちゃうとか
そういう意識自体、
そもそもないんだと思う。
その話をハチミツちゃんにしたら
面白い話を聞かせてくれた。
彼女は去年の自分の誕生日に
旦那さんから「何が欲しい?」と聞かれたけど
その時、何も欲しいものがなかったから、
「その分のお金を、子供病院に寄付して欲しい」
と伝え
生まれて初めて
高額寄付をするという体験を
してみたらしい。
「それがね、まきちゃん、
とっても気持ちよかったの!」と。
(やったことないけど、すごいわかる😳)
しかも彼女、先日は
ドーナツ屋さんで後ろに並んでたおじさんに
「俺のコーヒーも買ってくれ」と頼まれ
”ホームレスでもなさそうなのに
なんで自分で払わないんだろう?” と思いつつも
買うことに合意。
しかも、「アンタ、お腹は空いてないの?」と
食べ物までつけてあげたらしい。
(カッコいい😱💕)
このハチミツちゃんも息子も、
パパちゃんも義母も
別にお金に余裕があるから
やってるわけじゃないのだ。
息子は自分がいくら持ってるかさえ
把握してないし
義母なんて先月は
家賃払ったら7ドルしか残ってなかった←
ハチミツちゃんも、日本に行ってきたばかりで
貯金がほとんどないと言う。
お金がいくらあるかじゃなく
意識の話なんだと思う。
ちょっとスイッチを
切り替えるだけ。
分離から
無限∞に
それをした人たちは、
同じ地球でも
全く違う世界を見るんだろう。
そこにあるのは、他との切れ目のない
丸く、優しい世界。
なんとなく、もうちょっとで、
そこへ行ける気がするんだ。
だって周りにこんなにたくさん、
お手本となる人がいるんだもの。
いつも思うことだけど
入口っていつも
思ったのと真反対のところにある。
豊かになりたいなら、
手放す。
ピュアなエネルギーでね。