10月1日

9月に30代に突入した。19歳から20歳になるときよりも、24歳から25歳になるときよりも気負わず年をとった。29歳364日のわたしと、30歳0日のわたしは確かに地続きだと思った。
前々から新しい趣味がほしい、と思っていたところに、くどうれいんさんの『日記の練習』を読み、なるほど日記とは想像していたよりだいぶ気楽でよいらしい、と思いnoteに残すことにした。
出勤途中、パチンコ屋の白い壁に張り付く立派なバッタを見て、高校の古文の先生が毎日白いブラウスにつけていたブローチを思い出した。とても上品な女性の先生だったが、最寄り駅までスクーターに乗っていると聞き、やるじゃんと思っていた。
明らかにこれから内定式に参加するのであろう学生を見た。なぜだか分からないが社会人のスーツと学生のスーツは一瞬で見分けがつく。
職場に上司がオニヤンマのオモチャを持ってきていて「なぜ職場にオニヤンマ…」と思ったら、帰宅途中帽子にまったくおなじオニヤンマのオモチャをつけたおじいちゃんを見かけて「さすがにこれは仕組まれすぎてる」と思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?