見出し画像

光の剣

息子は春休み。
サウサリートにある
Bay Area Discovery Museum に行ってきた。



この双眼鏡で、ブリッジを歩いてる人まで見ることができる😳



ゴールデンゲートブリッジを目の前に臨む
絶好のロケーション。




ここは、子供向けの体験型博物館で
科学的なことなどを学べる
屋内のアトラクションに加え





屋外にも、ダイナミックな遊具で遊べる
場所がいっぱいあって




息子は開園時間いっぱい
全力で楽しんでも足りないくらい
ミュージアムを満喫していた。




粘土で色々作れる
コーナーがあったり



みんなが作ったものが、この木の周りに飾られていた



息子の作品。母に見せたら、
「マヤ文明を彷彿とさせる・・」と感動していた🤣



外には、大きな漁船があって
漁師の真似っこができたり





森の中から
ハンドパンのような
癒しの音が聞こえてきたり




フォームブロックで
車や椅子や
いろんなものを作ってみたり。




そんな風に、夢中になって遊ぶ息子の傍で
私は辻麻里子さんの『藍(あお)の書』を
読んでいた。




その時、車ばかり作っていた息子が
突然、カーブ状のブロックを4個組み合わせ
サークルを作った。



オールドファッションドーナツみたい



別に何の目的もない。
息子はただそれを丸い形にしただけ。
すぐに放置して、次に移った。




でも、この円がここに現れた途端、
その中目掛けて入っていく
エネルギーがあるのに気づいた。




三角形でも、四角形でも、丸でも、
図形とはある種、
鍵やコードのような役割を果たしていて





きちんと描きさえすれば、
エネルギーは誘導されてそのように動いていくということを
私はこの日、目で視て理解した。




やがて、まばゆい光を放つ存在が
サークルの中心に舞い降りてきた




その存在は光の剣を差し伸べ
私に手渡そうとしているようだった


(『藍の書』より)




光の剣か・・




そういえば、15年程前、
セドナのエアポートロックで




手の中に突然
エメラルドグリーンの光の剣が
現れたことがあった。




私はその時
その剣を与えられたのか
それともただ見せられたのか





与えられたのなら
ちゃんと使えているのか・・




『藍の書』は
他の辻さんの本とは
ちょっと雰囲気が異なっている。




宇宙から指令をもらっても
それに抵抗してる辻さんの
細かい心の内が描かれていたり




うまい言葉を選べずに
人を傷つけなければならなかったこと、
そして彼女自身、涙を流してそのことと向き合ったことや




33がいっぱい出てきて
ウキウキしてる辻さんや




些細なことで友達と
大笑いした話など




彼女も私たちと同じじゃないかって





地球に住みながらも、
悩み、抗い
それでも懸命に生きた宇宙人先輩の1人だったんだと




彼女を身近に感じた。




中でも印象的なのは
やはり夢の話で




この日、息子を待つ間に読んだその夢の内容は
深いところにジーンと届いた。




その夢の中で、
8組の父子がボートに乗っている。




でも、ボートは転覆してしまう。




お父さんたちはなんとか
自分で脱出できそうだったけど
子供たちはどんどん沈んでいく。




早く助けないと死んでしまう。




夢を見ている辻さんは
上空から
それを俯瞰して見ていた。




8組の親子は
16名みんなで一つの円を描くような感じで
水の中でもがいている。




お父さんたちはもちろん
自分の子供を真っ先に助けたい。




でも、なぜか自分の子供は
そのお父さんから見ていつも
一番遠い対角の場所にいるのだ。




代わりに、自分のそばにいるのは
助けを求める、よその子供。




もしお父さんたちがみんな、
すぐ隣にいる
見知らぬ子供を助けたなら




16人全員が助かっていただろう。
誰1人死ぬことなく、生還できた。




でも、お父さんの中の1人が
隣にいる子供を蹴落とし、
自分の子供を助けに行こうとした。




それを見た蹴落とされた子のお父さんが
同じように、自分の近くの子を蹴落とし
我が子を救出しに行こうとした。




他のお父さんたちも
みんなが、自分の子供を助けることに
必死で




8組の中で、
よその子供を助けたお父さんは
たった1人だけだった・・




これね、ポイントなのは




他人の子供を助けたお父さんも
1人だったけど




よその子供を蹴落としてでも
自分の子を助けようとしたお父さんも
最初は1人だったってこと。




残りの6人は、
蹴落としたお父さんの行動を見て平常心を失い、
同じ行動を取ることを選んだ。




それが、人類が22(今のレベルの集合意識)を
越えられない理由なんだそうだ。




グループの大多数の人たちが
どう行動するかで




人類の未来は大きく変わる。




この夢で、親が全員
お父さんだったっていうのも
またポイントで




これ、男性のことだけ言ってるんじゃなくて
女性の中にも父性っていうのはあるので




その宇宙的な父性の在り方を
説明してる夢なんだそうだ。




ふと本から目を上げると
そこはディスカバリーミュージアム。



たくさんの親子が楽しそうに、
思い思いに1日を過ごしている。




辻さんが誘(いざな)ってくれる
変性意識と




この3次元の日常に
境目はなかった。




息子が作ったサークルも




夢の中の8組の父子が
水の中に描いた円も




その中に流れ込むエネルギーを
どう使うか




22を超える方向に
みんなの意識を誘導するために





そのために
光の剣が必要なのかもしれない。





光の剣を持つ者は
謙虚であってはいけないのだ。





この8組の父子も、
よその子を助けたお父さんが
もっと先陣を切って





「みんな、1人ずつ隣の子を抱き上げて
水の上に上がるんだ!」と





意識で伝えられたなら





みんなが冷静(霊性)を
保てたなら





きっと結果は違っていた。





よく覚えておきなさい。
この領域では奥ゆかしさは
美徳にはならないということを。






自分を落とすことで
見えないシールドを張ることなど
できないのだから、
愚者のふりをしても無駄である。





そんな暇があったら、
いかなる時も魂の目を見開き
目醒めた意識状態にありなさい。





恐れることはなにもない。
それには自分自身の力を
100パーセント認めることだ。

(『藍の書』より)





自分には何が出来る?





そんなことを
ぼんやりと思っていた。





























この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?