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【トレジャー・ボックス・オブ・ニンジャ】Aos/s-001「カノーネ」
初めに
本記事は小生が「ニンジャスレイヤーTRPG」をプレイし、その際に作成したニンジャのキャラクターのデータを本家の【トレジャー・ボックス・オブ・ニンジャ】風に作成した記事です。
本キャラクターの設定等を記載されており、忍殺TRPGのセッションにてNPCとして使えるデータも記載されています。もしよろしければ、本記事の最後にある利用規約を厳守した上で使用してもらえると幸いです。
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ハム=サンのXhttps://x.com/moq_heads
生い立ち
カノーネ――モータルとしての名前である「アマカ・マオ」は共にオムラ・インダストリーで研究者として働いている両親の元で生まれた。外見上の特徴としては母親譲りのローズゴールドの髪、そして青色の瞳。幼さの残る顔つき、そして全体的に豊満な身体つき(原因は後述)であろう。
父は生粋のネオサイタマ育ちであり、このマッポーたる世界での立ち回り方を弁え軟質素材(オモチシリコンや各種ロボニンジャに使用される軟性金属等)の研究主任という地位手に入れた。母はこのネオサイタマでは珍しいドイツ系の血を引く人物であり、天才的な頭脳をを遺憾無く発揮し数々の部門で研究者として名を挙げた才女である。
そんな2人が出会い、やがて結ばれて生まれたのがマオだった。このネオサイタマには相応しくない大人しく弱気な性格ではあったが、2人の才覚を受け継いだ彼女は勉学に励む。それは過酷なセンタ試験を勝ち残り大学へと進学するほどだった。
だが彼女は大学という環境に馴染めず、塞ぎ込みがちになっていく。それは彼女が一般的な人間とは違うマイノリティスト――同性愛者だったからだろう。高校生時代はその事をひた隠しにし、勉学に打ち込む事でやり過ごしてきた。だが大学生となり数カ月、当時仲の良かった同級生が冗談混じりで彼女に愛を囁いたのだ。それは仲の良い者同士の戯れであったが、マオは本気でそれを信じ、告白をしたのだった。それ以降、その友達とは会っていない。
それからは、彼女の生活は一変する。大学内では彼女の居場所は無くなり、尾ひれの付いた噂話が独り歩きしていく。向けられる視線は侮蔑の物に変わり、やがて彼女は大学へ行かずに自宅からのリモート講義にのみ出席する様になって行った。(この時の不摂生が原因で現在の体型になった)
だが幸いだったのは、マオの両親は彼女のそう言った事柄全てに理解を示した事だろう。自宅に籠りがちになった彼女を追い出す様な真似はせず、彼女のサポートに力を入れていった。その頃にはオムラ内の仲間から開発中だった家庭用オイランドロイドを譲り受け、マオの世話と心のケアに務めさせた。その甲斐もあり、彼女が20歳になる前には外出が出来るまでになっていた。
順風満帆とは行かないが、マオは彼女なりの平穏な人生を再び歩み出そうとしていた。だが悲劇は突如として訪れる、そして――アマカ・マオのモータルとしての死が訪れるのだった。
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ディセンション
それは突然だった。
その日は特別な日では無かった、強いて言えば久方ぶりに家族が自宅に揃っていた事くらいだろうか。
父親はマオに何気なく近状を聞き、母親は何時ぶりだろうと手料理を振る舞っていた。オイランドロイドの「シグレ」はそんな母の手伝いを行い、マオもそんな家族の様子を見て笑ったりしていた。
寧ろその様な偶然が重なったからこそ、この日は記憶から消えぬ特別な日になったのかもしれない。
その日の夜、マオは死の淵に瀕していた。腹部からは夥しい量の血が流れ、失血死も時間の問題だった。
夕食を終えて談笑していた筈のリビングには、胸から血を流し物言わぬ屍とかした両親。シグレはマオの隣で倒れており、胴体に受けた銃弾により機能不全を起こしていた。
