自分がなぜ子どもを苦手に思ってるのか考えてみた
物心着いた時から自分より年下の人を苦手だと感じていた。
親戚の中に自分より年下の人はいなかった。
兄弟もいないまま育った。兄弟を全く望まなかったので、親から妹や弟がほしいかを聞かれても絶対に嫌だと言っていた。
今でも子どもに対しては苦手意識がある。
何故こんなに子どもに対して苦手意識が強いのか考えてみた。
交流の地獄
保育園で年長だった時、年少クラスの人との交流する時間が定期的にあった。
周りにいる、まだ赤ちゃんだと思われる人達。
その人たちをおんぶ抱っこして遊んでる同じ年長クラスの人達。
なぜ触れられるのか、なぜ遊べるのか、などと疑問に思っていたし、それ以前になぜそんなに楽しそうにしてるんだろうと思っていた。
自分でも自覚はあったが、自分は嫌悪を示す表情をしていて、心の底からこの状況を地獄だと感じているのが周りから見ても分かるような状態だった。
自分はおそらくその時からマイペースに生きていて、自分のペースを乱したり、話が通じなかったり、自分のレベルに着いて来れなかったりする人と関わるのは厄介だと感じていたんだと思う。大人しかったので、騒いだり駄々をこねたりすることも無かったが、内心ではずっと嫌だと思っていた。
年下に対する苦手意識は、小学生になっても変わらなかった。
小学校高学年になってから、低学年の人との交流や面倒を見るような行事が増えた。心に黒く憂鬱なものが渦巻いていた。
遠足で低学年の人と手を繋ぐことを、嫌と思うよりも、自分が触れていいのか、どんな話をしたら喜ぶのかもよく分からなくて困り、結局何も楽しませるようなことは出来なかった。
妊婦を目の前にした時に固まる
その苦手意識は、妊婦に対しても感じていた。
学校の先生に子供が出来た時、その先生の周りにみんな集まってお腹を触ったり色々楽しく話していたが、自分はそんなことが出来なかった。繊細すぎる気がして、自分が触れるのがいけないんじゃないかと思ってたし、どんなことを聞けばいいのか、何を話したらいいのかも分からなかった。
親の知り合いの人が妊娠したという時、一度だけその人に会う機会があったが、「お腹の中に赤ちゃんがいるのよ」みたいな事を幸せそうに言われて、そのお腹を見せつけられた時にも心がモヤモヤして、顔にその感じが出ないように無理やり口角を上げていた気がする。
原因は人見知り?
ここまで書いていて思った。
自分は人見知りだが、もしかすると、人だけでなく胎児に対しても人見知りが発揮されていた可能性がある。
話が合えばきっとすぐに打ち解けることは出来るが、まだ言葉の話せない幼い人に対して何か言ったり何かしたりして、初対面なのに泣かれては困るしどうすることも出来ない。そう思ってたから避けたり、実際目の前にした時にも固まったりしていたのかもしれない。
もう大人も子どもも嫌になった時期
中学生になってからも年下に対する苦手意識は、無くなるどころか増していった。同学年の人からは、触れたり見られたりしただけで悲鳴があがったり陰口叩かれたり、消しゴムのカスや紙くずが投げられたりしていた程度には避けられていて、その空気が下の学年まで広まって、会ったことも名前も何も知らない奴らから嫌がらせを受けていたからだ。
中学を卒業して高校に入学するまでは、年下どころか大人も含めた人間に対して嫌悪を抱いていた。しかし高校で何に対しても感想文を求められても思ったことを書き殴れるようになったので、あの闇のような思い出たちには感謝すべきなのかもしれないな。人たちには少しも感謝してない。あくまでそうやって自分の闇を強くしてくれた環境に対して感謝するだけ。もう過去の事なんてそうするしかないだろ。
…あれ、なんの話しだったかな。
未だに子どもが苦手という話
ちなみに今は、自分より2、3歳くらい年下の人までは嫌悪を抱かなくなっている。ただ、明らかに学生っていう人たちには、自分の学生の時の嫌がらせ受けてた闇記憶が蘇って抵抗を感じてしまう。それでも子どもの頃よりはマシになっている。
しかし、子どもに対する苦手意識はあまり変わっていない。
好きに慣れるには、まだまだ時間がかかりそう。
そしてこんな闇を抱えていて子どもにも人見知りしてひきつり笑顔になってしまう自分を親に持ってしまったら子どもに申し訳ないので、今のところ子供が欲しいとは全く思っていない。
どうやったら好きになれるのだろう。
好きになる気が本気であるならとっくになってるはずなので、たぶんその気が未だに無いのだと思うが、
まず、自分と話が合わないとか、レベルが追いついてないからみたいな感じで子どもを苦手だと感じてしまっている時点で、相手に合わせられない自分の方が幼稚なんじゃないかとか思ったりもして、自己嫌悪に陥る。
精神年齢の低い人と関わる時にイライラしてしまうのは、相手が合わせられないんじゃなくて自分が合わせられないのがいけないんじゃないかと思ったりして、更に自己嫌悪に陥る。
もう何がいいのか悪いのかよく分からない。人それぞれで考えも性格も異なるのだから精神年齢が高い低いも関係あるのかさえも。そんな年齢も作り出しちゃってるだけなのかな。
あと、健全な家庭で育っているんだろうなという子どもを見ていると悲しくなってくることがあって、たぶん自分がそういう幸せに恵まれていなかったという感覚があるからだと思う。
子どもは苦手。親戚も喧嘩別れしている人がいる。
そしてそんな親戚や親に育てられた自分の生い立ちも嫌い。
もはや自分のことが嫌い?
なにそれもう全部嫌いじゃん(笑)
(ネガティブを笑ってごまかす)
強制はしないけどいつか子どもに対しての苦手意識が無くなったら…いい事あるのかな。いつか、ね。
推しは愛せるのに自分を愛せない不器用人間、そんな私の名前は夜宵メライです。
詩やイラスト(不定期)を書いてるので、よろしければそちらも見て頂けると嬉しいです。
詩はこちら⬇
詩集(1)「騒朝」|夜宵メライ https://note.com/merai17_yayoi/m/m9b9393d575fa
詩集(2)ひとりバク|夜宵メライ https://note.com/merai17_yayoi/m/m22f6b48d9f62
イラストを不定期にあげてるTwitterはこちら
(深夜帯はラジオ聴いてて騒がしくなりがちかも)