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値上げの影響で外食する前に一旦考えるようになってきちゃいましたね
昼食にファーストフードで500円(ワンコイン)を基準に考えている人にとっては大きな分かれ目となる可能性が高いらしいです。
中々興味深い記事でした。
記事を書いている方の考え方が自分(メルカ)の感覚と近くて結構 共感できるものでしたね。
内容をぎゅっとまとめると
値上げの幅は企業の価格設定によってまちまち。
客離れに繋がる値上げ率の理論が存在する。
物価の値上げは仕方ないにしてもお客さんからしたら自分の予算との兼ね合いなので極論食べるお店を選択する時には企業努力とか関係ないと感じている。
お客さんの予算と企業の経営を天秤にかけてバランスの取れた適正金額を提示できた企業が顧客満足度の高い企業ということになる。
適正価格というものは当たり前にできていて当然のようでいて中々難しいものです。
常に自分の企業以外とも見比べなくてはならないですから。
ライバル企業も同じことをしているので如何に出し抜けるかを模索し続けなくてはなりません。
やりすぎてしまうと自分の会社の基盤を支えられなくなりますし、かといって強気の姿勢で高価格帯に設定できる企業も限られてきます。
外食のファーストチェーン店なんかは値上げの煽りをモロに受けています。
記事では有名チェーン店の例をいっぱい挙げています。
吉野家は牛丼(並盛)が426⇒448円。(持ち帰り419⇒440円)
餃子の王将はギョーザ286⇒297円。チャーハン528⇒550円。
ミスタードーナツはポン・デ・リングが120⇒140円。
マクドナルドは3月の110円⇒150円に3割以上もアップ。
そしてなんとサイゼリアが………値上げしていません。
え?どーなってんのサイゼリア?
…と、ここで自分はサイゼリア上げ記事かーと思いました。
でもそうではありませんでした。
確かにサイゼリアはすごいですし、筆者も並んでいるサイゼと空いているガストを見比べてサイゼに入ったと言っていますが、それだけでは終わりませんでした。
記事では急な値上げによりお客さんが付いて行けない可能性があることや、値上げによる利点にも言及しています。
ビジナスマン(お昼にどこか適当なお店で昼食を摂る人)のお客さんの予算は全国的に見て大体500円前後と言われているというかデータが出ているそうです。
多分一番高い東京の中心辺りだと1000円前後です。あくまで全国平均です。
自分も以前 新宿で働いていたことがあり、お昼に500-1000円前後で食べに行っていました。
さくら水産とか富士そばとか同僚とよく行っていましたね。
ちなみに前にnoteで書いた「つけ麺屋 やすべぇ」もこの時に知ってよく食べていました。
よければマガジン「食べログ」も覗いてみてくださいな。
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話を戻すと「別に食費がいくらかかっても構わん」って人ではない大体のお客さんは自分の予算で行く店を決めるのですから、今回2022年10月の大幅値上げによりそれまでと違った選択をする人も増えるのではないかとのことです。
たとえば今までたまにお昼にマクドナルドのランチを550円で食べていた方が、たまたま夜に食べたくなって行ったら同じセットが710円だったとしましょう。
その時はマクドナルドの口になっているので買って食べるでしょう。
でもその後からはお昼であろうともマクドナルドへ行く足取りというか敷居が高くなることはなんとなく理解できるのではないでしょうか。
元々 夜は670円くらいで710円に値上がりしたと考えたらそこまで言うほどの値上げではないのですが、500円台、600円台、700円台と考えると2段階上がったように感じられます。
ハンバーガーも110円(2022年前半)だったと思って久しぶりにマクドナルドに行ったら150円(2022年後半)だったら今後も買い続けるか考えちゃいますよね。
昼と夜を混同(混合?)していますし、ちょっと極端な例だったかもしれませんが要は刷り込みというやつですね。
(最近マック全体的に上がりすぎだよな。まぁやめとくか。)
マクドナルドは意外と最近高いし最初からパン屋やコンビニでいいかとなる心理が生まれる可能性があります。
企業によって値上がり幅に差が出てきたことで、日本全体をマクロで考えてみて多くのお客さんの外食の選択肢がリセットされ再構築される可能性が高いということです。
今後の決算などで明らかになっていくことでしょう。
そして値上げにしたのに売り上げが上がる企業も出てくると思います。
そのからくりは今まで500円台で食べていたお店が600円台になったのをきっかけに選択肢から外して別のお店を探した結果、そのお店では200円⇒300円台、もしくは300円⇒400円台に上がっていたけど600円よりかは全然お得なのでそちらに切り替えた…というようなことです。
もちろん600円台のお店の料理も好きなので毎日じゃないでしょうが、日々の割り合い的にそちらのお店に行く機会が増える可能性も高いと見なせるということです。
つまり…サイゼリアが普通に勝つ可能性が高いというのはこういうことです。
もちろんサイゼも値上げの影響は受けているでしょう。
どういうオペレーションになっているんですかねこの企業。
吉野家だって何だかんだワンコイン未満の448円。
卵つけて大体ワンコインで食べる人もいるでしょう。
ミスタードーナツ(ミスド)なんかはどうでしょうね。
今まで1回5-6コ買って1000円だったのが1200円になったとします。
じゃあ4-5コで1000円でいいかとなっても不思議ではありません。
…なんかDポップ食べたくなってきた。今は8コでドーナツポップって言うんでしたっけ。
サイゼリヤのランチメニューのハンバーグステーキセットは500円です。ガストは10月6日から値上げし、超都心と都心、地方の3つのブロックに分けて価格改定を行いました。主力商品のチーズINハンバーグは都心価格で824円です。
サイゼリヤは500円予算で食べることができますが、ガストは1000円予算のランチです。サイゼリヤはサラダ、スープがついて、ドリンクバーをつけても610円です。ここまでついても500円予算のままなのです。
サイゼリアは1980年から約30年間主力商品の値上げを実施していないそうです。
今時レストランのセットでクーポンも何もなしで610円って大分 異常な気がしますw
いずれうまい棒と同じように値上げすることは予想でしますが、ここまでの企業努力は異常と言えるでしょうね。
なんか従業員の不満や経営の問題点が浮上してニュースにならないと良いのですが…。
人件費、インフレによる値上げ、これらは従業員の給料が上がれば日本全体での給料も上がっていくので徐々に上がることは良いことです。
30年前まで日本の物価は高いと言われていましたが、今では日本の物価は安いと言われています。
世界の主要国の物価は徐々に上がっているのに日本は変わらないから相対的に日本の物価が世界的に低くなってしまったからです。
そしてアメリカのドル高による世界への影響が強いこの2022年に円安が進み今回このような全国的な値上げに発展したのですが、日本はまだマシです。
むしろ成長していないから利上げによるダメージにより崩れると思われていた日本の底力が発揮されているようですね。
コロナ禍で外国の投資家も日本から逃げていっていたんですが、意外と耐えてる日本を見て「あれ?」となっているみたいです。
というよりも日本よりも中国や韓国、後進国や発展途上国の状況がひどすぎるのでそちらの方に目が行っていますね。
1.5倍から2倍に上がっているのも普通な国がある中での日本のこれなので日本の各企業の体力や機転はすごいですよね。
ユニクロも日本の低迷を見ての海外戦略への切り替えで過去最高益を出しました。
日本の商品レベルが評価されていて外国で売れることの証明となっています。
日本人に向けた日本企業も潰れて外国企業が入ってきてその産業が乗っ取られたりしないように頑張ってほしいと思っています。
今回はこんなところでノシ
メルカ
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