突如として部屋に押し入った2人のヤクザ、彼らは何の説明も無くアマカ家の家族に凶弾を浴びせかけのだ。
意識が朦朧とする中、マオは突如として訪れた凶事を呪った。目の前で両親を殺され、自分を庇ったシグレにさえ容赦無く銃弾を浴びせたヤクザを呪った。やがて彼女の意識は闇の中へと落ちていき、モータルとしてのアマカ・マオは虚しく死んだのだ。
消え行く意識が、突如として覚醒する。そこは昔家族で訪れたキョートリパブリック、そのカブキの劇場だった。マオはそのカブキ劇場の席に、力なく座り込んでいた。そして舞台にはまるで映写機から投映されるかの如く、見たことの無い光景が映し出されていた。
広がる荒野、無数の存在。それらの前方で、仁王立ちする偉丈夫。言葉では言い表せない程の美しい女に言い寄る偉丈夫、それを糾弾する面影に幼さを残した美女。彼女達から逃げる様に、襤褸布を頭から被る偉丈夫だった者。それらを眺めていた時、いつの間にか目の前にはその偉丈夫が立っていた。そして襤褸布越しに輝く鋭い眼差しを彼女に向け、逞しい両腕を眼前に合わせてオジギをする。
「「ドーモ、テンポウ・ニンジャです」」
気がつくと、マオは己の右腕が、眼前に迫っていたヤクザの胸部を貫いてい事を理解した。朦朧とする意識の中故か、普段なら絶対に行わないであろあこの行為にも彼女は嫌悪感は感じなかった。
この時モータルであるアマカ・マオは死に、新たなるニンジャが誕生したのだ。
ある日、マオとその家族は突如押し入ったヤクザ達により惨殺された。そして彼女は己のローカルコトダマ空間内で謎めいたアーチ級ニンジャ『テンポウ・ニンジャ』と対峙し、彼女はニンジャとなった。
ニンジャとなったマオは無意識下の内にヤクザの1人を一撃の元で殺し、次なる標的を見定めた時にある人物と出会う。それはアマカ夫妻の体内に埋め込まれたバイタルサインの途絶を知り、オムラ・インダストリーのアルベルト会長自らが送り出した傭兵ニンジャである『オメガ』だった。(アマカ夫妻の功績は本人達が思っていたより大きかった様であり、本社より保護対象とされていたのだ)
もう1人のヤクザを始末した彼は、眼前で誕生したニンジャを前に何を思ったのだろう。緊張の糸が切れ倒れたマオを保護するや、その後にニンジャとしての最低限の教育を施したのだ。それはただの気まぐれだったのか、それとも何か計算があって行った事なのか……未だ本人しか知り得ない。
マオ本人は状況を飲み込めないどころか、突如として両親を失った悲しみに明け暮れていた。だが悲しみに明け暮れても無意味である事は理解しているし、己が人間では無い怪物になった事も実感していた。やがて彼女は己の悲劇を次第に受け入れ、オメガのインストラクションを受ける決意をする。修復したシグレと共に、優しかった両親の分まで生きようとする生真面目さが彼女を再起させたのだ。
傭兵であるオメガは己の手の内を明かさぬ程度に、カラテやワザマエをマオに叩き込んだ。短期間でのインストラクションは過酷な物であったが、マオはそれに食らいつき、徐々に内に宿ったソウルからもカラテを引き出していく。
そして最後に、彼はある条件を元に彼女の卒業試
験を提示したのだ。
ソウカイヤへの潜入
オメガが提示した条件とは、ソウカイヤへと潜入する事だった。
それはソウカイヤとオムラ間で取引の内、何件かに拭いきれぬ違和感が確認されたのだ。(無論、モーティマーはこの事を把握していない)ビジネスと言う場に置いてはある意味信頼のおけるソウカイヤがオムラに対し不当な取引をするとも思えず、この事態を内部より調査する事が彼女に課せられた最後のインストラクションでもあったのだ。
それと同時に、彼はマオに「カノーネ」と言うニンジャネームを授けた。インストラクション中でマオが放った、謎めいた掌底が印象に残ったからだ。
そしてマオ――カノーネは無軌道学生を装い(リモート講義ばかりだったのが幸いし、彼女の周辺情報は他学生が流した噂話くらいしか無かった)ソウカイヤへの潜入に成功する。
