今年も #詰めろ自由席
これは北海道コンサドーレ札幌 Advent Calendar 2019の記事です。
このためにほぼ年一で文章を書いております。
様々な視点でコンサドーレを語っていく今シリーズですが、私はCVS(コンサドーレ・ボランティア・スタッフ)視点でお送りします。
(福森選手がハマっている新日本プロレスの内藤哲也選手やLOS INGOBERNABLES de JAPONの話も薄く広くは出来たりもするんですが、同じブシロード傘下になった女子プロレスのスターダムの話まで広がりそうなので、ここはCVS一本で)
プロフィール
スズキ(30代・男性)
CVS歴:6年目(通算66試合、2019年12試合)
CVSをきっかけに様々なスポーツボランティアに興味を持ち、今年はラグビーW杯(TEAM NO-SIDE)、来年は東京オリンピック・パラリンピックの大会ボランティア(Field Cast)といった国際大会にも参加しています。
年に10数回あるコンサドーレのホームゲームに定期的に参加していると度胸とアドリブ力が鍛えられて、国際大会で役に立つと感じました。
今回の内容
実は今回の内容は昨年とほぼ同じ内容となってます。
ただ、今年はCVSってどんなことをやっているのか最後の方にまとめた動画や画像載せますので勘弁のほどを。
J1リーグ3シーズン目の今年、5月4日の神戸戦では34,591名、8月10日の浦和戦では35,531名の来場者が訪れました。
この3シーズンで1,2の来場者数でした。
最終戦だけでなく、来シーズンももっと多くの方に札幌ドームに訪れてコンサドーレの試合を味わって欲しいので、いくつかアドバイスをさせてください。
全席種向け
入場口は北側2ヶ所、南側3ヶ所(うち1つはアウェイ専用)、西側2ヶ所(ゴールド・関係者・車椅子等)ありますが、実質南北2ヶ所ずつの計4ヶ所で最先行入場からキックオフまでの約3時間で多い時には3万人以上を飲み込む形になりますので、余裕を持って来場してください。
開場と同時にお目当てのイベントブースや座席の確保で走られる姿を多く見ます。ぶつかったら危ないです。階段が多いので転んだら危ないです。急な運動で肉離れ等を引き起こす恐れがあります。歩いての移動をお願いします。
2017年より全てのインナーゲート(席に座る前に通るゲート)でチケットチェックを常に行なっています。チケット・情報カードは常に持ち歩いて、印字面を入口のスタッフにお見せください。
気を付けろ!飲みこぼし!
自己申告の飲みこぼしの他に、気がついたら上から流れてきたから対応して欲しいというのがあります。私が対応した中では上から5列分流れているというのがありました。水やお茶、ジュースやビールなどからお荷物を守るために大きいゴミ袋に入れておくことをお勧めします。
また、申告があればスタッフが道具を持ってすぐに伺いますが、被害の拡大を防ぐために新聞紙があると最小限に食い止めることもできますのでよろしくお願いします。
荷物は座席の下に入れるか、場内にあるコインロッカーをご利用ください。
この時期は防寒具とかで荷物が多くなりますが、荷物で通路を塞ぐと危険です。また、荷物置きとして座席は使用しないでください。お願いします。
自由席向け(ゾーンと書かれたチケット)
席は詰めて座ってください。
キックオフ直前にまとまった席を確保するのは難しい場合があります。時間に余裕を持って来場してください。
未就学児で座席を利用される場合はチケットをお買い求めください。チケットがない場合は同伴の方の膝の上での観戦となります。
グループでまとまって観戦される場合は必ず同じ席種のチケットをお買い求めください。席種が違うチケットだと離れて観戦となりますので、ご注意ください。
当日空席がある場合のみアップグレードは可能ですが、ダウングレードは出来ません。
アカデミーの選手にはアカデミーパスが支給されていますが、こちらは自由席エリアのみでの観戦が可能です。
指定席で観戦する場合はチームやクラブからの指示があった場合のみです。また、混雑が予想される試合では観戦エリアを限定する場合もあるので注意してください。
コンサドーレの一員としてご協力お願いします。
やってみたいこと・改善したいこと
ここまでずっとお願いばかりで恐縮です。
もっと多くの人が来るために良くしていきたい部分が幾つかあります。個人的な考えですが、例えば座席の移動を協力してもらった時に秘密のCRCカードとかお渡しできたら楽しいな〜、迷子になった時にその日の思い出がネガティブなものにならないように秘密のドーレくんカード渡したらいいのかなとも。
この辺はカード乱発しないようにどう管理するのか考えないといけませんが。
現状、CVSは場内2階コンコースを中心に活動していますが、2階に上がってきてから座席の問い合わせを受ける場面が多々あります。そこで「この席は反対側です。」と案内するのが心苦しいです。なぜなら、反対側に行くのは300メートル以上歩くことになるので。
そういった悲劇を起こさないために1階レベルに案内係の人員を配置するのか、表示を充実させた方がいいのか、そもそも外の段階から案内できる仕組みを作っていった方がいいのか、役割を超えて考えていかないといけない部分だと思います。
それに合わせてバイト・警備・CVSといった職種を超えたチームの編成が必要な場面もあるかもしれません。
来場者もここ数年で国際的になっています。多言語対応できるスタッフがいればベストですが、そう簡単に集まるものではありません。
場内掲示物には現状日本語のみの表示がほとんどなので、ピクトグラムや英語併記の徹底や、クラブオフィシャルパートナーであるダイアモンドヘッドさんで取り扱っている翻訳機(音声翻訳機 UNITE )をスタッフの何割か持ち歩くというのも必要かもしれません。
(翻訳機を使う場合は機器の管理とネットワーク環境をどうするか、どれくらいの数が必要か知恵を出し合う必要がありますが。)
だん吉なお美のおまけコーナー
ここまで文章ばかりで疲れたと思います。CVSがホームゲームでどんな活動をしているのか、撮影日時はバラバラですが1試合の流れをまとめた動画を紹介します。
ホームゲーム以外でもCVS企画部が中心となり、様々なイベントを行なっています。
さっぽろ雪まつりでの市民雪像製作やアウェイゲーム観戦会(プレゼント抽選もあるよ!)、ボウリング大会、お花見など行なってます。
シーズン半ばにはクラブの協力で宮の沢白い恋人サッカー場でミニ運動会&バーベキュー、シーズン最後にはクラブ主催のCVSサンクスパーティーと企画グループ主催でいろんなグッズが当たったりする二次会を行なって親睦を深めてます。
最後に
CVSやスポーツボランティアに参加する最初のハードルは高いかもしれませんが、CVSは登録をしたら参加できる日を申告して当日を迎えればOK!立候補・申告制なので、自分のペースで観戦とCVSの比率を決めることが出来ます。
はじめのうちは担当者が経験豊富なベテランの方と組むように配慮してくれます。
実は来場者ポイントやEZOCAポイントも貯めることが出来ます。(意外だったでしょ)
関わる形が異なっていても、コンサドーレを応援する気持ちは変わりません。
是非、CVSの視点からクラブを後押ししてくれる仲間が増えてくれることを期待しています。
それでは、アスタ マニャーナ!アディオス!(また明日!さようなら!)