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意識のフィールドのダークサイド②

前回の「意識のフィールドのダークサイド」の続きになります。

ぜんぜん関係ないのですが、YOASOBIの幾田りらさんの「あー」という発声がすごく好きです。「あぁー」とか「Ah!」とかじゃないんです。「あー」なんですよね。この「あー」はわりとどの曲にも入っているんですが、分かりやすい例でいうと『群青』の最初の出だしのところの「嗚呼」じゃなくて、サビの入りのところの「嗚呼」です。コブシを効かせるでもなく、感情を乗せるでもなく、むしろのっぺりとした「あー」なのにめちゃめちゃエモいです。前からずっと思っていて、どこかで書いてやろうと虎視眈々とチャンスを狙っていました。なぜここで? なのかはわたしにも分からないですが、気がついたら手が勝手にこれをタイプしていました(チャネリング)。

さて本題に入ります。さっそく引用していきましょう。

サタン的エネルギーは下位のチャクラ(基底部、性、脾臓)に働きかけ、ルシファー的エネルギーは太陽神経叢(欲、獲得、プライド)、心臓部(権力と利益のために愛を代償とする)、喉頭部(歪曲したスピーチ)、"第三の目"(歪んだ知覚と真理の見過ごし)などの高位のチャクラに影響を及ぼします。プライドというルシファー的エネルギーは、クラウンチャクラ(頭頂のチャクラ)に働きかけ、神への専心が、自我のプライドや利己的な自己愛に置き換えられます。

『 I <わたし> 真実と主観性』

人間の意識のフィールドにはサタン的エネルギーとルシファー的エネルギーというダークサイドのフォースが存在しているということを前回の記事では紹介しました。人間の意識には実は境界線はなく、すべての人類がおなじ意識のフィールドを共有しています。それぞれの肉体精神機構は、このフィールドに存在している特定のパワーやフォース(を生じさせているアトラクター)の影響を受けており、その影響の受け方の違いがそれぞれの個別意識の違いを生み出しています。

そのうちの、人間のもつ闇の属性を活性化させるフォースがサタン的エネルギーとルシファー的エネルギーなのですが、そうしたフォースが個人に影響するとき、肉体精神機構ではなにが起きているかを説明しているのがこの引用文です。

ざっくり言うと、人間の肉体精神機構に存在している7つのチャクラ(霊的なセンター)のうち、サタン的エネルギーは下位の2つのチャクラ(ルートチャクラと丹田チャクラ)に影響を及ぼし、ルシファー的エネルギーは上位の5つのチャクラ(太陽神経叢チャクラ、ハートチャクラ、スロートチャクラ、第三の目、クラウンチャクラ)に影響力を持っているということになります。

ちなみに各チャクラの意識レベルは次の通りです。

  • クラウンチャクラ 600

  • ハートチャクラ 550

  • 第三の目 525

  • スロートチャクラ 350

  • 太陽神経叢チャクラ、丹田チャクラ ともに 275以下

  • ルートチャクラ 200

チャクラの働きはアトラクターと同じようなものと考えるとよいです。すなわち、意識レベル600付近の人物はクラウンチャクラの影響力がほかのチャクラよりも優勢だということです。よくチャクラの開花とか活性化というようなことが言われていますが、チャクラそのものは誰にも同じように備わっており、最初からちゃんと機能しています。開花とか活性化とかいうのは、実際にはその人の意識レベルがどのチャクラの領域とリンクしているかを示しているに過ぎません。ですから、「第三の目が開いた(から我は覚醒せり)」とか言っている人が本当に意識レベル600(覚醒)の境地にあるかは疑いの目で見たほうがよいでしょう。また、ついでに言えば第三の目の肉体に対応した位置は眉間ではなく松果体、つまり脳の真ん中ですので「眉間がムズムズしだしてから第三の目が覚醒した」というような話はただの気の所為だと考えるべきでしょう。