初めこそ任せられる仕事は野良ニンジャの捕縛や集金部門への出向くらいであり、主だった機密情報を得る機会に恵まれなかった。(情報通とされるバーグラーに探りを入れたりもしたが、結局分からなかった)
日々課せられる非道なニンジャ組織の内部に辟易としていた矢先、彼女はある任務に駆り出される事となる。それは彼女の求めた情報であると同時に、彼女の運命を決定づける物だとは知る由もなかった……。
任務、そして惨劇の真実
それはソウカイヤ傘下の企業から、未払いのミカジメ料を徴収するという内容だった。そこでカノーネは初めて他のニンジャ達とチームを組み、任務に赴く事となった。
そこで彼女達は抵抗する企業側と交戦を開始、ニンジャとしての圧倒的力量差によって任務を遂行した。
そしてその最中だった、内部の情報を掴む為にカノーネは社内のUNIXをハッキングして情報の抽出を行っていた時だ。その企業はソウカイヤから発注したオムラの製品を、秘密裏に敵対組織であるザイバツ・シャドーギルドへと横流しを行っていたのだ。それはオメガが言っていた帳簿に合わない取引の動かぬ証拠であり、カノーネが最も求めていた情報その物だった。
だがその他にも、この企業の一社員は更に別のクライアントにも横流しを行っている事を彼女は知ってしまった。その相手は分からないが、共に掲載されたあるリストの名を見て、彼女は目を疑った。
ファイル名『クライアント:Iの要望 ヘッドハンティングリスト』
そこにはアマカ夫妻――即ちカノーネの両親の名があった。そしてその名の横に書き込まれた『非協力的、処分済み』の文字。2人は何者かによりヘッドハンティングを受けており、それを断ったが為に殺されたのだ。
任務の後に、カノーネはこのクライアントの足跡を追う事となる。だが関係者はクライアントの事を殆ど知らずに、ただカネの為にソウカイヤとオムラ双方を欺き活動していたと言う事だけだった。
残された情報は件の企業が行っていた横流しの相手、キョートリパブリックを拠点とする謎めいたニンジャ組織であるザイバツ・シャドーギルドのみ。
彼女は決心する、今直ぐにでもこの情報をオムラに渡し、ソウカイヤからの脱出をせねばと。
シとの出会い、そして友との別れ
ソウカイヤからのヌケニンのタイミングを見計らう中で、カノーネに新たな任務が与えられた。それはソウカイヤのテリトリー内で確認された快楽殺人鬼ニンジャの討伐、その為に招集されたのは先の任務で共闘したソウカイヤニンジャの2人だった。
相手を追う中で、彼女達はある少女と出会った。出会いは最悪だろう、何せ相手は彼女達を追っ手と勘違いしアンブッシュを仕掛けてきたのだから。
彼女の名は、『ヤモト・コキ』。ソウカイヤの手から逃れた、女子高生のニンジャであった。
この時点で、3人は彼女がソウカイヤから逃れたニンジャだとは知らなかった。その場で誤解を解こうと、カノーネは仲間達を説得する。やがて双方の誤解は解けると、刹那の間の交流があった。
だが数日後、彼女らにヤモト•コキの捕縛命令が下されたのだ。
そして3人はヤモトを匿っているとされる傭兵ニンジャである『シルバーカラス』の隠れ家へとやって来た。雰囲気は最悪と言っていい、カノーネは仲間の1人とヤモトに対する意見の違いから口論になっていた。だがこの時のカノーネは彼の思惑を理解できないでいた、故にそれは取り返しのつかない結果を招いたのだ。彼には彼なりの意図があり、ヤモトを含めた生存の手があったのだろう。
その結果として、友はソウカイヤのニンジャにより爆発四散したのだった。
彼女はこれ程己を呪った事は一度もなかった、己の未熟さと己の甘さにだ。自分の事を『友達』と言ってくれたその人を、彼女は目の前で失ったのだ。
そこからは必死だった、ヤモト達と共に友の敵たるニンジャを討ち取り。そこに現れたソニックブーム、そして後に『ネオサイタマの死神』と呼ばれる恐るべきニンジャの登場。残された3人はどうにか逃走に成功し、再び出会うことを約束して別れたのだ。
残されたカノーネは、未だに残る喪失感に打ちひしがれていた。だがそれでも重い足取りを進める、ソウカイヤからヌケニンをしたのだから、ねぐらから荷物とシグレを連れて逃げなければならない。そして彼女はビルの暗闇へと飛び込み、その姿を消した。
