処方箋の処方に時間がかかる理由

病院で診察をしてもらい調剤薬局で薬を貰うという一連の流れの中でなぜ処方箋を貰うのに時間が掛かるのか疑問に思ったので軽く調べてみました。

ぎゅっとまとめると

調剤薬局とは病院から発行された処方箋を元に薬を取り出したり調合して売ってくれる薬局のこと。
伝言ミスや患者と医師とのやり取りにより正確な薬を渡して良いのかの齟齬があってはならないので、なぜこの薬が必要なのかを責任を持って二重チェックする役割を担っている。
処方箋に病名が書かれていない理由は薬の効果を薬剤師がその薬と関連した病気であることを患者と一緒に再確認することで誤薬を回避するため。

病院と薬局は切っても切り離せません…が、離れていることも多いです。
小さいクリニックなら処方してくれることもありますが、同じ建物内の別の薬局だったり、そこにはなくて近くの調剤可能な薬局を探してそこで処方箋を出して買ってくださいといった形まで様々です。

ちなみに最近は処方箋の有効期限は4日です。
当日含めて4日です。土日関係ありません。
それを過ぎたら再度病院に行って診察してもらわないといけません。
やむを得ない理由があれば医師と相談の上、変更が可能です。

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この処方箋、もし間違っていたら薬局が問題視されます。
信用問題は勿論のこと、単純に医者が指定した薬ということは効果が強いし副作用の可能性も強いので病気の改善どころか悪化や命に関わる可能性があるからです。
容量、使用期間の確認、病状の現状を聞かれるのはこのためです。
医者が微妙だと感じたら相談窓口がある(薬局による)ので相談すると良いでしょう。

自分は医師と普通の診察をしてもらって、その後 薬局で薬を貰う時に薬剤師さんに
「あ、まだ残薬(使い切れずに残っている薬)があるので3日分減らしてください」
と言ったことがあります。
すると職員さんは「はい、じゃあ減らしときますねー」とはなりません。
まず医師に連絡して減らしても良いのかを確認します。
だから医師の診察後に処方箋を出してもらう前に言っておいた方がいいです。
薬代が少し安くなるからと軽い気持ちで後付けで言ってしまうとその分、時間も手間もかかってしまいます。

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医師はその辺の薬局で売っている…いわゆる市販薬よりも強い薬を処方することができます。
なので医師は慎重に薬を処方します。
調剤薬局も慎重です。
その慎重さは日本の医療レベルの高さや安全度の基準であり数多くの命を救っています。

逆にこの辺が適当な医師や薬局は要注意です。

処方箋の処方に時間がかかるのは
「面倒くさいな。さっさと薬出してくれよ」
ではなく
時間がかかる分だけちゃんと確認してくれているんだ
と考えるべきでしょう。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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