倒れているバス停を善意で直してはいけない時がある
台風の威力は凄まじいですね…という話ではありませんでした。
いや台風は関係しているのですけれどねw
結論から言いますと、こちらの倒れているバス停は台風により倒れたのではなく、台風によって勢いよく倒れたら危ないから予め倒しておくという台風対策でした。
「バス停が倒れていたので直しときました」
これをTwitterなどを中心に善意の悪魔と呼ばれているそうです。
善意や良いことというものは時に余計なお世話となってしまうことがあります。
良かれと思ってご高齢に電車の席を譲ろうとしたら逆に怒られたり、片づけられない人の部屋を片付けたら「必要な物の位置が分からなくなった」と言われたりします。
ですがこれは個々人の個性の違いが関係していることなので今回のとは若干趣が違います。
この事例は災害対策の一環としての意味があるので共通認識として立て直さなくていい状況ですよね。
でも道端にバス停が横たわっていたら立て直そうとするのも常識的に考えておかしなことはないですよね。
張り紙でもあれば良かったのですが…
…もちろんありました。
Twitterでは6万件以上のいいねが付いているので検索すればすぐ出てくると思います。
「バス停が倒れていたので直しておきました」とバス事業者に連絡がいってしまうことが多すぎるとのTwitter投稿者の談。
バス事業者は9/18には2人がかりで倒す作業を延々行っていたそうです。
でももう50年以上続けていることなだけに知っていた人も多かったと思います。
思い返してみるとどこかで何度か見た憶えがあります。
台風すごいなぁくらいにしか思っていませんでしたが、いつもそこにはバス関係者の苦労があったんですね。
台風14号はすでに温帯低気圧に変わり過ぎ去りましたが、今後のために頭の片隅に記憶しておいた方が良いかもしれないですね。
日本の安全基準が高い理由がまた一つ証明されました。
今回はこんなところでノシ
メルカ