その後、ニチョームへ
指定された場所は、ごくありふれた廃屋の1つだった。ネオサイタマにはこの様な廃屋等ごまんとあり、それらは大なり小なりこうした秘密の取引現場として使われる事が常だった。
「これが件の情報です、それと取り引きをしていたと思われるクライアントについては全くと言っていい程情報がありませんでした」
カノーネは手にしたフロッピーを、目の前の男へと渡す。漆色のニンジャ装束の男、彼こそニンジャ世界でも最高の傭兵と名高き『オメガ』だ。
「確かに受け取った、これでお前も自由の身というわけだ」
それだけ言うと、オメガはその場から立ち去ろうとする。
「……何故、ですか?」
その背中に、カノーネは思わずそう声を投げかける。
「少しの間ですが貴方の元で学び、ソウカイヤでニンジャの世界を知りました。ほんの少しですが、ニンジャの事が分かったつもりです」
オメガは歩みを止めない、それでもカノーネは続ける。
「だから余計分からないんです、何故私にインストラクションを施したのかが!オムラに取り入れる訳でも無いのに、自分の手駒にする訳でも無いしのに!敵にだってなるかも知れないのに――」
「思い上がるな、馬鹿者!」
突然振り向いたかと思えば、オメガはそう声を上げる。カノーネはその気迫に口を閉ざし、驚き硬直する。
「前にも言った通り、お前を鍛えたのは私の気まぐれだ。それ以上もそれ以下も無い!」
言うだけ言うと、オメガは再び背を向ける。
「最後にアフターサービスとして教えておく、ニチョームを知ってるか?」
「えっ、ニチョーム……ですか?」
復唱するカノーネではあったが、オメガは構わずに続ける。
「あそこはソウカイヤもウカツには手を出さぬ、『不戦の掟』なる物が敷かれているのだ。それだけだ、では、オタッシャデー!」
オメガはその場から跳躍する、カノーネは咄嗟に目で彼の姿を追うが既にその姿は無かった。
残されたカノーネは、最後にオメガが残した言葉を心の中で繰り返す。ニチョーム、不戦の掟。
「……よし、行ってみよう。ニチョームに」
カノーネは駆け出し、路地の闇へと消えていった。別の地点で待っている、唯一の家族と合流する為だ。今は行く先すらこの闇のように不鮮明だ、だがその中で見いだした小さな光を目指し、彼女は走り出したのだ。
あの日から数日程経った頃、カノーネの姿はニチョームのある空きビルにあった。
あの夜自宅へと帰ってきたカノーネが見たものは、無数のクローンヤクザの死体と名も知らぬニンジャの爆発四散跡だった。そしてその真っ只中には、その双腕と衣服を血に染めたシグレだった。
彼女は都市伝説として語られる存在、『ウキヨ』へと――そしてニンジャ『ハルプモント』へと変わっていたのだ。
状況が飲み込めなかったが、2人はマンションから最低限の荷物と共に脱出。当てもなく追手と交戦しながら逃走の日々を続けていた。
そんな折に数々のニンジャ組織達が不戦協定を結んだ地、『ニチョーム自治区』の話を聞きつけたのだ。モータル時代の頃からニチョームには足を運んでいたが、闇の世界ではそんな事になっているとはカノーネも知らなかった。そしてニチョームへと訪れたカノーネを出迎えたのは、あの夜別れたヤモト•コキだった。
彼女の口利きによりニチョームでの生活を認められたカノーネには、使われていなかった小さなオフィスビルが与えられた。今はそこを棲家に、ニチョーム自治会からの依頼等をこなす日々を送っていた。
この先どうなるかなど今の彼女には分からない、だがせめて己の意思で進んで行こう。あの日友と拳と刃を交えた時に誓った『己のエゴ』、カノーネは迷う事を恐れず、己の道を進むことを誓ったのだ。
カノーネ:スリーピング•カリュドーン
◆カノーネ:スリーピング•カリュドーン (種別:ニンジャ)
カラテ 4 体力 6
ニューロン 6 精神力 6
ワザマエ 5 脚力 4/E
ジツ 0 万札 3
攻撃/射撃/機先/電脳 4/5/6/6
回避/精密/側転/発動 6/5/4/6
◇装備や特記事項