話がそれましたが、ここで一つ興味深いのはハートチャクラの意識レベルは第三の目やスロートチャクラよりも高いところにあるということです。肉体に対応したチャクラの位置とそのチャクラの意識レベル(意識エネルギー)は一致しないということになるので注意が必要です。これはぜひ覚えておいてください。

このようにチャクラの意識レベルを示すことでサタン的エネルギーが影響を及ぼすのは意識レベル275までの領域であることが分かりますが、これは276以上の人物にはサタン的エネルギーは無力であるという意味ではありません。ただ、より高い意識レベルの人物が影響を受けている高い領域のアトラクターが持っているパワーのおかげで、サタン的エネルギーの介入を防御しやすくはなっていると言えるでしょう。

一方、より厄介なのはルシファー的エネルギーです。ルシファー的エネルギーは上位のすべてのチャクラに影響し、その性質をネガティブな方向へと歪曲させます。その歪曲の仕方が、下記の引用文中の太字の箇所です。

ルシファー的エネルギーは太陽神経叢(欲、獲得、プライド)、心臓部(権力と利益のために愛を代償とする)、喉頭部(歪曲したスピーチ)、"第三の目"(歪んだ知覚と真理の見過ごし)などの高位のチャクラに影響を及ぼします。プライドというルシファー的エネルギーは、クラウンチャクラ(頭頂のチャクラ)に働きかけ、神への専心が、自我のプライドや利己的な自己愛に置き換えられます

これがルシファー的エネルギーの性質なのですね。クラウンチャクラにまで影響を与えるわけですから、意識レベル600以上の人物でさえルシファー的エネルギーに憑依されてしまう可能性があります。つまり、すべての人間がルシファー的エネルギーの標的なのです。

ルシファー的エネルギーがよく使う武器は、真理を歪めることです。マインドを操り、でまかせの約束や半端な真理を利用します。

ネット上にも自称スピリチュアルマスターや自称覚者が大勢います(大勢いるはずがないのですが)が、こういう人々もルシファー的エネルギーに憑依されていると言って差し支えないでしょう。これについては後でもうすこし触れます。

マインドは、サタン的エネルギーに対してはシンプルな道徳観念さえあれば防御できますが、説得力のある歪曲された真理に対してはほとんど防御できません。というのも、心は元来無知であり、生得的に真理と虚偽を見分ける能力に欠けているからです。たったひとつの解釈で運命の良し悪しが決まることさえあります。

マインドとは、肉体精神機構に生じる幻想の自己、すなわち自我エゴのことです。自我はそれ自体が幻想(分離した個人)ですので、真理を識別することができません。そのため、深く考えるまでもなく邪悪であるサタン的エネルギーを防御することは難しくありませんが、狡猾なルシファーのエネルギーには簡単に騙されてしまいます。

現代社会において、さまざまな政治的/社会的立ち位置はプライドを反映しています(190)。こうした真理の歪曲は、コンテクストを否定したり、コンテント(内容/中身)の一部だけを取り上げたりすることでなされます

意識レベル190で測定されるプライドは非常に厄介で、ポジティブな領域である200以上へと人が飛躍することをその直前で待ち構えて阻止するアトラクターです。また、200以上であっても非常に多くの人がこのプライドの影響を受けています。

コンテクストとは文脈や背景という意味です。コンテントは内容や中身のことです。人間の知覚はなにかを明示(焦点化)することで、それを認識し、それについて話したり、考えたりすることができるように設計されていますが、そのときには必ず「これ(それ、あれ)」と「これ以外(のすべて)」という二元性が生じます。この「これ」というのがコンテントで、「これ以外(のすべて)」がコンテクストです。コンテントとコンテクストは本質的には分離不可能です。なぜなら事物の全体性とはコンテントとコンテクストの総和だからです。したがってコンテクストを無視してコンテントについて語るとき、そこでは必ず真実性を欠いていると言えます。

