ウイングメーカーのハートの美徳
ウイングメーカーについて説明をするとなるとそれだけで非常に長い紹介文になってしまいますので、代わりに上記に日本のウイングメーカースタディグループのWEBサイトにある解説ページをリンクしておきます。
興味を持たれた方は、紙の書籍で入手可能なウイングメーカー1~3と電子書籍で出ているネルダ・インタビュー5まではぜひ読んでみてください。フィクションとして読んでももちろん面白いですが、ウイングメーカーにはそれ以上の魅力があります。
ここではネルダ・インタビュー5の中の一節をとりあげますが、ネタバレを避けるため、それまでの話の流れは伏せておきます。
このネルダ・インタビュー5は非常に重要な内容になっていて、わたしの見立てではグノーシス派の言っていることと関連しています。「エイリアン・インタビュー」という本(これもとても面白いです)の内容ともすこし似ているのですが、一言でいえば『なぜわれわれ人類はこの地球で輪廻転生を繰り返し続けているのか?』に対する答えがここには提示されています。
さて、それではこのネルダ・インタビュー5ではどんなことが語られているのか、垣間見ていただきましょう。
これらの会話がどのような文脈で行われているのか? そしてウイングメーカーとは? といったところは実際に読んでいただくときのお楽しみとしておきますが、ここで出てくるハートの美徳として挙げられるものは、それ自体はとくに目新しい概念でもなんでもない、一般的に美徳とされているものばかりです。ただ、すべてに共通しているのは、これらは統合的な態度であるということです。
その点ではキリストの隣人愛やブッダの慈悲とも同じですし、ホーキンズ博士の意識のスケールにおいても推奨される態度です。わたしは「親切で優しく感じのよい人」であることが大切だと考えていますが、それとも相容れるものです。
ただ、ウイングメーカーが人類に語りかけているのは、このわたしたち人類が生きている地球という幻想の環境がいかなるものであり、そして、どうすればそこから人類は脱せられるのか、ということです。
個人が悟りを求め、幸運にも悟りがその身に起きることはもちろん素晴らしいことですが、実をいうとそれはゴールではないのかもしれないとわたしは考えています。その先になにがあるのか、それはまだ分かりませんが、ウイングメーカーの情報はもしかしたらその答えを示しているかもしれません。