・◉常人の3倍の脚力、◉ランスキック、◉スリケン痛打
・メガコーポ一般兵装束一式(反映済み)
・(緊急回避ダイス2、脚部ダメージ軽減)
これはソウカイヤ潜入時代のカノーネを再現した物であり、未だ未熟なニュービーである事が見受けられる。だがランスキックとスリケンによる手堅い物もあり、プレロールキャラクターとしても使えるだろう。
カノーネ:ウェイキング•オブ•カリュドーン
◆カノーネ:ウェイキング•オブ•カリュドーン (種別:ニンジャ)
カラテ 10 体力 11
ニューロン 6 精神力 7
ワザマエ 12 脚力 7/E
ジツ 0 万札 20
攻撃/射撃/機先/電脳 10/12/6/6
回避/精密/側転/発動 14/12/12/12
◇装備や特記事項
・◉◉タツジン•ハカイ八極カラテ(コッポ•ドーの読み替え)
◉◉戦闘系ソウルの力、◉カラテ求道者
◉常人の3倍の脚力、◉ブラスト•トビゲリ
◉ヒサツワザ•サマーソルトキック
・伝統的ニンジャ装束一式(反映済み)
・『●連続攻撃2』、『●連射2』
・記憶スロット『◉ヒサツワザ:ハカイ掌底(ビヨンボバスターの読み替え)
『◉ランスキック』、『◉スリケン痛打』、『◉パイルドライバー』
ソウカイヤを離脱し、ストリートニンジャとしての活動により成長したカノーネのステータスだ。やや機敏さに欠けるが、堅実な面をより強くした物となっている。戦いの中でソウルから力を引き出す術を見いだし、より強力なカラテを扱うようになっている。
【ハカイ八極カラテとテンポウ•ニンジャ】
彼女が扱う【ハカイ八極カラテ】とは彼女に憑依した謎めいたアーチ級ニンジャである【テンポウ•ニンジャ】のソウルより引き出した独特なカラテである。テンポウ•ニンジャはかつてハトリ側に助力したニンジャであったが、その身勝手さ故に陣営を追い出された。そしてかのヌンジャに逆らった呪いとして豚の頭を持つ怪人の姿に変えられ、それは現在ではかのマジックモンキーの物語に登場する豚人間【ハカイ】として伝わっている。
彼が生み出したとされるハカイ八極カラテは、文字通り八極カラテの一種とされており、カブキめいた構えから放つ【ハカイ掌底】はカラテ斥力を体内に残留させ内臓器官等をも破壊せしめる恐るべきワザだと言われている。
カノーネ:デストラクション•オブ•カリュドーン🚧
◆カノーネ:デストラクション•オブ•カリュドーン (種別:ニンジャ)
カラテ 17 体力 20
ニューロン 10 精神力 14
ワザマエ 13 脚力 9/N
ジツ 0 万札
攻撃/射撃/機先/電脳 18/13/12/10
回避/精密/側転/発動 20/13/13/10
◇装備や特記事項
・伝統的ニンジャ装束一式(強化、業物化、改善済み)
・◉◉タツジン•ハカイ八極カラテ(コッポ•ドーの読み替え)
・◉◉タツジン•カラテ斥力弾(タツジン•ソニックカラテの読み替え)
・◉◉戦闘系ソウルの力、◉鉄拳、◉カラテ求道者
・『●連続攻撃3』、『●連射3』、『●マルチターゲット』、『●時間差』
・『◉ヒサツワザ:ハカイ掌底』(ビヨンボバスターの読み替え)
・『◉ヒサツワザ:パワーボム&アラバマオトシ』(2連パワーボムの読み替え)
・『◉ヒサツワザ:ヒメル•ドゥルヒ•カノーネ』(ブロウパイプ•サスペンションの読み替え)
・『◉ヒサツワザ:反撃ボディチェック』(サマーソルトキックの読み替え)
・『◉パイルドライバー』、『◉挑戦の雄叫び』
・『◉ブラストトビゲリ』
・『◉知識:カチグミエリア』、『◉知識:独立小組織』
・『◉交渉:共感』
これは最終的なステータスとなった、カノーネの物だ。ソウルの力を我が物とし強力なカラテ斥力をも扱えるようになり、より強く、より汎用的な能力へと変わった。クナイダートだけでは無く、カラテ斥力を光弾として撃ち放つ変種カラテミサイルともいうべき力を使い始め、その顔にもローズゴールドの猪めいた牙を持つメンポが装着される。メンポからは時折セントエルモめいた青い炎が噴き出し、カノーネの瞳にも同様の炎が宿るとされる。