意識レベルは統合性を示している物差しですので、意識レベルが高い人ほど、意識が焦点化するコンテントの内容量(情報量)とスケールが大きくなっていきます。同じ話をしていても、意識レベルが高い人のほうがその話題をより大きなフレームの中で捉えるようになるわけなのです。意識レベルが低い人にとってはコンテクストである部分まで、意識レベルが高い人はそれをコンテントとして認識しています。そして、このコンテントの大きさが無限大になるとき、それはコンテントとコンテクストが同じになることを意味しますが、これが悟りです。究極のコンテクストとは「存在するすべてのもの」ですからね。

そして、権力と名誉欲を司るルシファー的エネルギーは、霊的な指導者が支配欲にかられたときに、不意をついて彼らを罠に陥れるのです。わたしたちは終わりない権力闘争を繰り広げる世界の宗教の歴史の中にそれを見出すことができます。

さて、ルシファー的エネルギーは人間のすべての領域に影響を及ぼせるのですが、その狙いは人類の意識レベルを低い領域に引きずり下ろすことです。(この点についてはサタン的エネルギーも同じですが)

ですから霊的な指導者はルシファー的エネルギーにとっては最大の敵といってもよいわけなのですが、歴史上の多くの指導者たちが権力に取り憑かれて堕落してくところを見ると、どちらが勝利を収めているかは明らかですね。

実際にわたしは、ある世界的に有名な霊的指導者と言葉を交わしたときにそれを体験しました。彼は突然声のトーンを変え、「わたしはイエス・キリストよりも尊い」と言うだけではなく、「イエスとブッダは幽体にすぎない」といいました。この言葉に付随する翳りのあるエネルギーは、実に恐ろしいものでした。このアストラル界のエンティティは、霊的な教えを与える際には相当額のお金を請求しなければならない、真理はお金で売るべきだと主張しました。彼はまた、実業家はイエスやブッダよりも意識が高いと述べました。

この霊的指導者が誰であるかは明らかにされていませんが、誰なんでしょうね? まあ、それはともかく突然声のトーンが変わるというところが憑依されていることを示唆しているのかもしれません。また、憑依しているルシファー的エネルギーのことをここではアストラル界のエンティティと呼んでいることも注目です。アストラル界についての博士の言及についてはまた別の機会に取り上げるつもりですが、アストラル界と一口にいってもそこには3つの層があるようです。ここで言われているアストラル界とは、その最下層(意識レベル200未満)である低次アストラル界(またの名を地獄)のことでしょう。サタン的エネルギーもルシファー的エネルギーも、その正体はこの地獄のエンティティ(霊体)です。

世間には自分のことをイエス・キリストの再来であると宣う人や、ブッダよりも偉いと公言している人がいますが、ホーキンズ博士の教えにしたがっているわたしに言わせるなら、イエス・キリストもブッダも人間の肉体が許容できる上限値である意識レベル1000で測定される存在なので、再来はともかく彼らよりも高いところにいるというのは明らかな虚偽です。こういうことを言って恥ずかしくないところがルシファー的エネルギーに憑依されている証拠とも言えるでしょう。

このアストラル界のエンティティは、霊的な教えを与える際には相当額のお金を請求しなければならない、真理はお金で売るべきだと主張しました。

わたしはnoteの著者についてという記事において、霊的な真理を教えることに対価(お金)を求めてはいけないと思っている、ということについて結構くどくどと書いていますが、これについては本当にそうなんですよね。ですので、改めていいますが、霊的な教師であることを"職業"にしている人はその時点でわたしはその人を偽りの教師であるとみなします。そうすると、ほぼほぼすべてのティーチャーやマスターが偽物であると言っていることになるかもしれませんが、実際その通りです。本当に真理を知覚する境地にいたれば、このことは自明であり、説明や理由を必要としません

そういった人々はこの引用文のようにあからさまに「霊的な教えは商品である」とまでは(少なくとも顕在意識では)思っていないでしょう。でも、実際にやっていることはこれなのです。まあ、本を書いて売るとか、いまなら動画で話して広告収入を得るくらいのことはよいと思いますが、そこで留めておけないところがルシファー的エネルギーの影響なのです。

今回はここまでにします。また続きを楽しみにしていただけると嬉しいです。お読みくださって、ありがとうございました🙂



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