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Mercari Design Talk #1を開催しました

こんにちは、メルカリ UX Designチームのshizukaです。

2023年5月25日に開催した『Mercari Design Talk #1』のイベントレポートをお届けします。ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。
ご都合が合わず、参加が出来なかった方に向けて、イベントの一部を知って頂ければと思います。

今まで、デザイナー主催の定期イベントは開催していませんでしたが、今後定期的にイベント開催予定です。
第一回目は『はじめて伝えるデザインチームの裏側』というテーマでお話させてもらいました。

当日の流れ
 オープニング / Openings
 デザインチームのご紹介 / Introduction to the Design Team
 パネルディスカッション / Panel discussion
 QA セッション / QA session
 クローズ・募集職種紹介 / Closing and Hiring Positions @Mercari

デザインチームのご紹介

イベント冒頭ではデザインチームの構成や、ミッション、デザインの領域、開発チームの関わり方についてお話ししました。この記事では前半の部分をご紹介します。

メルカリのグループカンパニーの中で、デザインチームが存在しているのは以下の3つです。

  • 日本版のメルカリで、売る買うの体験をデザインしているチーム

  • 日本版のメルカリで、ペイメントやクレジット事業のデザインをしているメルペイのデザインチーム

  • アメリカ版のメルカリで、全体の体験をデザインしているチーム

今回ご紹介するのは、日本版メルカリでの売る買うの体験をデザインしているチームです。

Experience Designチームは、UX DesignチームとCreative Designチームの2チームで構成されています。

UX Design チームは、プロダクト(アプリとWeb版) の売る・買う体験全体を担当しています。約15名のUXデザイナーと4名のUXリサーチャーが所属しています。

Creativeチームは、キャンペーンやテレビCMなど、複数メディアのマーケティングコミュニケーションや、メルカリ教室の体験など、アプリ内外のお客さまとのタッチポイントのクリエイティブを担当しています。

約10名のメンバーが所属していて、グラフィックデザイナーやビデオグラファーなど様々な職種のメンバーがいます。

チームは分かれていますが、メルカリの一貫したブランディングを目指して協業しながらお客さま体験をデザインしています。

メルカリの体験全体をデザインし、スケールの壁をこえることが私達のミッションです。
メルカリというアプリを中心に、さまざまな部署やグループ各社の新サービスとも連携しながら、世界中の個人と個人をつなぎ「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」ことを目指しています。

このミッションの詳細は、下記のサイトでご紹介しています。
是非ご覧ください。


パネルディスカッション

パネルディスカッションセッションでは、いくつかのテーマを元に各メンバーが回答していきました。一部をご紹介します。

[Q]デザイナーは誰と、どんな仕事をしている?(UX Design)

UX Designチームでは、メルカリでは登録する・売る買う・探すなど、お客さまの体験ベースごとに分けられた開発チームで機能開発やUX改善を行っています。
それぞれのチームでお客さま視点の価値提供を目指し、デザイナーは、PM・ UXリサーチャー・エンジニア・アナリストとコラボレーションしながらデザインプロセスに沿った検討を推進しています。

また、デザインチームでは実装フェーズだけではなく、ビジネス機会の探索や戦略、お客さま体験のコンセプト作りも含めた、サービス開発プロセス全体に貢献できるチーム作りを進めています。
重要なステップに、より自分たちの工数を割けるように、また良いUXによる価値提供の責任をリードするために、やるべきこと・やらないことを決めることなども各デザイナーには求められています。

[Q] デザイナーは誰と、どんな仕事をしている?(Creative)

Creativeチームには、Graphic/Web/Movie/Writingのメンバーが所属し、施策内容にあわせて、他チームのメンバーとコラボしながら制作をしていきます。

マーケティング領域であれば、キャンペーン・Webやマス広告関連。
Biz領域であれば、メルカリステーションやポップアップショップなどのオフライン施策。
コーポレート領域であれば、IR資料やサスティナブルレポート・コーポレートサイトなど。

UX Designと共に、Brand Definitionの策定・ガイドライン整備・Creativeアセットの開発も行っています。

[Q]デザイナー同士の交流はある?

UX Designチームでは、Design Reviewを毎日開催しています。
そこには、担当デザイナーだけでなくPMやエンジニアも同席するケースもあります。どういう戦略で進めるかの大方針を話す場合もあれば、UIの細かい表現や、デザインのゆるい壁打ちの場所としても利用できます。

その他に、チーム内勉強会を月1回開催していて、最近行ったリサーチの共有や、メルカリのブランドの理解を深める会、アナリストチームのメンバーを招いた数値の見方の勉強会をするケースもあります。
また、このDesign Blogは全社デザイナーでスケジュールを決めて運用しています。会社の規模が大きくなってきたので、一種の社内報的な役割もあります。

また、毎月月末はTGIF (Thank God It’s Friday)として、チームメンバーでミニゲームをしてお茶会を開催したり、3ヶ月に一度は対面でのオフサイトも開催しています。

チームの雰囲気に関しては、こちらの記事でもご紹介しています。

QAセッション

[Q] UX Metricsについてどんな活動をしていますか?

サービスの成熟に伴って、提供する体験やターゲットとするお客さまセグメントが徐々に広がり、機能改善や新しい体験の提供ひとつひとつが、本当によいお客さま体験につながっているのかを計測することが難しくなってきます。ビジネスにおけるKPIとデザインを繋ぐことを目的に、体験を計測することができるデータの収集・解析を進めることができるフレームワークづくりを進めています。

[Q] ビジネス目標とのズレはどうしていますか?

メルカリの中ではビジネス視点とお客さま視点が真正面から戦うという構図はあまりないと思います。ただ、さまざまなビジネスチームごとにフォーカスしているお客さまセグメントが異なる時に、メルカリとして何を優先するべきかの議論になることはあります。
最近メルカリのブランドやDesign Principleを再定義する活動をしましたが、その目的はメルカリとして提供したい体験はこう、という言語化をすることで、視点のズレからはじまる議論をより効率的に進めるためです。
ブランドとDesign Principleの再定義の活動についてはブログやイベントで共有していきたいと思います。

[Q] Design Systemについて教えてください

こちらの記事で、Design System導入についてご紹介しています。
是非ご覧ください。

[Q] Creativeチームは採用していますか?

現在は、募集枠はありませんが、今後オープンする可能性はあります。
募集枠がある場合は、こちらのBlogでもお知らせしていきます。

[Q] 実際の施策について教えてください

メルカリ全社のはたらく人を紹介する『メルカン』でも、実際にどうやって施策を進めているかご紹介しています。是非ご覧ください。

最後に


今回は、『Mercari Design Talk #1  はじめて伝えるデザインチームの裏側』というテーマでお送りしました。次回開催の日程は未定ですが、定期的にイベントを開催予定です。

他にもたくさんの質問をいただきました。回答しきれなかったものに関しては、今後もブログやイベントを通してお答えしていきたいと考えています。

募集要項

現在、メルカリでは一緒に働いて頂ける方を募集中です。
ご応募お待ちしています。