ここまで来ると読み替えが多く、とてもややこしい物となっている。特にソニックカラテを読み替えたカラテ斥力光弾は、見ただけではどう表現したらいいか分かりにくい物だ。
イメージとしては某格闘家達の気弾よりも、周囲に光弾を展開し、それを放つという感じだ。
そしてここで新たに追加されたヒサツワザである【ヒメル•ドゥルヒ•カノーネ】、これは本編にも登場するヘブンスルーキャノンをドイツ語読みした物である。内容としては通天砲(八極拳の技)により頭上へと打ち上げ、そこに光弾を放つという物だ。
それに加えこれはあくまで仮の能力値であり、後に修正版や◉◉◉アーチ級戦闘系ソウルの力を使用した物も記載される予定である。
シナリオ導入のヒント
NMの皆様方へ:カノーネは基本的には弱気な面が目立ちますが、その内の信念が強い女性であります。基本的にはストリートのニンジャとして活動していますが、上記の通りニュービー時代にはソウカイヤへと潜入しており、PC達が必要以上に非道な事をしない限りは敵対する事はないでしょう(例えばヤモトをソウカイヤに引き入れようとすれば、彼女に同情して敵対するだろう)
ストリートニンジャとしての彼女は義侠にも似た志を持ち、金銭よりも人々を救う事に赴きを置くだろう。例えば他愛の無い任務を要求する大きな力を持った依頼人よりは、より窮地にある普通の市民の依頼を受ける傾向にある。
敵として登場する場合、彼女が最も登場しやすい場面はやはりニチョーム関連のシナリオだろうか。カノーネはニチョームに恩義を感じており、ヤモトらと共にパトロールをしている場面も見受けられる。それか暗殺のターゲットが邪悪ではない場合、その護衛を請け負っている場合もあるだろう。
例として君達がニンジャスレイヤー一味を追っている最中、その協力者であるナンシー•リーを発見したとする。追跡される最中ナンシーはストリートニンジャ達に救援を求め、それに応えてカノーネが駆けつける等だ。
味方NPCとして登場する場合もやはりニチョーム所属のニンジャとして登場するか、又は何かしらの善良なシナリオに協力者として出してあげるといいだろう。彼女はストリートニンジャ達にも明るいので、彼らと共闘したりサポートを行う等様々な要因で関わらせる事が出来る。
戦闘スタイルは射程外ならクナイダートを投擲しつつ距離を詰め、射程内に入れば恐るべき八極カラテで相手を粉砕しに掛かる。
特に能力が極まった場合はヒサツ•ワザを狙いに行く傾向があり、距離を離せば集中からのカラテ斥力光弾を放ってくるだろう。
カノーネのユウジョウ判定表
カノーネのユウジョウ判定表:最重視するパラメータ:【ニューロン】 DKKを所持している場合、その数と同じ数のダイスを減らす。
親密度1:「あっ、その……よろしくおねがいします。私は……その……」
報酬:『◉知識:カチグミエリア』『◉知識:重工系メガコーポ』
親密度2:「何だか最近、貴方とよく仕事をしているみたいですね。
い、いいえ!嫌じゃなくて、ただこうしていると友達みたいだなぁ、なんて……」
報酬:『◉知識:高級嗜好品』/『◉交渉:共感』
親密度3:「そうだ、今度の任務が終わったら一緒にご飯でも食べに行きませんか?
おいしいおスシの店を見つけたんですよ」
報酬:『◉知識:オイランドロイド(ハンドメイドカスタム)』『◉挑戦の雄叫び』
親密度4:「もう家族も仲間も失いたくないんです、
だから貴方の事も守られせ下さい」
報酬:『◉挑戦の雄叫び』、『◉ブラストトビゲリ』
死亡:「まだ……父さまと母さまの仇を取っていないのに……サヨナラ!」
報酬:『**フラグメント•オブ•カノーネ**』
【万札:UR】:『**フラグメント・オブ・カノーネ**』
カノーネのカラテが残留したローズゴールドの金属片 時折セントエルモめいた青い炎を放つ
レリック(受け継いだカラテ)として扱う:
精神力+2
戦闘中1回限り、『◉◉戦闘系ソウルの力』の効果を、 精神力の消費をせずに近接ダイス4又は射撃ダイス8を得る
最後に
こちらの記事は更新の可能性があります、更新した場合はその都度こちらに記載する予定です。
そしてここまで読んで頂き、ありがとうございました。