アストラル界 について(後編)
アストラル界についての最後の記事になります。これまでの記事はこちらです。
さて、それでは早速ですがホーキンズ博士によるアストラル界についての解説の続きをみていきましょう。
この文章は前編の最後で引用した文章に続いています。そこでは
ということが書いてありました。
ここで言われているのは、そのような低層アストラルに存在する自称「霊的なガイド」や、そのような存在をチャネルするチャネラーによって書かれた本が語っている "霊的な秘密の世界" の典型的な内容です。
「あたかもカルト教団のような」という表現が用いられていますが、実際のところ、カルト教団の中にはこうしたアストラル界のエンティティを神霊として祀っているものも少なくありません。こういうケースにおいては教祖自身も邪悪なエンティティに騙されているわけです。もっと分かりやすい例としては "悪魔崇拝" というものも実際にありますね。こうしたカルト教祖や悪魔崇拝の司祭は邪悪なエンティティに憑依されています。そしてここでは、チャネリングは一時的な憑依現象にほかならないということも指摘しておきましょう。
霊的な階層というのは、これもカルト教団によくあるものですが、霊的な進化にステージを設け、当然ながら教祖は一番上の絶対的なステージにいると主張し、信者に対して上のステージに上るために高額なお布施を払った上で特別なイニシエーション(通過儀礼)を受けるよう強要する、といったような話のことです。すでに解説しましたが、アストラル界はそれぞれが非常に限定的で固定的な意識レベルの領域ですから、この話は人間を惹きつけるための嘘です。
ここは要注意です。上で述べたとおり、こうした霊的な階層をはじめとする手の込んだ設定は虚構なのですが、そのなかに散りばめられているシンボルや儀式だけは本物である可能性があります。というのも、邪悪なエンティティの具体的な動機については分かりませんが、その動機を満たすために人間界への影響力を拡大しようと企んでいることは間違いないからです。中編の記事にて魔術について言及しましたが、要するにこうしたシンボルや儀式を人間に使わせることによって、彼らは力を得るのでしょう。つまり、こうしたシンボルや儀式の本当の意味や目的は、教祖も含めた人間側が信じされられているものとは違っているはずです。
こういうことがあるので、わたしは神聖幾何学と呼ばれるものやシンボルの類は一切無視しています。キネシオロジーテストを用いればこのようなものの真偽を判定することはできますが、そもそも人智の及ばないものには手を出さないのが賢明であると心得ています。
では次の文章にいきます。
ここで言っている "神秘学校" や「彼らの一員になる」といった話はおそらく、◯◯同胞団などと呼ばれているグループのことだと思います。つまり、その手のグループはアストラルに騙されているか、あるいは自分たちが崇めているものがアストラル存在であることを知ったうえで活動しているかのいずれかであるということです。こういった集団がいう "真理" は本当の真理とはなんの関係もない、ただの特定のアストラル界の秘密にすぎません。
ちなみにミステリースクールには縁もゆかりもありませんが、わたしはなんであれグループというものを忌避します。人が集まると、そのなかには必ず "わけのわからない" 人間がいるからというのが理由の一つです。あ、これは一般の会社とかの話ではありませんよ。例えばですが、スピリチュアルな勉強会とか、サロンのようなものの話です。そして、わけのわからない人間というのは、低次のアストラルの影響を受けている人物のことです。
次の文章は、上の文章からすこし飛びます。
こういった話は以前に書いた意識のフィールドのダークサイドという記事でも触れましたが、そちらの内容と総合すると、人間の意識のフィールドの低い領域に存在する邪悪なアトラクターの正体は低次アストラルのエネルギーであると考えてよさそうです。こうした悪魔的存在による憑依現象は実際にあるばかりか、皆さんが思っているよりもずっとありふれた現象です。憑依されないためには、意識レベルを下げないようにするしかありません。
前編の記事において概説しました通り、人間界以外のアストラル界はそれぞれが固定的な意識レベルになっていて、そこにいるエンティティは半永久的にその世界にずっといます。したがって彼らには人間のように意識レベルを成長させ霊的に進化することができません。
それゆえ、彼らは彼らの世界の中に神に代わる存在を生み出したり、あるいは自らがそのような存在になろうとします。そんな彼らが人間に干渉しようとするのは、一つには人間を自分たちと同じ境地へと引きずり下ろし、そこに固定するためです。二つ目には、人間を自らの支配下におくことで神に成り代わることです。これらは明らかに人間への羨望と嫉妬によるものです。三つ目には、人間のネガティブな感情が彼らにとっての活力源となるからです。
まったくその通りですね。触らぬ神に祟りなしとはまさにこのことです。
まとめ
興味本位の遊びとは、例えば "こっくりさん" のようなものや、"おまじない" の類です。おまじないというと他愛のないものに思えるかもしれませんが、誰がどんな動機で考えついたものか、その発祥の起源が分からない以上、魔術とおなじようなものである可能性を否定できません。
まとめとしては、とにかくアストラルには関わるな! です。関わらないのが一番なのですが、知らない内に関わってしまっていた、というようなケースもないとは言えません。そういう危険性を防御するためには、自らの意識レベルを高めることです。目標は意識レベル540を超えることですが、すくなくとも低次アストラルや中間層のアストラルの領域を超えている、意識レベル250以上には到達している必要があるでしょう。もっとも、この記事を読まれている方々はおそらくもっと高いレベルにあると思いますけどね。
以上、3回にわたってアストラル界とそこに存在しているエンティティについて書かせていただきました。この記事の情報が、皆様が安全でいられることに役立ちましたら幸いに思います。それではまた次回の記事でお会いしましょう。読んでくださってありがとうございました。
おまけ
なかなか興味深いですね🤔
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