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テレビの終わりがほぼ確定らしい。元TVディレクターYouTubeにて。
TVはもう詰んでるらしい…。
中々興味深いYouTubeだったので取り上げてみることにしました。
実はメルカはTVを断って10年以上経ちます。
ネットがあるので特に困ってはいません。
TV派の人はいつもこう言います。
「ネットだけだと情報が偏るからなんだかんだTVは必要。」
そろそろ苦しいのはないでしょうか?
TV派の方々は
「ラジオは被災時など緊急時にも必要だし絶対に一家に一つはなきゃダメでしょ!」
「駅の伝言板は絶対になくしてはいけない。非常時に役立つから全ての駅に必要です!それに人の想いや情緒を育むのにも役立ちます。」
という昔の人の声に素直に頷いて行動や所持しようと思いますでしょうか。
「それは極端な話で、映像+声の媒体で一番 一般普及しているのがテレビなのだからこれからもテレビはなくならないし必要です。」
という声も聞こえてきそうです。
一応 納得はできます。
でもテレビそのものがその流れを悪い意味で変えてしまいました。
そう。
TVのネット進出です。
この禁断の果実をかじってしまったが為にテレビは衰退に追い込まれているというのです…。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
元テレビD さっきーch 〜テレビで言えないテレビの話
というYouTubeチャンネルがあります。
まだにわかな自分はそこまで詳しくないのですが、どうやら元テレビディレクター…つまりTV業界に長くいたTV事情に詳しい人のチャンネルですね。
さっきーさんによると、テレビは終わり確定だという事みたいです。
この14分くらいの動画をまとめていきます。
………
2020年くらいから起死回生の手を打ち続けてきたTV業界だが全て裏目に出ている。
2020年からスポンサーが年齢 性別などに対してピンポイントでお金を出しやすいようにと個人視聴率を出すようにしたけど、番組側が今まで以上にスポンサーの顔色を伺うようになってしまった。
具体的にはスポンサーが購買を見込める10-40代をターゲットにしていたことにより番組の視聴率が死ぬほど下がりました。
だって本来のTV世代ってもっと上の高齢層ですからね。
じゃあ若者が見るのかというと焼石に水でむしろ下がってしまった。
結果、若者は順当に見なくなっていき高齢層も興味なくて見なくなっていった。
TVerなど日本国内向けのネットでテレビ配信するサービスがあるのでそれで良いじゃないというとそうでもない。
なぜならネットの広告はテレビの1/50以下だから。
なぜネットの広告はテレビより低いのか。
それはテレビの価値は「同時視聴で同じCMを観ること」に価値があるから。
ネットでテレビの良いところをチョイスすることで食らいつこうとしたTVerはリアルタイムネット視聴を実施します。
これもいつでも見れることが売りのネットと相性が悪かった。
さらにネット視聴を始めたことで元々のテレビ視聴者がネットに流れるようになってしまった。
じゃあネット配信をやめてテレビに絞ろうと思ってももう無理。
違法アップロード対策の意味もあるのでもはや後戻りできない。
それにネットばかりになると単純にTVが売れない。
しかも今のテレビはYouTubeもネットフリックスも観れます。
すでにどのテレビ局よりもYouTubeの方が見られているという結果もある。
※6-8時、19-21時などのゴールデンタイムを除く
テレビだけでこれなのでスマホやPCを合わせると圧倒的にテレビ自体が必要ないと思われてきている。
そうなると今話題のチューナーレステレビの価値が上がってくる。
肝心のゴールデンも視聴率が2020年以前の1990年代は70%、2020年で62%、2022年52%と下がっていることから裏目に出たのは明らか。
日本ドラマなら勝負できるかもしれないけどネットフリックスとごたついているし再起は難しい。
………
つまり、テレビを盛り上げるのはもう難しいというか詰んでるといった感じです。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
商品を売りたいスポンサーにとってYouTubeなどネット動画の良いところはピンポイントでコアな視聴者に向けてCMを流せることです。
車の動画を出している人に車のCMを出して、お金関係なら経済系のCM、釣りなら釣りのCM、旅行なら旅の良さのCMなど分かりやすいターゲットに向けて広告を出せるからですね。
日本はNHKのスクランブル化の議論になると急に動きが鈍くなることなどでも分かる通り利権が絡んでいると変な決まりが通ったり出る杭が潰されたりします。
でもYouTubeはアメリカの会社です。
日本は簡単に手を出せないのです。
日本発のものが世界に拡がりにくい原因ですよね。
挑戦が少ない。
時間を掛けて日本の内側から拡がっていった漫画やアニメは特殊です。
挑戦よりも失敗のデメリットを強調する風潮があるので出発点として弱いんですよね。
いよいよ主戦場はネットになります。
テレビ業界が細くなっていくことでどうなっていくんでしょうね。
なくなりはしないでしょうが、ラジオくらいの知名度になっていくことは十分に考えられます。
ラジオもなくならないし。
今回はこんなところでノシ
メルカ
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