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原点に戻る

人間だからこそ

本当は幸せであるはずなのに、何故だか幸せであることを感じられなくなってしまうときがあります。今の自分に「こんなはずじゃなかった」なんて、酷いことを言ってしまったときがあります。

ふとした時に、つい口にしてしまったんです。「あの頃は良かったなぁ」なんてことを自分が口にするものだから、なんだか、悲しくなってしまったんです。だって、今の自分が存在を否定されたような気がしたからです。

人には、どんな状況であっても、適応する能力が備わっているそうです。だから、仕方がないのかもしれません。

今の自分がどんなに幸せであっても、その幸せに慣れてしまうと退屈だと思ってしまったりしてしまうのも。今の自分がどになに豊かであっても、その豊かさに慣れてしまうと、満たされないと愚痴をこぼしたりするのです。それに、人生の中で、上り調子のときはどうしても欲張りになってしまうし、下り坂になった瞬間、大事なことすら見失ってしまうものです。心は移ろいやすいのです。

でも、これをそうなってはいけないと自分に言い聞かせるなんて無理なことなんです。人間だから仕方がないと受け入れた方が良いと思うのです。

だから、自分が幸せであるのに幸せを感じられなくなってしまったり、欲張りになってしまった時や、満たされないと不満を感じた時に必要なことがあります。

それは、子供の頃から教えられてきたことであります。

「初心に返る」ことなんです。

原点に戻る

自分の原点はどこにあるのかと探してみたときに、様々な場面が浮かんできました。友と言えた人と夢を語り合った場所。社会人になって、はじめて飛び込んだ場所。色んなことを経験させてもらえた場所。苦しかったけれど、自分が一番成長することが出来たような気がする場所。人生が変わるきっかけとなった場所。あるいは、決意を固めることが出来た場所。

これは、ひとそれぞれだと思うのです。何を大切にするかどうかの価値観の違いだと思うからです。

でも、間違いなく言えることは、過去の自分と今の自分を比べると、確実に今の自分が成長することが出来ている部分があるということです。もちろん見方によっては、何も変わってはいない部分もあるかもしれません。ですが、確かに変わることが出来ている部分はあるのです。

だから、原点に戻ることで、その成長を感じることで、自分を認めることが出来る場所でもあります。

また、今の自分に、大きなヒントをもたらしてくれる場所でもあります。原点に戻ることで、当時の自分と会話することができるからです。その対話で、忘れていた思いを思い出すことが出来るのです。

あの時になりたかった自分になれているだろうか。今の自分の姿を見て、あの時の僕は喜んでくれるだろうか。そんなことを自分の原点に戻ることだで、当時の自分の状況や思いを思い出すことが出来るのです。

当時の僕はというと、自分が誰よりも不幸なんだろうと思っていました。本当に自分には何もなかったんです。ですが、今の僕は愚痴や不満はあるものの、あの時の自分と比べたら、自分がどれだけ幸せなのかと実感することが出来るのです。

当時の僕が見ていた世界と、今の僕が見えている世界は、本当に別ものなんです。確かに、色んなことが目まぐるしく変わってしまう世界ではあります。ですが、心が変わることが出来たことで、こんなにも世界の見え方がかわるのかということが実感することが出来たのです。

過去に踏みとどまることは、あまり良くないものであるのかもしれません。ですが、ときどき、原点に戻ってみて、今の自分の場所を見直してみることは、とても大事なことだと思います。


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メルシー

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