ロシア国民に対するロシア政府の対応のリアル
今回はロシア国民の視点にフォーカスしてみます。
ロシア政府の公式発表によると戦争は起きていないそうです。
連日ロシア・ウクライナ戦争の報道が目まぐるしく感じますが、ロシア国内の様子はどうなのでしょうか。
今回は日本に住むロシア人女性YouTuberラナさんの動画から抜粋してみます。
3/3にYouTubeを上げたラナさんはロシアに住むご家族から衝撃の事実を聞かされたと暴露しました。
3/2 にロシアに住んでいるご家族とやっと電話が繋がり話をされたようですが、要約すると
ロシアメディアでは
ロシアはウクライナの一般人を一切攻撃していない。
ロシア軍がウクライナ人と遭遇するとウクライナ人は
「待っていた。早くウクライナから私たちを助けて下さい。」
と やり取りをしている映像がTVで流れている。
ネット環境がない人は信じてしまう。
真実を知っている人はデモをしているが、法律によりたとえ警察との接触がない人でもすぐに捕まえられてしまい刑務所行きに。
戦争開始時から1週間経った今では既に6000人以上の人が捕まっている。
なので外出をする人が減った。
1人で外を出歩くだけでも子供が「戦争反対!」と言うだけでも普通に警察に掴まり刑務所行きになるとの事。
虚偽情報の禁止という法律ができて、ロシア国内で流れている情報と違ういやゆるフェイクニュースだとロシアが判断した場合は15年の禁固刑。
ウクライナへの支援を発見したら20年の禁固刑。
日本に住んでいるとはいえラナさんは顔出しをして配信をしており、ロシアのパスポートも持っています。
ロシア人というだけで差別の対象や何かしらの害になることをされてしまう危険もあるでしょう。
視聴者の99.9%は日本人とのことですがとても勇気のある行動だと思います。
日本は海外ほど極端な嫌がらせをする人は少ないは不幸中の幸いです。
国によってはこんな放送をした翌日に家に暴漢が来るなんてリスクも普通にあり得ます。
そうは言ってもそんな日本ですら日本在住のロシア人への誹謗中傷は日に日に増えているのは事実です。
ネットでもリアルでも嫌がらせがあります。
ネットでは色んな視点から情報を得られるネットリテラシーの高い日本人も多く擁護する声も多くありますが、例えば顔出しをしていてお店を運営している人や学生間では生まれがロシアというだけで嫌な思いをする人も増えています。
ロシア国籍の人は例え海外に住んでいてもロシアで作ったビザ・マスターカードが使えなくなったり日常での銀行でのやり取りで拒否されたり不利益を被っている人も少なくないでしょう。
戦争が終わったとしても遺恨は残ってしまうでしょう。
ウクライナ国民も避難を強いられているし、ロシア国民も覚えのない被害に合っています。
それにウクライナに近い国の人も怖い目に合っています。
上記のラナさんの友人にウクライナの下にあるモルドバという国生まれの日本のYouTuberコニーさんも自身の想いや家族や友人の安否、家族知り合いの避難状況などを語ってくれています。
モルドバはココです。
こちらにも来るのではないかとルーマニアなどに避難しているそうです。
モルドバにいると毎日 砲弾の音も聞こえてきて気が気ではないそうです。
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ロシアではプーチン大統領は1991年のソ連崩壊を経験している30代以上とそれ以下の戦争未経験の若者との間での認識の違いがあるみたいですね。
2月初めのプーチン大統領の本当かどうかはとりあえず置いておいて支持率70%を越えています。
ソ連崩壊時のロシアの生活は苦しかったけどプーチンのおかげで立て直せたと経緯を含めてプーチンに心酔していると、ネットの情報はフェイクに見えるそうです。TVの国営放送だけ信じる感じ。
若者は戦争を知らないし、ネットをよく見るし2つ以上の角度から物事を見るのが普通で自由を求めるので「なぜ自分はロシアに生まれてしまったんだ。」と戦争に対して否定的な様子。
ロシアでは都市部以外ではTVと新聞が主な情報取得手段なので、大半がそういう状況だと現状の認識に偏りが出てしまうのも納得してしまいます。
なので戦争に反対している情報強者が比較的に少ないことも大きな要因として挙げられてます。
それにロシア政府に逆らうことは文字通りの死を意味していますから、ロシア国民のデモ程度では国家転覆するまでには至らないのでしょう。
今までこんなこともたまたま教育課程の歴史で習わなかったりロシア人の知り合いがいない日本人の多くは知らなかったんですね。
2014年ロシアがクリミアに侵攻した時もロシア国民はウクライナに苦しめられていた人々を救ったという認識。
今回の侵攻もウクライナの一般人を助けに行っているという認識。
TVでウクライナの一般人が被害にあっていると、ウクライナが一般人を盾にしていると報道。
そんな最悪の状況化ですが、クレジットカードが使えなくなったりルーブルの急落によりじわじわ国民の認識が変わっているような兆候も出てきているそうです。
3/9 にこのnoteを書いていますが、ラナさんがご家族と話された3/2から更に1週間経った今でも戦争は続いています。
暴力による恐怖が早く収束することを願っています。
今回はこんなところでノシ
メルカ